泉北ぐるりんスタンプラリー 22(3)鉢ヶ峯

2012年12月15日(土)  

第22回 泉北ぐるりんウォーキングスタンプラリー

峯コース


午前中を中心に雨という予報だったはずが、大した雨は降らず、いつの間にか天気予報も曇りに変わっていた。14時という遅いスタートになったが、栂・美木多駅に降り立った。



本日歩く、泉北ぐるりん「鉢ヶ峰コース」は、栂・美木多駅から東南に、ハーベストの丘まで歩いた後、北に転じて泉ヶ丘駅までの11.3km。泉北ぐるりんによくあるV字コースの典型だ。

泉北ぐるりんに共通する問題点なのだが、3つのスタンプポイントは、①栂・美木多駅(0%地点)、②桜井神社(80%地点)、③すえむら資料館(95%地点)と大きく偏ったものになっている。だから、単にスタンプを3つ押印するだけなら、近道をして3~4kmも歩けば済むのだ。しかし、生活や仕事でのルーズさとは裏腹に、いつも頑なに地図が指示するとおりの道を歩く。



どんより曇った天気のなか、14時過ぎに栂・美木多駅を出発・・・・・・。 いや、ちょっと待て。このまま歩いていくと、「すえむら資料館」の閉館時間に間に合わない。ということで、寸前のところで気付いて、あらためて泉ヶ丘駅まで電車に乗って、コースを逆行することにした。



泉ヶ丘駅からの再スタートが14時半。既に夕方のように日の光は弱い。お気に入りの大蓮公園を南下する。



大蓮公園の中にある、すえむら資料館。泉北ぐるりんでは、毎回ほぼ間違いなく、どこかのコースのスタンプポイントになっている。他のニュータウン同様、造成時に発見された須恵器などが展示・保管されている。面白い展示なんだけど、いつもガラガラなのだ。入口の「無料」の貼り紙が少し淋しい。ところが、今日は学生さんが大勢来ていて、係員さんも上機嫌だった。



桜井神社にやってきた。ほとんど知られていないのだが、ここの拝殿は、堺市内唯一の国宝なのだ。神社で国宝になっているのは、府下では住吉大社と桜井神社だけなのだ。拝殿に床が無く、通路になっている、割拝殿と呼ばれる型式で、鎌倉初期のものだそうだ。



割拝殿の中の通路を抜けると、内拝殿がある。



桜井神社から、田んぼの中の一本道をひたすら歩く。このコースのウリは「パノラマビュー」なんだけど、殺風景とも言える。四方に何も無く、遠くまで見渡せる。車もほとんど通らない。



広大な堺市公園墓地にやってきた。どういう仕組みなのか、よく判らないのだけれど、お寺ごとに墓地の区画が割り当てられているようだ。



公園墓地の近くにある法道寺。7世紀に創建された古刹だ。以前は、この法道寺とか、堺自然ふれあいの森、とかが、スタンプポイントになっていたように記憶しているんだけれど、何かの事情でスタンプを置いて貰えなくなったのかなぁ・・・。



ハーベストの丘にやってきた。自然や動物に触れあったり、パンやソーセージを作ったり、観覧車に乗ったり、そこそこ人気があるところだと思っていたんだけど、園内や駐車場を覗きこむ限り、ひどくお客さんが少ない。寒いからなのか、もう夕方だからなのか・・・。



ハーベストの丘から見た、栂・美木多方面。手前にズラリと並んでいる集合住宅が御池台。ゴールの駅は、その3倍ほど向こうになる。曇り空と迫りくる夕暮れのため、景色が霞んで見える。



御池台からは、緑豊かな快適な歩道。信号も、車道横断も無い歩道が、栂・美木多の駅まで、3キロ以上続く。



車道とはすべて立体交差。尾根に作られた歩道を歩きながら、自然に車道を跨いでいくことができる。街中の歩道橋のように、階段を上り下りすることもない。



さらに、歩行者道と自転車道に区分されている。歩行者にも自転車にも優しい、贅沢な設計だ。



栂・美木多駅に近づくにつれ、雨が降り出した。もう雨は無いと、傘なんか持ってきていないのに、小雨とは言えない降りになってきた。

帽子も服も、しっかり濡れてしまったが、17時過ぎに栂・美木多駅に無事到着。すっかり真っ暗になっていた。駅前のショッピングセンターでは、クリスマスイルミネーションが煌めいていた。



こちらは、3時間前に一旦栂・美木多駅から出発しようとした際に撮った写真。夜と昼では随分雰囲気が違って見えるものだ。



悪天候と遅いスタートによる問題発生は想定内だったけれど、想定外だったのが、選挙カーの連呼。明日が衆院選投票日だけに、各候補は懸命の追い込みだ。駅前の立会演説やビラ配りはともかく、歩いている間、ほぼずっと、投票を求める連呼を聞かされ続けたのには参った。


まとめ


歩行距離   11.3km
所要時間   156分 (2時間36分)
歩数      15600歩 (しっかり13700歩)