ハーバーランドの日 スタンプラリー

2013年8月4日(日)


8月の第一日曜日は「ハーバーランドの日」となっていて、ハーバーランドの各施設が連携して、様々なイベントが開催されているらしい。空き時間は、1時間ほどしか無いが、スタンプラリーもあるので、覗いてみることにした。



開場時刻(11時)の少し前にJR神戸駅に到着。ガス燈通りには、既にたくさんのテントが並び、大勢の人たちで賑わっていた。スタンプラリー台紙もゲット。デュオこうべ、umie、MOSAIC、煉瓦倉庫、プロナメ神戸(万葉倶楽部)、神戸情報文化ビル(カルメニ)の6ヶ所がポイント。20分ほどで回れそうな感じだ。



跳ね橋がある、はねっこ広場にも、いくつもイベントテントが設置されていた。



昼間にハーバーランドの奥まで入るのは久しぶりのこと。もともと操車場や工場だったところに、大型商業施設が立ち並ぶ、横浜のみなとみらいに並ぶ大規模な臨界部再開発地区が誕生したのが約20年前。当時、エキセントリックな雰囲気を感じたように記憶しているが、今は家族連れをターゲットにした落ち着いた街並みになったように感じる。




三宮や元町に比べて、イマイチ集客力が弱く、当初の施設の大半は、撤退してしまった。かつての、ダイエー、阪急、星電社の各ビルはumieというイオンが運営するショッピングモールに生まれ変わっている。



最近の集客がどの程度なのかはよく判らないが、この日は、イベントで大賑わいのようだ。アチコチで台紙が配られているせいか、スタンプラリー参加者もかなり多そうだ。このサイズの地区内の周回を促進する手段として、スタンプラリーは、かなり有効だと感じる。



多くのイベントの中で、もっとも興味深かったのが、プロ棋士による6面指し。テレビでもお馴染みの山崎隆之七段をはじめ、浴衣を着た男性棋士、女流棋士が2人ずつ、同時に6人を相手に、2枚落ちで指導対局をしていた。山崎七段は、テレビで見るよりずっと痩身だった。

15分ほど、後ろで見ていたが、プロ棋士は凄い。二枚落ちを生かして、アマチュアが必勝とも思える攻撃を仕掛けるが、牛若丸の如く、棋士の王様は攻撃をすり抜けながら、徐々に相手の駒を取り込んでいく。初めて間近で見たが、かなり興奮してしまった。



ホテルクラウンパレスにあるスペースシアターでは、科学ショーが開催されていた。舞台のお二人は、こうした科学実験ショーを専門にやっている松竹芸能のお笑いコンビ「ボルトボルズ」だそうだ。実験道具も充実しているうえに、話術も巧みだ。



明治のブース。以前の明治乳業と明治製菓が一緒になったのだが、(株)明治って何の会社?と一瞬判らなくなることが多い。ここでは、試飲のための飲料を無料提供していて、冷えたマテ茶ラテと乳飲料の紙パック飲料を2個も頂戴した。美味しくいただいた。



ガス燈通りという名で知られたハーバーランドのメインストリートだが、今はアンパンマンストリートと呼ぶ人も多いようだ。通りの先にアンパンマンミュージアムがあるうえに、歩道には、アンパンマンに登場するキャラクターの石像が何体も並んでいる。



カルメニの前にある、キリンの像も相変わらず、空に向けて力いっぱい首を伸ばしている。



エルビス・プレスリー像。東京のロックンロールミュージアムが閉鎖された際に、神戸に移設されたものだ。数年前に、小泉純一郎元総理がやってきて、除幕式をやっていた。



あまり時間を取れなかったが、見所の多いイベントだった。45分ほどで、スタンプラリーも無事終了。1番のスタンプを横向きに押されたのが残念。でもスタンプ係の女の子は、謝る素振りも無い。それもそのはずで、この台紙は、抽選と引き換えに回収される仕組みになっている。

どうせ白玉と思って臨んだ抽選のガラガラでは、下から3番目の黄色の玉。グレープジュースを貰った。受付の人に頼み込んだら、スタンプ台紙にペケを付けたうえで、記念に持ち帰らせてもらうこともできた。七面倒臭いスタンプラリーストの希望を叶えてくれたことに感謝だ。


係員の方々は、お揃いの水色のTシャツを着ている。背中には88の文字。88って「ハーバー」なんだろうか・・・。



1時間にも満たないブラブラ歩きで、ウォーキングにもなっていないが、それでも情けないほどに汗を掻いた。マテ茶って発汗作用があるのだろうか。