阿倍野・天王寺 なぞ?なぞ!まちあるき


2012年5月26日(土)

「あべてん なぞ?なぞ!まちあるき」というイベントに参加した。
「真田幸村、最後の指令~我が十勇士よ、集結せよ~」という訳のわからないタイトルだ。

「大坂夏の陣で死んだはずの真田幸村が実は生きていた。徳川に反撃するためにアベノ・天王寺エリアに潜伏している十勇士を探し出して合言葉を入手せよ」・・・って、クイズラリーのようなものだとは思うけど、さっぱり想像がつかない。だが、こういう謎めいた歴史関係のイベントは結構好きなのだ。





今日は13時から15時まで、淀屋橋で所用があるので、それまでにチャチャッと片付けてしまおう、と出掛けた。会場では大阪夏の陣の解説などをやっていた。




こいつは何者だ?アベノ・天王寺のマスコットのようだが、何をモチーフにしているのだろう。天王寺の「天」かぁ??




会場で貰ったパンフレットに10勇士が潜伏している場所のヒントが記載されている。これが結構ややこしい。「真田の本陣があった山?」・・・これは簡単、知ってるぞ。「三匹の猿が待つ寺?」・・・ムムッ、どこだ?

立ったまま考えているよりも、ということで、取りあえず昼飯。大盛りカレーをパクつきながら、これから行くべきところを確認。近所をチャチャッと廻るというようなものではない。チェックポイントは天王寺から玉造まで、結構広いエリアに分布している。全てを歩いて廻るとなると10kmくらいにはなりそうだ。

しかも有料の天王寺公園の中にもチェックポイントがある。基本的に入場料が必要となるようなスタンプラリーやクイズラリーは好きではないのだが、天王寺公園の中に入るなんて、おそらく30年ぶりくらいなので、逆に楽しみだ。



冬の陣では家康が、夏の陣では幸村が陣取った茶臼山。実は古墳なんだよね。
茶臼山、天保山、真田山、昭和山、鶴見新山が大阪5低山と、聞いたことがある。聖天山、蘇鉄山が入って大阪7低山というような異説もあるが、ついに、これまで唯一未登頂だった標高20mの茶臼山を制覇した。





茶臼山付近から見た天王寺駅方面。超高層ビル(ハルカス)が順調に建設されているようだ。




安居神社の真田幸村像。夏の陣で、家康を討ち取ることはできなかったが、やるだけのことはやった、という、死を前にしてのある種の達成感を感じさせる姿である。



ラリーポイントに、十勇士(に扮装した人)がいるのか、と思いきや、十勇士のイラストを描いた看板にキーワードを貼り付けてあるだけだった。キーワードを剥がすような不届者がいないことを祈りたい。




思いのほか、時間がかかったので、クイズラリーを一旦中断。淀屋橋に行き、用事を済まして、3時間後に、また戻って再開。うむむ・・・時間が足りない。

真田山近くの三光神社の真田幸村像。こちらは、冬の陣の幸村をイメージしたものだろう。左下は伝説の抜け穴。何度も訪ねている神社だが、いつの間にやら、社務所が砦のような外装になっていた。なかなか雰囲気があっていいぞ。



ところが、結局時間ぎれ。タイムリミットの16時までに天王寺に戻るため、実に不本意なことではあるが、細工谷のあたりからタクシーに乗ってしまった。トホホホ・・・。これではウォーキングになってない。

全ポイント制覇のご褒美は、十勇士のカード。おじさんにとっては微妙な賞品だ。昨秋に関ヶ原古戦場の陣跡ウォーキングでも、武将の名前を印刷したシールを沢山貰ったが、世代ギャップだろうか、周囲の人たちが喜んでいるのが、ちょっと理解できなかった。

ゴールポイントで、最後のクイズ。ラリーポイントでゲットしたキーワードが無いと解けない仕組みになっている。結構手が込んでいるぞ。抽選結果は、白玉(末等)だったけど、それでも色鉛筆セットやボールペンなどを貰った。



ざっと見たところ、会場に集まった半数は若い女性。今年になって、九度山、信州上田、と真田所縁の土地を訪れる機会が続いたが、どこでも歴女と思しき女性たちの間での真田人気を見せつけられた。