ワシントンDCポトマック川周辺散策

2017年7月8日(土)


星条旗と並んで、3つ星・2本横縞のワシントンDC旗がたなびく米国首都で土曜日のオフを過ごす。2年前に、ホワイトハウスやナショナルモールなどの観光の定番スポットは歩き回ったので、今回はポトマック川方面に歩いていくことにする。



デュポンサークル近くのホテルから北へ、マサチューセッツアベニューを進む。各国の大使館が立ち並んでいる道だ。建物の規模は大小様々だが、いずれも門前に誇らしげに国旗を掲揚している。



日本大使館。かなり大規模なものだ。大阪の米国領事館が、機動隊の車両が常駐して、大勢で護衛されているのと比べると、見た目の警備に重々しさは感じられない。



ガイドブックのようなものも無いので、Google Mapで、極めてアバウトな20kmほどのコース設定をして歩き始めているのだが、現地まで来ると新たな発見があったり、気が変わったりして、道順は大きく変化する。次の目標のジョージタウンに、この森を突っ切って歩く道があるようだ。



日本大使館から10分も歩けば、豊かな緑のなかでの散策が楽しめるところにやってくる。20~30分歩き回ったが、人とほとんど出会わない。Google MapとGPSを頼りに、歩いている方向が間違いないことを確かめながら進む。



トレイルロードのジョージタウン側出口に、案内板があった。どうやら、この山の中を何本ものトレイルコースが設定されているようだ。



ジョージタウンは、ワシントンDCが設置される前からある町。ファッション店街としても、高級住宅街としても知られるところ。小高い丘の上には、ジョージタウン大学の立派な学舎が見える。



アメリカでは頻繁に見かける星条旗だが、ちょっと雰囲気が違う。星の数は15、縞も赤白併せて15だ。後で調べると、13州で独立したアメリカが15州になった際の国旗だ。これはワシントンDCに首都が置かれた時期に一致している。



さあ、いよいよポトマック川を渡って、バージニア州に向かう。歩道の幅もしっりあって、地元の人も、観光客も、この300mほどの橋を歩いて渡っている。



バージニア州のウェルカムボード。ハイウェイなどに設置されているものと比べると小ぶりなものだ。30年ほど前に、各州のウェルカムボードの前で写真を撮るためだけに、モンタナ、ネブラスカ、オクラホマなど、用も無いのに、ひたすら州境まで車を走らせ、写真を撮ったらUターンして帰る、という馬鹿なことをやったことを懐かしく思い出す。



ポトマック川の西岸(要するにバージニア州側)には、気持ちのいい遊歩道が整備されている。走る人、歩く人、自転車に乗る人、犬を連れている人と、様々なスタイルで、蒸し暑い休日のアウトドアを楽しんでいる。対岸は、ポトマック川の中州、セオドアルーズベルト島だが、何故か立入禁止になっていた。



ポトマック川では、マリンスポーツを楽しむ人も多数。リンカーンメモリアルやワシントン記念碑を見ながら、犬を載せてカヌーを漕いでいる人も見える。なんだかとってもカッコいい。



アーリントン墓地に立ち寄る。芝生に覆われた広大な国立墓地のなかに30万もの墓石があるということだ。



遊歩道を離れて、ドライブウェイの脇道を進んで、アメリカ国防総省ペンタゴンに向かう。まだ建物までは距離があるのだが、この先に、「これより写真撮影禁止」の看板があるので、これ以上の写真は撮れない。30年前に観光客向けのペンタゴン内部ツアーに参加したことがあったが、今もやっているのだろうか。



ペンタゴンからポトマック川方面に戻るべく、ジョンソン(元大統領)記念林と名付けられたエリアに入っていく。

 
 
教科書どおりにGROVEを林と訳すよりも、緑地公園というのが適当なのかもしれない。深い緑地のなかに遊歩道があって、ジョギングする人やサイクリングする人が、チラホラと見かけられる。人がチラホラというのが、個人的に、もっとも心地よいウォーキングが楽しめる環境だ。

 
 
ポトマック川に通じるマリーナがある。先ほど撮影したポイントよりペンタゴンに近いのだが、撮影禁止の警告板は見当たらない。

 
 
このまま歩いてアレキサンドリアまで行こうかとも思ったが、暑さでかなり体力も消耗しているため、自重して14thストリートブリッジを渡ってワシントンDCに戻ることとする。

 
 
ナショナルモールからは少し離れているため、これまで訪問したことがなかった、ポトマック川沿いにあるトーマスジェファーソンメモリアルに立ち寄る。独立宣言を起草し、その後第三代大統領になったことで知られる。

 
 
ジェファーソンメモリアルから北側にあるのが、あの有名なポトマック河畔の桜並木のようだ。(説明板が見当たらないが、おそらく間違いないだろう。)

 
 
ホロコースト博物記念館にも少し立ち寄る。

 
 
道の向こうに連邦議会議事堂が見えるが、この日は、政府関連施設やスミソニアン博物館群はスルーだ。

 
 
と思ったものの、まあホワイトハウスだけは立ち寄っていくことにする。30年前は、前の道にパーキングメータもあって駐車もできたし、お手軽な館内ツアーもあったものだが、いつの間にかひどく厳重な警戒になっている。 

 
 
ホワイトハウスは、おそらく大勢の観光客に対してソフトな雰囲気を見せようとしているのだろうが、女性のセキュリティがガードしていたが、その隣の財務省ビルとなると、メチャクチャ怖そうな男性警備員がマシンガンを持って周囲を見張っている。

 
 
ホワイトハウス近くの土産物屋台。トランプ大統領の写真がプリントされたTシャツが売られている。一方でオバマ前大統領のものも見られる。依然人気があるのか、あるいは売れ残りの処分なのかは不明だ。

 
 
暑いなかを、アチコチと歩き回った結果、歩行距離は25km近くになっていた。いきあたりバッタリの無計画なウォーキングであったが、結果的にとてもいい道に出会えることができた。満足感は高い。

 
 
治安のことなどを考えれば、ホントはもう少し下調べもしたうえで歩きたいのだが、ウォーキングに関するインターネットサイトも冊子類も見つけることができない・・・。
見当たらない。