山陽沿線ウォーク(4)東二見~高砂

2017年8月8日(火)


山陽電車が110周年を記念して、様々なイベントを開催しているが、特急の前面も110周年仕様になっている。「うみひこ」とは、60周年を迎えた須磨浦ロープウェイのゴンドラだ。赤が基調になった、もう一つのゴンドラ「やまひこ」列車もあるのだろうか。



さて、夏休みを利用して、山陽電車の沿線クイズ&スタンプウォークの第4区間(東二見~高砂)に出掛ける。山陽電車は西へ行けば行くほど、駅のレトロ感が増してくる。この種の木製ベンチなど、他ではなかなかお目に掛かれない。



東二見駅から西に行くと、山陽電車の車両基地がある。現行列車とは別に、随分昔古い路面電車風の車両も保管されている。調べてみると、戦前~戦中に製作された併用軌道車両だった。かつて神戸市内に路面走行区間があったようだ。



平日朝の通勤ラッシュが終わった時間帯だが、基地には結構たくさんの車両が並んでいる。安全運行のためには、保守や点検は疎かにはできないが、鉄道車両の稼働率ってどれくらいのものなんだろう・・・。



東二見から西二見に向かって、電車道沿いを歩いていく。日射しは相変わらず強いが、台風の影響か、風があるのが嬉しい。それに、これまでの海岸沿いのコースと異なり、少しは日影もあるし、コンビニやスーパーなどの「クールスポット」が多いことも助かる。



西二見駅前にある「二見地区安全センター」。いかにも交番風だが、警察官立寄所とあるだけで、警察署の施設ではないようだ。パトカー風の車両にもパトライトは無い。他でも同様のものを見かけたことがあるが、どうも役割が良く判らない・・・。



サルスベリの街路樹のある道を西へ西へと進む。赤・ピンク・白の三色のサルスベリがほぼ同数植えられているようだ。漢字にすると百日紅。散っては咲くを繰り返し、100日ほども咲き続けるという。加賀千代女の「散れば咲き散れば咲きして百日紅」という句は、「朝顔に釣瓶取られて貰い水」に勝るとも劣らない秀句だと思う。



明石市からようやく脱出し、播磨町に入る。町役場の前にあるパネルを見ると、狭い町域で、約4割を占める埋立地を除けば宅地ばかりで、ひどく人口密度が高そうな町だ。



公民館の前には、播磨町が生んだ偉人、新聞の父とも呼ばれるジョセフ彦(浜田彦蔵)の胸像が建てられている。



播磨町を一気に通過し、加古川市に入る。炎天下の海岸沿い歩きと比べると、休憩もほとんどなく、随分早いペースで歩けている。気温は少し低いかもしれないが、それよりも風が吹き続けてくれているのが、実にありがたい。



この辺りは溜め池の多いところ。 道路に面した池を覗き込むと、何百匹もの亀がウヨウヨと泳いでいる。人影を察知してか、ドンドン集まってくるが、餌になりそうなものは何も持ち合わせていない。



花屋さんの軒先に飾られている、植木鉢人形。大小様々な植木鉢を絶妙に組み合わせて、今にも動き出しそうな雰囲気だ。固い植木鉢で、これほどビビッドな人形が作れるのだと、魅入ってしまう。



別府駅を通過。「べっぷ」ではなく、「べふ」と読む。国の政庁の別館のようなものがあったところと思っていたが、そうではなくって、荘園の一部が国司の許可によって独立したものなんだそうだ。



クイズポイントになっている浜宮天神社。ここまで快調に歩いてきたが、初めて休憩らしい休憩を取る。



播磨地方では、秋になると東播磨から始まって西播磨に向けて毎週のように、神輿・屋台を練り合わせる勇壮な秋祭りが開催される。浜之宮天満宮もこの地区の祭礼の中心となる神社。付近には、年1回の出番を待つ立派な屋台蔵が見られる。




神社の統合というのは珍しくもない。そもそも多くの神社は何体もの神様をお祀りしているし、いくつかの神社がひとつの神社になったり、ひとつの敷地に複数の神社が併存しているのもよく見かけるが、このように4つもの神社がそのまま、ひとつの社殿を使用している例は他に知らない。



公民館の広場では、櫓が立てられ、提灯を吊るすロープなども設えられて、(おそらく)盆踊りのスタンバイが早くも完了しているようだ。



加古川河口。なかなか大きな河口だ。昨日の台風のせいか、水量も多い。



高砂の堀川。江戸時代には岸に姫路藩の米蔵が立ち並び、大阪などに搬出するするための船着き場があったところらしい。



高砂駅周辺も決して賑やかとはいえない。駅前のショッピングモールは「元気に営業しています」との貼り紙があるが、貼り紙が無いと、閉鎖されているとさえ思えるほどにシャッターが下りている店が多い。



駅前の観光案内所に少し立ち寄り、名物?の高砂ラムネ100円を購入する。ラムネなんて、おそらく30年以上飲んでいない。懐かしい味を楽しんだが、ビー玉が込められてはいるものの最早ガラス瓶ではなく、ペットボトルになっていた。



 高砂駅で第4区間(Dコース)ゴールのスタンプを貰う。併せて、山陽電車が別途開催している110周年記念スタンプラリーのスタンプもゲットする。


 

本日の歩行軌跡。13km弱と、一昨日の倍近くの距離のはずだが、疲れは半分程度。真夏にしては、歩きやすい一日だった。