京田辺 花見Weekスタンプラリー 2017

2017年4月2日(日)


京田辺市で開催中の花見Weekスタンプラリーに出掛ける。昨年は4月3日に出掛け、満開の桜を堪能できたが、今年の桜の開花は遅い。1週間後ならと思うが、花見Weekは今日が最終日なのだ。



JRの京田辺駅から数分歩いて近鉄の新田辺駅にある観光案内所で、スタンプ台紙と最初のスタンプをゲットする。駅前には、庭掃除をしているものと、橋を渡っているものの、2つの一休像がある。



スタンプポイントは昨年と同様の8ヶ所だが、昨年とは逆向きに時計回りに巡ることとする。次のスタンプポイントは、新田辺駅の東側にある「馬坂川の桜」。って、ほとんど桜の開花は見られない。昨年は見事な桜を楽しめたのだが、まあ仕方ない・・・。



よ~く見れば、ほんの少しだけだが、開花しているものも発見できた。



スタンプは、川岸の児童公園にポツンと設置されたテーブルの上に置かれている。あまり役に立つとは思えないが雨降りに備えたものなのか、スタンプ台の目印のためなのか、傘が差しかけられている。



肌寒かった昨日とはうってかわって、暖かい春の陽気。馬坂川の亀たちも、甲羅干しをしていた。



 続いては、「防賀川の桜」へ。まあ、桜は期待できそうにないが、水辺の散策路と路上に書かれた矢印に従って、テクテクと歩いていく。



防賀川。自然豊かな小川だ。スタンプをゲットした後、水量が少ない川の中の置き石を伝って、次に向かう。



京田辺は茶の産地としても有名。後で調べてみると、露天で栽培されている煎茶などとは異なり、名物の玉露は、黒い布のようなもので遮光栽培されている。



飯岡車塚古墳。4世紀後半に造られた前方後円墳のようだが、どちらが前やら後やら判らない。この付近には、木津川の水運を背景にした有力な豪族が勢力を誇っていたようだ。



昨年、結局探し出すことができなかった、元武田信玄配下の穴山梅雪の墓。本能寺の変で家康とともに東国に逃げ帰る途中に、付近の土豪だか落ち武者狩りに討たれた。もとは木津川付近にあったものを、後にこの地の共同墓地に移されたそうだ。



向こう側に見えるのが、木津川に架かる橋。川の向こうは、井手町とか宇治田原町のはず。山の向こうもしばらくは山城国が続くわけで、伊賀越の随分手前、まだ山間部に入る前に討たれたということになる。



道の駅は良く目にするが、「あぜ道の駅」というのは、あまり他で見たことが無い。耕運機でやってくるところなんだろうか?



三木山駅に程近い寿宝寺が4つめのスタンプポイント。和銅時代に、この地には山本駅が設置されていたらしい。伝令用の馬などが置かれていたようだが、古代の駅の風景というのはあまり思い浮かばない。



5つめのスタンプポイントは、JR、近鉄を再度西にわたって、京奈和道近くにあるふれあいの駅。ここもまた「駅」なんだけど、道の駅とは違うようだし、無論電車が走っている訳でもない。地元の農作物などの販売が中心となっている。



6つめのポイントは大御堂観音寺。観音寺の参道付近では、昨年は菜の花と桜がコラボしていたが、今年は菜の花の独り舞台。



同志社大学の裏手を抜けるようにして、北に向かう。まるで手が付けられていない山林が広がるが、同志社の所有地のようだ。まだまだキャンパスの拡張余地はありそうだが、どうなるのだろうか。



7つめのスタンプポイントは 、ローラースケートの練習場が併設されている花見山公園。小さな子供たちが、難易度の高そうなランプに果敢にドロップインしているのには驚かされる。



最後のポイントがご存知、酬恩庵一休寺。何度も門前までは来ているのだが、入山したことがない・・・。今回も、ギリギリ有料ゾーンの間際にスタンプが置かれていたこともあって、入山はパス。もう少し落ち着いた日に、美しい庭などを見物したい。



一休寺と京田辺の駅の間は、一休とんちロード、と名づけられて、電柱に一休の故事がカルタ風に紹介されている。「ゑ:笑み浮かべ端を渡らず橋渡る」は良く知っている話だが、大半のものは初めて知る故事だ。



駅に向かう道を歩いていると、鉄道のような橋の下を潜る。が、鉄道にしては幅が狭いような気がして、上に登って確かめたところ、なんと水路だった。天井川的なものなのか、用水路みたいなものなのか、わからない・・・。



JR京田辺駅の西口にある一休像。これって、近鉄新田辺駅前にあるものと同じだ。せっかくなんだから、別のデザインで製作すればよかったのに・・・。



無事8つのスタンプをゲットし、再び近鉄新田辺駅の観光案内所に行き、クジ引きをする。まあ予定どおり(おそらく末等の)白玉で、市政20周年の絵葉書を貰う。係のお姉さんに我儘を聞いてもらって、絵葉書を4つ集めれば貰える缶バッジと交換してもらった。



再びJRの京田辺駅に戻って帰宅する。「北陸新幹線を京都府南部へ」の横断幕がある。どうせ、南部ルートが決まったなら決まったで、各自治体が節操のない誘致合戦を繰り広げるに違いない。



本日の歩行軌跡。寄り道のせいか、昨年15kmだったのが、今年は17km近くとなっている。