かぐや姫・さくらスタンプラリー(長岡京、八幡、大山崎)

2017年3月26日(日)  ①


京都府の乙訓三市町(長岡京市、向日市、大山崎町)と八幡市が、3週間限定運行の無料周遊バス「かぐや姫・さくら周遊バス」のバス停を巡る「かぐや姫・さくらスタンプラリー」が開催されている。バス利用促進のためのイベントのようだが、そんなことはお構いなく、例によって歩き回ってスタンプを集めることとする。



JR長岡京駅にやってきた。「かしこ暮らしっく」という長岡京市のブランドコンセプトがアチコチで見られる。「近代的な賢い暮らし」と「落ち着いたクラシックな暮らし」の両立を目指しているらしい。



西口から東口まで、駅前をアチコチ探して、やっとのことで、かぐや姫・さくら周遊バスのバス停を発見。



バス停にあるQRコードをスマホで読み取ると、位置情報をチェックしたうえで、スタンプがゲットされる仕組みになっている。



長岡京駅は、20年ほど前までは神足(こうたり)駅という名前だった。今も駅の近くの公民館前に神足駅の駅標が残されている。なんとなく神足の方に愛着を感じてしまうのは、今や少数派なのかもしれない。



JRの線路を南から北に越えるために、近道をするため、ままよとばかりに川の中に入って橋を潜る。浅瀬に足跡が残っているので、同じように橋の下を通った人が何人もいるようだが、川から脱出には急な土手を攀じ登らなければならず、断念して引き返す。



長岡天満宮にやってきた。ここにも、スタンプポイントとなるバス停がある。



さくらスタンプラリーとのことだが、桜はほとんど咲いていない。未だどちらかといえば梅のシーズンだ。八条ヶ池に1本だけ、チラホラと開花している桜を見ることができただけだ。



丹波街道を南下し、次なるスタンプポイントがある阪急西山天王山駅にやってきた。京都縦貫自動車道の真下に駅が設置されている。



調子八角と呼ばれる交差点。西国街道と丹波街道が交わるところだ。調子というのは、この辺りの地名で、この辺りに八角堂があったらしい。



桂川、宇治川を越え、八幡市方面に向かう。宇治川に架かった御幸橋の向こうに、昨日オープンしたばかりの、「さくらであい館」の展望台が見える。ちなみに木津川に架かる橋も御幸橋だ。



さくらであい館に到着。展望台の前に、無料周遊バスがちょうど停車していたが、お客さんの姿は見えない。そりゃそうだ。雨模様のうえに、桜はさっぱり咲いていない。



せっかくなので、入場料300円を払って展望台に登ってみた。左が木津川、右が宇治川。桂川はさらにその右側なんだけど、見ることができない。三川合流ポイントをしっかりと見るには、この程度の高さの展望台では難しい。やはり山に登って見るのがベストだ。背割桜が咲くと、凄い眺めなんだろうけど、開花の気配さえ感じられない。



さくらであい館の正面玄関。オープニングセレモニーの名残が未だ残っている。



展望台に登ったり、館内の展示を見ているうちに、雨雲が迫ってきた。小雨のようなので、最寄りの京阪八幡駅ではなく、もう少し歩いて、JR山崎駅を目指すことにする。



桂川。川岸が複雑な地形になっている。これもワンドの一種なんだろうか。



小雨が降り続くなかをテクテク歩いて、大山崎の町中までやってきた。石敢當がある。悪鬼は角を曲がることができず、石に当たって死ぬというもの。沖縄や鹿児島にはたくさん見られるものの、関西では珍しいものだ。



山崎聖天の鳥居。本殿は、JRの高架のさらに向こうにある。参道がJRの高架の下を潜っていることになる。



集めたスタンプは計5つ。竹と月という、かぐや姫を連想させるデザイン。各ポイントで色が異なる。JR長岡京駅、長岡天満宮、阪急西山天王山駅、さくらであい館、JR大山崎駅。残念ながら向日市の2つのスタンプポイントには立ち寄れなかった。




それでも4ヶ所以上のスタンプを集めたので、参加賞が貰えるようだ。スマホで応募する仕組みで、桜の花びらをかたどった木製キーホルダーを自宅に送ってもらえるらしい。楽しみだ。



ユニークなスタンプラリーで、とても楽しく歩けたが、サイトに紹介されているバス停の位置がいい加減なことだけが残念。そもそも地図がラフすぎるし、場所もかなり違っていたりする。



実は、この日は同じ地域で開催中の「淀川三川合流周遊ポタリングラリー」との掛け持ちウォーキング。ポタリングラリーの様子は別にアップする。(②に続く)