神戸の商店街・市場スタンプラリー

2017年12月23日 ②


3社沿線クイズ&スタンプラリーで元町から長田まで歩くついでに、年末まで開催している「神戸の商店街・市場スタンプラリー」にも参加する。神戸市の経済観光局が主催しているようだが、経済と観光を同一部署で所管していればこそのイベントのように思える。


元町から少し三宮側に戻って一つ目のスタンプポイント、トアロード中央商店街へ。北野異人館街に続く神戸のメジャー道路のひとつだが、「トア」の意味は今もって不明なんだそうだ。ずっと「東亜」だと思っていたのだが、英語由来だのドイツ語由来だの、様々な説があるらしい。



スマホを利用してのデジタルスタンプラリー。地図上にオレンジ色で囲まれたスタンプポイントと、自分の現在位置を示す赤いマークが重なると、スタンプをゲットできるようだ。



もっともスタンプを押すといっても、画面に現れるのは、ごくシンプルな「スタンプGET」というメッセージ。黄色い旗がせめてもの賑やかしだ。



スタンプゲットすると、地図上の当該ポイントに旗が立つ。長い商店街でリアルスタンプを探すのはいつも苦労するだけに、デジタルスタンプが有難く感じる。



精度も厳しく、商店街の少し手前でスタンプ申請をしても、撥ねつけられてしまう。



2つめのスタンプは、メルカロード宇治川。これまたメルカの意味が判らない・・・。メルカトル図法とかメルカプタンとかの単語が思い浮かぶが関係あるまい。商店街だけにMarket(市場)的な単語からの命名か、あるいは水があったところだけにMercury(水星)的な言葉からの造語なのか、想像を巡らす。



ご存知、新開地商店街。チャップリンの姿をしたゲートは、もう何度もこのブログにもアップしたはずだ。



商店街・市場だけでなく、どうしたことか、銭湯も6ヶ所ほどスタンプポイントになっている。湊町公園近くの朝日温泉だ。



兵庫区役所の北にある神戸新鮮市場。東山商店街と神戸新鮮市場の2つ名前が併記されている。そもそも、商店街と市場に違いがあるのか、とも思うが、スタンプラリーのチラシには、神戸商店街連合会と神戸市小売市場連合会の2つの団体が見られるだけに、何かの区別があるのだろう。



長田神社前商店街。商店街のゲートは神社の鳥居風になっている。



3社沿線スタンプラリーは長田で終わりだが、商店街・市場スタンプラリーのA賞(最高賞品)ゲットのためには、あと1ヶ所、計7ヶ所のスタンプが必要のため、2駅分あるいて板宿本通商店街まで歩く。



まあ、無事7ヶ所のスタンプをゲットし、7本の旗をスマホ上の画面に立てることができた。



今回のスタンプラリーでは、計22ヶ所の商店街・市場・銭湯がスタンプポイントになっていたが、歩いていると、他に随分たくさんの商店街があることにあらためて気が付く。元町付近のJRガード下だけでも、7つの商店街があるようだ。



神戸を代表する長~い元町商店街も、実は5つの商店街に分かれている。元町商店街連合会がその5つを束ねているようだ。



神戸という町は、ダイエーや生協のように、大型店舗が発展したところのはずだけど、意外なまでに商店街が多いように思えてきた。もっとも、このスタンプラリーのチラシには、それが神戸の特徴なのかどうかなどの記載は見られない。



さらに言えば、多数の商店街のなかでアイデンティティーを強調するためか、意味不明のネーミングの商店街も多いように感じる。この写真の商店街など、何と読むのかさえ、一見しただけでは判らない・・・。どうやらミナイチ(湊川1?)のようだ。



9km強の3社沿線スタンプラリーのはずが、アチコチ寄り道して20mほどのウォーキングになった。



神戸市の岡本から垂水にかけて、約25kmほどの間に、商店街・市場スタンプラリーの22のポイントは帯状に分布している。2日あれば、すべて歩き尽くせるだろうが、7つ以上のスタンプを集めても賞品は同じ。今年はここで終えておこう。