山陽沿線ウォーク(5)高砂~飾磨

2017年8月12日(土)


山陽電車創立110周年記念の一環として開催されている、全長81kmを歩き尽くす「沿線クイズ&スタンプウォーク」も、いよいよ残り2コース。60周年を迎えた須磨浦ロープウェイ「やまびこ号」を模した特急で高砂駅に降り立つ。



パンフレットによると、ゴールとなる飾磨駅までは約16km。もっとも寄り道ばかりしてしまうので、20kmくらいは歩くことを覚悟してスタートする。山陽電車沿いに歩けばいいものを、つい久しぶりに高砂線の廃線跡を歩いてみたくなり、早々と最短ルートを大きく外れてしまう。



高砂公園。もともとは鐘紡の工場だったところで、工場の正門などがそのまま利用されているようだ。海沿いを走る山陽電車の特に東側は、巨大工場が立ち並ぶコンビナートへの通勤鉄道の色彩が濃い。



荒井駅。大した駅には見えないが、上下ホームを地下と高架の双方で繋いでいる。駅前には大きな工場が並んでいるだけに、通勤時間帯には相当な乗降客があるのだろう。



伊保駅の傍にある、パンフレットにも紹介されている「かつめし」の有名店。驚いたことに、寿司とかつめし、という、通常あり得ない組み合わせで営業をしている。ショーケースにも、寿司類とカツ類が仲良く並んでいる。



発電所が多い中播磨の海岸地帯から多くの送電線が設置されている。川に鉄塔を立てているのも珍しくない光景だ。



この数日と比較すると、随分気温が低い。もっとも、鉄道に沿った道は、海岸の道と同様に、日を遮るものが無いことに変わりない。



曽根駅。山陽電車の駅舎にも「SONE」とローマ字で大書されている。英語風のスペルなだけに、曽根と書くより垢抜けて感じられる。駅前のお店も、アメリカ風の看板を掲げている。



立派な注連縄が見られる曽根天満宮。この辺りの天満宮は、菅原道真が大宰府に流される際に立ち寄ったことに由来している。ここにも、道真お手植えの松があるが、何度か枯れてしまって、今は5代目を育てているところらしい。



曽根と大塩の間を流れる天川。海までは1~2kmはあると思えるのだが、漁業協同組合の事務所がある。何を捕るものかは判らないが、籠漁に使われるカゴが並んでいる。網を潜り抜けて入った魚が、脱出できない仕掛けになっている。



天川に架かる鉄橋を走る山陽電車。正午も近いが、空はドンヨリ曇ってきたので、逆に気温は下がっているようにさえ感じる。ありがたい。



歩道が無く歩きにくい国道250号線(通称浜国)をテクテク歩いて、ようやく姫路市に突入する。随分歩いてきたように思えたが、まだ全行程の半分にも達していないことに愕然としてしまう。



クイズポイントになっている大塩天満宮。これまた菅原道真公がお立ち寄りになったところらしい。船で大宰府に向かっているはずだが、随分上陸回数が多い。



大塩って、その名のとおり、かつては塩田が広がっていたところ。その塩田も今は無く、姫路市の外郭団体が経営する18ホールのゴルフ場になっている。



的形駅の傍に、観魚園なるものがある。調べてみると、さほど珍しいものではないようで、全国アチコチで見られる。錦鯉などを飼育、販売しているようだが、まずは観て楽しんでください、と敷居を低く構えているのだろうか。



的形駅と八家駅の間には、ちょっとした山が立ちはだかっている。たいした坂ではないのだが、ウォーキングも終盤に差し掛かっての上り坂は鬱陶しい。



山陽電車のトンネルが見える。シーサイドを走るだけに、トンネルは全路線で2ヶ所しかないはずだ。



白浜の宮駅は、四半世紀前に3年ほど住んでいたところ。昔を思い出しながら、アチコチと寄り道する。当時と比べて町の風景も変わり、お店も様変わりしている。天然氷を使ったかき氷屋さんに長蛇の列ができている。一杯1000円ほどもするらしいが、メチャクチャ美味しいらしい。是非再訪したい。



灘のけんか祭りで有名な松原八幡神社にも立ち寄る。拝殿には7本もの鈴があるが、鈴も鈴緒も全て異なっている。寄進されたものを次々と吊っているようだ。



松原八幡神社の楼門の外には、けんか祭りで7ヶ村の屋台が激しく練りあわされる広場がある。その周囲には、巨大が観覧席が設置されている。この祭りのためだけの常設観覧席なのだ。


 

松原八幡神社から西に1kmほどのところに小高い御旅山があって、宮入が終わった屋台の練り場がある。この周囲にさらに大規模な観客席が設置されている。以前と比べて、格段に規模が大きくなってきている。



旧国道を離れて、最近完成した新国道を通って市川を渡る。黒田官兵衛で有名な妻鹿城があった甲山がよく見える。



片側1車線で、特に直角カーブのある妻鹿駅周辺などで渋滞した旧国道と違い、新国道は片側2車線の快走道路だ。歩道も随分しっかりと作ってくれている。



飾磨駅に近いマンションの屋上のシャチホコが置かれている。このマンションは25年前にもあったと記憶しているが、シャチホコなんて無かったはずだ。どこから持ってきたのだろうか。



本日の歩行軌跡。高砂での遠回り、白浜の宮での寄り道のため、予定を大きく上回る22kmのウォーキング。暑さは大したことは無かったが、さすがに疲れた。