クレヨンしんちゃんスタンプラリー(神戸地下鉄湾岸線)

2017年4月16日(日)


クレヨンしんちゃんの映画公開とタイアップしたスタンプラリーが、神戸市営地下鉄海岸線を舞台に開催されている。4つの駅でバーチャルスタンプを集める子供向けのお手軽なスマホスタンプラリーだ。どうしたことか、この種のイベントは、西神・山手線では全く見ないのに、海岸線では頻繁に開催されている。



厄介なことに、旧居留地・大丸前と中央市場前は改札内、新長田とハーバーランドの各駅が改札外となっている。仕方なく、改札内の2駅間は地下鉄に乗り、残りは歩くこととする。まずはレトロな交番が駅前に立つ、元町駅から地下鉄を目指す。



旧居留地・大丸前駅の改札内にて、クレヨンしんちゃんと、今回の映画に登場するという宇宙人のパネルを発見。ここでバーコードを読み取れば、スタンプが獲得できる仕組みだ。



地下鉄で3駅乗って、中央市場前駅までやってきた。無事2つめのスタンプをゲットした後、地上に出てウォーキングの開始だ。高層化・集約化で余剰となった卸売市場の北側の敷地は、かつては平清盛大きなショッピングモールが建設中だ。



大輪田橋の袂に戦没慰霊碑が建てられている。昭和20年の神戸大空襲の際に、水を求めてこの橋の下に避難していた大勢の住民が犠牲になったそうだ。まだ建立されて数年しか経っていない真新しいものだが、歴史は決して古ぼけさせることなく、常に思いを新たにしていくことが大切だ。




で、これが大輪田橋の親柱。阪神大震災で倒壊し、4本のうち残っているのはこの1本だけだ。



清盛塚にも立ち寄ってみる。もう数日前なら、満開の桜に向かって立つ平清盛像で絵葉書のような写真が撮れたはずだ。



国道43号線に出て、次なるスタンプポイントの新長田駅を目指す。4月とは思えない暖かさで、長袖Tシャツの袖を捲ってテクテク歩いていく。



陸橋の上から、和田岬線を見下ろす。真っすぐ行けば三菱重工。右は川崎重工。引き込み線は川崎重工で製作される電車の車両のためにあるものだろうか。



国道43号線の上には阪神高速神戸線が走っている。道路の構造上こうなるのかもしれないが、高速道路の幅に対して、支持橋脚の広さが気になる。阪神大震災では一本脚部分の倒壊が目立ったように記憶しているが、高速道路は、少々無駄があってもいいから頑丈なものであってもらいたい。



長田区内に入る。上履きのレンタルでもやっている事業所だろうか。車の上から階段、物干しまで、何百足もの上履きが天日干しされている。



この辺りのJRの軌道を観察していると不思議なことに、高くなったり、低くなったりしている。鉄道の高架が上下しているか、あるいは地表面の高さが変化しているのかは判らないが、制限高2.1mなど、道路幅に対してかなり厳しいところも見られる。



新長田駅に到着。いつも鉄人28号や三國志の写真ばかり撮っているところだが、たまにはJR駅舎の写真をアップしてみよう。地下鉄新長田駅の改札外で3つめのスタンプをゲット。



JR兵庫駅と新長田駅の間には、軌道の立体交差があって、東から南端を走ってきた軌道がトンネルをくぐって6本ある軌道の真ん中に入り込んでいる。



4つ目のスタンプを目指して、来た道とはなるべく別の道になるよう、JRの北側の側道を通ってハーバーランドを目指す。鉄工所や木工所の多い地域だ。



JRの南側にあった貨物駅の跡地を再開発して造られたキャナルタウン。町のなかに運河のような水路が流れるお洒落な街だが、線路の北側は、相変わらず殺風景な街並みが続いている。



JR兵庫駅。結構レトロな昭和風の駅舎だ。駅舎のなかも、天井が高く、太い柱があって、なかなかいい感じだ。



新開地の入口のチャップリンのモニュメントを見ながら、さらに東へと進む。



JR神戸駅。これまた昭和風の駅舎だ。昭和といっても30年頃のイメージなのだが、実際の築年数はいかほどなんだろうか。



地下鉄ハーバーランド駅で、最後のスタンプをゲット。



まだ時間が早いので、アンパンマンやらバイキンマンの石像が立ち並ぶハーバーランドをブラブラする。



さらに湊川神社まで歩いて、高速神戸駅から帰宅。



4つ揃ったデジタルスタンプ。あまりに絵がキレイすぎて、スタンプ感には欠けるなぁ・・・。4つ揃えてスマホから、プレゼント抽選に応募する。地下鉄のお客さまサービスセンターに行くと、漏れなくクレヨンしんちゃんのシールセットが貰えるらしいが、遠慮しておく。



本日の歩行軌跡。寄り道ばかりしていたが、一応17km歩いたことになる。もっともうち5km以上はハーバーランドでのブラブラ歩き。