灘区散策(3社沿線スタンプラリー⑥)

2016年12月24日(土)



クリスマス・イブといっても、特別なことは何もなく、普段の土曜日どおり、歩きに出かけることとする。近鉄・阪神・山陽3社沿線クイズ&スタンプラリーから、神戸市灘区の「ミュージアムロードと商店街めぐり」と題されたコースに出掛ける。



スタート地点の阪神西灘駅を乗り過ごし、敢えて元町駅までやってきた。そう、既に賞品は無くなった、とは分かってはいるものの、JET-SILVER 5700スタンプラリーをコンプリートさせるのだ。スタンプラリーストの悲しい性である。



で、元町駅から、三宮、春日野道、岩屋、西灘と、4駅分を歩いて、3社沿線スタンプラリーのスタートポイントに向かうこととする。小腹がすいたので、中華街で豚まんでも食べながら、と思って立ち寄ったが凄い人混み。そして、ほとんどがカップル。そそくさと中華街を立ち去る。



三宮駅前。震災で大被害を受けた神戸新聞ビルも随分立派に再建されたものだ。一方で、三宮そごうは阪急への身売りで今後どうなるのだろうか。



先日、神戸市中央区の秋華祭スタンプラリーで訪問した大安亭市場を再訪問。ロダンの狸がアーケードの真ん中に描かれている。



適当に西へ西へと歩いていると旧西国街道の石碑と出会う。旧西国街道は何年か前にガイドマップに忠実に歩いたはずだが、ちっとも見覚えのない光景が続く。



阪神岩屋駅。アートな街の中心駅として緑をメインにしたペイントに、沢山のカエルが描かれているが、個人的にはどうにも馴染めない・・・。



神戸の中心地域ではずっと地下化されている阪神電車だが、岩屋駅で地上に登場する。



そして西灘駅。ここもJET-SILVER 5700スタンプラリーのスタンプポイントになっている。既に他の4つの駅のスタンプはゲットしているので、前期に続いて後期もコンプリートということになる。



もっとも賞品は2週間ほど前に、払底してしまったとのこと。それでもスタンプが置かれている以上、スタンプラリーストはコンプリートを目指すのだ。



さあ、ここまで6km以上歩いてきたが、ここから新たなスタート。3社沿線スタンプラリーのマップに従って歩いていく。西灘駅から、国道を跨ぎ、高速道路を潜る、長~く複雑な歩道橋を歩いて南へ進んでいく。



西郷河口公園。な、な、なんと、桜が咲いている。どう見ても桜だ。それも、チラホラではなく、結構な開花状態。三分咲きといったところだ。



徐々に夕闇が迫るなか、摩耶ふ頭に沿って、岸壁の遊歩道を東に向かって歩く。



兵庫県立美術館。裏手にサン・シスターと名づけられたオブジェが立っている。阪神淡路大震災20年を機に製作されたものらしいが、南茨木駅などに建てられている東日本大震災からの復興に向けての希望のモニュメント、サン・チャイルドの姉貴分のような存在らしい。



アートを深く追究するため、失礼ながらスカートの中を覗いてみたところ、鉄のパンツのようなものが履かされていていた。う~ん、このような写真を載せるのは、このブログの品位に関わるようにも思えるのだが、考えすぎだろうか。



県立美術館に並んで、人と防災未来センターがある。この辺りは、震災で様々な施設が新たに誕生した地域だ。



美術館付近には、不思議なアートが多数見られる。歩道にドーンと設置された緑と赤の不思議なオブジェ。PEASE CRACKERと名づけられているが、一体何なんだ?豆が弾けたところなのかぁ??



再び阪神岩屋駅、そしてJR灘駅を通過。JRの高架を潜ると坂道の向こうに阪急の高架が見える。このあたり、3つの鉄道間の距離は狭い。



横尾忠則現代美術館。入ったことは無い・・・。



横尾忠則現代美術館の向かいは、以前訪問した神戸文学館。関学発祥の地だ。



薄暮の王子動物園にやってきた。パンダがウリの動物園で、OJIのOの中をはじめ、パンダをあしらったデザインがあちこちに見られる。



神戸市って、アチコチにローカルマンホールを製作しているけれど、ここ王子動物園にも特別なマンホールが設置されていた。子供が大喜びしそうな、楽しいカラーマンホールだが、中年オジサンのテンションもあげてくれる。



何の関係があるのか、王子動物園のゲート前には「夕鶴」のモニュメントがある。木下順二の「夕鶴」を描いたもののようだ。ちょっと暗いイメージで、動物園本来の明るさとはそぐわない気もするのだが、動物愛護の精神を訴えたものだろうか。



水道筋商店街。西宮から兵庫まで敷設された水道の上にできた商店街なんだそうだ。今日がクリスマス・イブだってことを、否が応でも思い出させてくれる。



商店街では、クリスマスケーキの大売り出しの真最中。タヌキのぬいぐるみも、客寄せに一役買っている。



水道筋商店街のシンボル、えびす様。小さな祠に、アメフトのユニフォームを来たえびす様が鎮座しているうえに、何かと喋り続けている。よく見ると、鳥居のように見える白いものは、アメフトのゴールポールだ。この商店街はアメフトにも相当肩入れしているようだ。



ゴールの阪神大石駅に到着した時には、すっかり日も暮れていた。これで、3社沿線スタンプラリーの3つ目のスタンプをゲット。残るところは、あと7つ。先は長い。



本日の歩行記録。歩行距離は約13km。久々にスマホのGPS信号が飛ばずに済んだ。