雨山(熊取町)

 2024年10月9日


いろいろと多忙なうえに、、右膝の具合がおかしい。平地を歩いている分には問題ないのだけれど、階段などの登り時に軽い痛みを感じるのだ。すっかりご無沙汰状態になっていたけれど、軽~い登り道だと記憶している熊取町の雨山で膝の具合を確かめてみることとする。



いつの間にか猛暑も過ぎ去り、随分と山歩きには有難い気候になってきたものだ。山頂は見えないけれど、六甲山系には見られないなだらかな山並みだ。



登山口は阪和自動車道の真下にある。駐車場から1㎞ほど平地を歩いてここまでやってきたけれど、膝は大丈夫。ただ意外に暑く日射しが強いのが気になる。



しばらく階段とは言えないほどの緩やかな道が続く。しかしこの僅かな登り勾配で右膝の違和感を早くも感じてしまう。



木立に囲まれた涼やかでノンビリとした登山道なのだけれど、常に右膝の違和感と暑さを感じながら進んでいく。



ここの丁石はカウントダウン方式。頂上へと進むにつれて数字が小さくなっていく。色々な考え方があるのだろうけれど、関西では圧倒的にカウントアップ方式が多いように感じる。



道は徐々に険しくなり(といっても、ごくフツーの登山道)、息が切れてくる。膝も相変わらずおかしいし、身体全体が老化しているのではと感じずにはいられない。



頂上手前にある展望台。標高は200mくらい。関空に離着陸する飛行機をボンヤリと眺めながら長い休憩をとる。



山頂に向かっての最後の上り坂。空が抜けるように青い。



山頂の手前に鳥居。古来雨乞いのための儀式が執り行われたという雨山の山頂には雨山神社が鎮座しているはずだ。



10年ぶりくらいに登ってきたけれど、山頂の休憩所がとてもキレイにリニューアルされているようだ。以前は南北朝~戦国時代にこの地にあった雨山城の再建を訴える大きなポスターが貼り出されていたと記憶しているけれど、今日は見られない。諦めちゃったのかぁ?



登頂記念のスタンプもあるけれど、ちょっと劣化しているせいかキレイに押せない…。「闇龗神(クラオカミ)」とは、雨山神社に祀られている雨乞いの神様のようだ。



山頂(312m)に鎮座している雨宮神社はヤマモモの大木に隠れるような小さな祠。でもとても清掃が行き届いていて地域の方々が丁寧にお護りしていることが判る。



膝の具合は良くないけれど、ピストンは面白くないので、永楽ダムを経て下山することにしよう。以前も歩いたはずの道だけれど、全く記憶に残っていない。まあ膝の調子が悪くとも下りなら大丈夫だろう…。



と呑気に考えて下山したものの、結構ザレザレの道が多く、苦労させられる。10年前には未だ元気でこの程度の道は記憶にも残らなかったのだろうけれど、今ではかなり鬱陶しくさえ感じられる。



どうやら泉佐野市との市境となっている尾根を進んでいるようだ。下りだと思っていたけれど、結構アップダウンもあって、意外に疲れさせられるし、ザレザレ道やシダの生い茂る道も多くて、だんだん楽しくなくなってきたぞ…。



永楽ダム。今では地域の貴重な水瓶として、水不足への備えの役割を雨山から引き継いでいる。



疲れたこともあって、一周2㎞と言われる永楽ダム湖を周回することは断念。最短で下山できそうな西ハイキングコースで帰路につく。



距離4㎞、獲得標高300m。お気楽な山歩きのはずだけれど、2時間50分(うち休憩1時間)も掛かった。同年代の多くが膝の痛みに悩んでいるのを見てきたけれど、いよいよ来たか~という感じ。コンドロイチンでも飲めばいいのか、整形外科に行くべきなのか…。