北河内・淀川ゆかりの人物伝スタンプラリー

2017年11月26日(日) ②


京街道を歩く「京阪沿線街道めぐり」で立ち寄った門真歴史博物館で発見した、「北河内・淀川ゆかりの人物伝」スタンプラリー。特別展示を行っている北河内の3つの博物館のスタンプを集めるもののようだ。



門真歴史博物館。門真駅と古川橋駅の間にある小ぶりの博物館だ。大塩平八郎とその門人たち、に関する特別展示が開催中だったようだが、閉館間際の入館になってしまって、申し訳ないことに、展示を見ることはできなかった。



続いては、枚方宿跡にある鍵屋資料館。くらわんか舟に関わる人物が紹介されいた。



最後は、同じく枚方市内にある淀川資料館。こちらは淀川の治水に貢献した人々が紹介されていた。



ということで、京阪沿線街道めぐりのついでに、スタンプラリーを見事コンプリート。3つのスタンプが揃い、淀川資料館の受付に持っていったが、な、な、なんと、「そんなの知らない」とのこと。ボランティアのおじさん2人が、コンプリートの賞品を館内中探してくれたり、アチコチ電話してくれたが、判らないまま・・・。



う~ん残念だ。貰えるはずだったのは、「淀川石碑物語」という本(冊子?)。ウォーキングのお供として、とても楽しみにしていたのに・・・。

寝屋川~枚方(京阪沿線街道めぐり)

2017年11月26日(日) ①


京阪沿線街道めぐりの2日め。京阪沿線を歩きとおすだけの意欲は沸かず、門真駅から寝屋川市香里園駅の間はスキップ。ダイエーはとうの昔に撤退しているはずなのに、今も商店街に名を残す小売りダイエー本通商店街のなかにあるスタンプポイントを目指す。



スタンプポイントは商店街のなかの喫茶店IBUKI。この種のスタンプポイントは、開店時間でなければ、さらには何か注文しないとスタンプが押せないことがよくあるのだが、有り難いことに、店の前の樽の上にご自由に、という感じでスタンプが置かれていた。こんな気さくな雰囲気だと、逆に店に入りたくなるものだ。



喫茶店の向かいにある銭湯。53年間営業を続けてきたが、身体も建物も使役に堪えなくなった、と来年1月で閉店をするとの達筆での告知文が貼られている。店主の人柄が滲み出るような名文だ。本当にご苦労様でした。



国道170号線を北へ、枚方市に入る。天気も悪く、気分も乗ってこない。沿線のコンビニや職人の店に立ち寄りながら、のんびりと進んでいく。



京街道枚方宿跡にやってきた。いつものことながら、鍵屋資料館がスタンプポイントになっている。歴史街道の代表とも言える角度から写真を撮ったが、実のところ、このような風景はそれほど長く続かない。



もう何度も訪問しているところで、勝手知ったるところだけれど、ガードマンさんのお勧めのアングルで何枚も写真を撮らされる。



鍵屋の裏手はすぐ淀川。枚方宿は、単なる宿場町ではなくって、伏見~大坂の間の舟運の中継点でもあったところだ。



淀川を往来する船客に酒や食べ物を売っていた「くらわんか舟」の復元模型が見られる。館内のビデオでも紹介されているが、酒と餅とごんぼ汁(ごぼう汁)が定番だったようだ。



枚方公園駅近くのコンビニに「忖度御膳」が近日発売とある。流行語大賞候補にもなっている「忖度」だが、先日は吹田のサービスエリアに「忖度饅頭」なるものが、山積みされていた。これって森友学園絡みで関西限定のものなんだろうか。



鍵屋資料館でスタンプをゲットしたものの、あらためて見ると、その手前のスタンプポイント「京阪園芸」に寄り損ねていた。気分も乗らないせいか注意散漫気味だ。かなりのロスだが、再び南下して京阪園芸にやってきた。



京阪電鉄グループとはいえ、なんでここが街道歩きのスタンプポイントになるのか、納得できないが、お洒落な紅茶屋さんがあったので、休憩がてら、フレーバーティーを戴く。ウォーキング中にティータイムなんて滅多にないことなんだけど、とても美味しかった。



近くまで来たので、久しぶりにひらかたパークに立ち寄る。子供の頃に訪れた古い遊園地が、30年ほど前から続々と閉鎖されるなかで、生き残っている数少ない電鉄系の遊園地だ。昔は菊人形ばかりが有名だったが、テレビCMにも力を入れて随分垢抜けた雰囲気になっている。



遊園地前に出店していたくらわんか餅屋。1個100円のものを2つ購入したが、店ごとに形も味も全然違うようで、くらわんか餅の定番というのは無さそうだ。それよりも、寒い季節には「ごんぼ汁」を売る店があってもいいと思うのだが・・・。



再び京街道へ。枚方本陣跡にやってきた頃には雨が降り出した。もはや全く歩く気が起こらない。東海道五十七次のウルトラマラニックの幟が見える。600kmほどを15日間かけて走破するというものだが、今日は幟を見ているだけで疲れてくる。



淀川資料館に立ち寄る。淀川の水防に関する歴史や、淀川の生態系などについての展示がある。



興味深いのは、川底から発見されたという茶碗や皿。今の回転寿司同様、くらわんか舟では皿の数で勘定をしていたらしく、これを誤魔化すために、密かに皿を川に投げ捨てたものでは、と考えられている。



資料館の前庭には、くらわんか舟が花壇になっている。アイデアはいいんだけど、花も草もほとんど植えられている気配が無い。



枚方市役所にもチョコっと立ち寄る。市役所ロビーには、大きな記念写真用のパネルが設置されている。くらワンコはとても可愛くて、お気に入りなんだけど、どれほど利用されているのだろうか・・・。



市役所の入口にあった傘入れ。古い消防ホースを再利用したものらしい。あまり綺麗なものではないが、よくあるビニールの使い捨てより、よほど扱いやすくてエコなような気がする。一度使ってみたい。



やる気のないまま、枚方の宮之阪商店街のスタンプポイント、ミルキーセンターにやってきた。が、が、閉まってるやないかい。以前もここがスタンプポイントになっていたことがあるので、安心してやってきたのだが・・・。まだ16時半前なのに。営業時間10時~18時と書かれたシャッターが恨めしい。



本日の歩行軌跡。14km歩いたことになっているが、資料館やらスーパーやらでブラブラしていた時間が長く、まるで運動にはなっていない。



今日中に、八幡・淀のスタンプポイントまで歩くつもりが、枚方どまり。しかも宮之阪のスタンプは取れず終いだ。この先どどうしたものか・・・。

天満橋~門真(京阪沿線街道めぐり)

2017年11月25日(土)


「京阪沿線街道めぐりスタンプラリー」が4月から始まっている。以前、京街道は歩きとおしたことがあるし、年末年始に淀川に沿って琵琶湖から大阪湾まで歩いたばかりなので、気乗りしないままに半年以上が経過してしまったが、イベント終了1か月前になって、ようやく取り組むことにした。



最初のスタンプポイントになっている大阪天満橋をスタート。土佐堀から大川沿いの道を歩くのは久しぶりだ。



水陸両用バスが川を上流に向かって進んでいる。水陸両用バスって、乗ったこともなく、とても興味があるのだけど、90分で3700円とは結構な値段だ。



大川の左岸を桜宮方面に歩く。かつては週に2~3度は歩いていたお気に入りのウォーキングルートだ。桜も葉を落として、すっかり冬景色になっている。



京橋の商店街にやってきた。商店街入口には、真実の口のオブジェがある。ローマに行ったことがないので実物は知らないのだが、ここの真実の口の位置は高すぎて、口に手を入れることは容易ではない。



商店街を突っ切るように、明らかに廃線跡と思われる道路がある。おそらく淀川貨物線の跡なんだろう。このあたりには、浪速鉄道やら片町線やら、鉄道改廃の複雑な経緯があるようだが、不勉強で未だに理解しきれないままだ。



野江国道筋商店街。片道2車線の国道の歩道が、完全に商店街のアーケードと化している。ここを歩くのは休日でしかないせいかもしれないが、人の気配が少なく、古ぼけた感じは否めない。横を車はバンバン走っているのだけどねぇ。



野江国道筋商店街を抜けると、すぐに城東貨物線を転用して建設中の「おおさか東線」の高架がある。通り過ぎようとしたところに、突然列車音が聞こえてきた。予期せぬことにカメラを向けるのが遅れたが、真新しい銀色の車体に赤いラインが入った列車が高架を通りすぎていく。「試運転」とか書かれたプレートが車両後面に掲げられていたのが、垣間見えたように思う。



京街道の石碑が、ところどころに建てられている。いつも感じるのだけど、立派な石碑の割に文字が弱弱しいんんだようなぁ・・・。まあ、京都っぽい行書体ではあるんだけど。



城北運河。昭和の初期に、周辺工場への物流ルートとして掘削されたと聞くが、今では船を見ることはほぼ無い。上には阪神高速守口線が通り、向こう側には京阪電車が走っている。



歩道に京街道のプレートが嵌め込まれていた。明治時代の地図のようだが、関目も野江も蒲生も、点在する村のひとつでしかない。今やそれらの境目もないほどに、ビッシリと家屋や商店が立ち並んでいる。



森小路の商店街の街燈には「京かい道」という文字があしらわれている。なかなかお洒落な街燈だ。



千林商店街に到着。このスタンプラリー、どうしたことか、京橋商店街とか千林商店街とか、商店街に半数ほどのスタンプポイントを設置している。商店街の交流施設的な場所にスタンプが置かれていることが多いのだが、長大な商店街のなかで、これを発見するのは容易ではない。



最近、何度か見かけた「だし」の自販機。スーパーやコンビニで取り扱っていないものなのかもしれないが、自販機で販売するニーズがあるのかなぁ・・・。



守口駅前にやってきた。駅の北側に、豊臣秀吉が淀川の治水のために築かせたという文禄堤の跡が残されている。堤防の上が、そのまま京街道になっている。



堤の上の道と、下の道との高低差は5mくらいはありそうだ。正面にある守口市駅方面からの道は文禄堤を切り崩して通されたものだろう。



以前は見られなかったように思うが、高札場のようなものが出来上がっている。以前の宿場町の雰囲気を少しずつ取り戻そうとしているようだ。



スタンプポイントになっているカフェ。東海道五十七次の旗が見える。一般に言われる五十三次ではなく、伏見、淀、枚方、守口の各宿場町を経て大阪まで官道が続いていたという説によるものだ。



門真歴史資料館。閉館ギリギリに入館したため、内部も見学することなく、受付でスタンプだけ押させていただいた。ぜひ日をあらためて再訪したい。



門真駅から帰路につく。パナソニックの本拠地だけに、ホームからも大きな事業所の看板が見える。



本日のスタンプは5つ。それにしてもオリジナルスタンプを制作している割に、工夫の欠片も感じられないデザインだ。こういうスタンプだと、収集意欲が湧いてこな。しかも11、12、14以外は、番号も掠れて読み取れないぞ。



というか、途中千林商店街で撮影したスタンプをあらためて確認したところ、番号が無い。想像するに、商店街に置かれていたスタンプが何者かによって盗まれ(あるいは破損され)、スペアとして保管されていた番号無しスタンプを用いているのではなかろうか・・・。



歩行距離はおよそ13km、とちょっと短め。歩行軌跡は当然のことではあるが京阪電車の軌道に沿ったものになっている。



なんだか、こんなスタンプだと、デジタルスタンプラリーの方がいいかも、と感じ始めてしまう。

尼崎市リンリン電子スタンプラリー

2017年11月24日(金)


尼崎市でリンリン電子スタンプラリーなるものが開催されている。尼崎市内に整備されている自転車道を巡ろう、という主旨のイベントだが、自転車でなくとも問題無さそうだ。



尼崎市の南部に整備されているという自転車道「尼っ子リンリンロード」に沿って7ヶ所のチェックポイントが設けられている。サイクリングを対象としたスタンプラリーは数十キロもあって、到底歩けそうにないものが多いが、これは10数キロほどで完歩できそうだ。



広大な武庫川を跨いで設置されている阪神武庫川駅に降り立つ。駅の西口は西宮市、東口が尼崎市になる。



武庫川の土手を海に向かって歩き始める。天気はいいけど、風が強くて結構寒く感じる。まあ、しっかりと歩いていると、そのうちに汗ばむほど体は暖かくなってくるはずだ。



潮の満ち干の関係もあるのだろうが、川面は随分高く感じられる。河原には樹木の枝など、川を流れてきたと思われるものが無数に散乱している。ちょっと風雨が強まったり波が立ったりすると、打ち上げられるのだろうか。



河原の風の強さに辟易として、本来歩くべき自転車道を進むこととする。車道の横に自転車道、さらに緑地帯を挟んで歩道と、ゆとりのある構成になっている。



緑地帯と工場の高い壁に挟まれた歩道はちょっと閉鎖的。もっとも、おかげで風を凌ぐことができる。



緑地帯が無い場所であらためて観察すると、車道ばかりか、自転車道までが対向2車線を確保している。随分ゆとりのある素晴らしい自転車道だ。が、まるで自転車に出会わない・・・。



武庫川の河口付近からは、波の向こうに神戸の街並みや六甲の山並みを見渡すことができる。



武庫川河口の突堤の先端は、海釣り公園になっている。突堤から100mほどの橋を渡ったところに人工桟橋が設置されている。入場料820円というのが高いか安いかは見当が付かない。



海釣り公園までやってくると、GPSがチェックポイント到着を検知して、スマホにスタンプ獲得の通知が舞い込んでくる。それはともかく、「すすめスズメ」とは一体何者なんだぁ?



武庫川駅から延々4km以上歩いてきたが、鬱陶しいことに、再び来た道を戻らねばならない。海に突き出した細長い土地なので道が1本しかないのは仕方ないが、ウォーキングで一番苦痛なのが、同じ道の往復だ。



古典的なリアルスタンプにまだまだ愛着があるが、電子スタンプラリーの日進月歩の機能アップには目を見張るものがある。次のスタンプポイントが地図上の星印で確認できるとともに、自転車に乗った(実際には歩いているのだが)自分の位置も表示される。



自転車道の整備と併せてか、市内の行き先表示も、随分カラフルでお洒落なものができあがっている。かつては煙がモクモクと立ちこめる工業地帯だった尼崎だが、そのイメージは随分払拭されてきたように思う。



尼崎沿岸部には、埋立と同時に何本もの運河が造られたようだ。工場の原材料や製品を運搬するためのものだったのだろうが、今は水鳥の絶好の棲み処になっているようだ。



運河沿いには、とても気持ちのいい木製の遊歩道が設置されている。



スタンプポイントになっている、であい橋。運河がT字状に交わるところにあり、3本の吊り橋が交わるところが、ジャングルジムのようになっている。説明文を読むと、以前この地にあったガスタンクがモチーフになっているらしい。



阪神高速神戸線のすぐ南にある元浜緑地公園。すっかり秋の気配だ。元浜というくらいだから、元々はこのあたりまで海だったということなんだろう。付近は海抜0~1mのようだ。



大火災ひなん場所、という標識が見られる。住宅・商店が密集している尼崎ならではの地震対策の一環のようだ。もっとも、火災と津波では避難すべき場所は異なるのかもしれない。



尼崎センタープール前駅でスタンプをゲットして、あとは阪神電車沿いに設置されたスタンプポイントをブラブラと尼崎駅まで歩くだけ。



尼崎駅の西にある尼崎戎神社。鳥居のある空地は、市の公園になっているようで、鉄棒などの遊具が設置されている。



阪神尼崎駅で最後のスタンプをゲット。無事7つのスタンプをコンプリートした。
見慣れない謎のキャラクターでスマホの画面はいっぱいだ。


本日の歩行軌跡。およそ14km。