近鉄吉野線スタンプラリー (下市口~吉野口)

2012年11月11日(日)



橿原市内に一泊して、吉野線スタンプラリー2日め。しかし午前中の降水確率50%、午後からは雨足は強くなるとのことだ。しっかりと朝食を食べた後、7時過ぎにホテルを出発。

予定を変更して、まず橿原市内にあるスタンプポイント「おふさ観音」を目指す。台紙に、朝7時からスタンプ押印可とあったからだ。ところが、行ってみると置いてない・・・。掃除をしている寺男さんにお願いすると、奥から愛想のよい住職さんが出てきて、スタンプを探し出してきてくれた。橿原の観光協会の役員もされておられるそうで、橿原でのスタンプラリーについて少しお話をした。



おふさ観音を出たあたりから小雨が降りだす。急いで橿原神宮前駅に戻り、スタンプを押印。昨日閉まっていた下市町アメニティセンターせせらぎ再訪のため、電車で下市口を目指す。

下市口駅から、吉野川を渡り、アメニティセンターで無事押印完了。幸い雨は止んでいたが、空模様はかなり怪しい。



下市は、かつてこの地方の商業の中心地だったとのことで、倉や商家のような白壁の建物が多く見られる。下市町は手形発祥の地だそうだ。



未だ雨は降っていないが、念のためレインウェア上下を着用して、下市口から、2駅先の福神駅を目指して歩く。空はドンヨリ、吉野の山々も雲に覆われそうになっている。



以前訪れたことのあるゴルフ場の前を通る。花見のシーズンのため、車が大渋滞に巻き込まれ、素振りもロクにしないままにスタートし、いきなり4連続OBをしたところだ。こんな日にゴルフをするのも酔狂なものだが、カッパを着てスタンプラリーをやっている方が余程酔狂だろう。



ゴルフ場を過ぎてから、梨農園が続く。さながら梨街道の様相だ。雨が徐々に強くなってきた。



福神駅に到着。福神漬の本場かと思いきや、近鉄のニュータウン造成で特急停車駅に格上げになった駅だそうだ。駅舎も吉野線のなかでひときわお洒落だ。



雨足が強まり、福神駅からは、ついに傘もさして歩く。お気に入りのソニーのポータブルナビが示す2駅先の吉野口駅へのルートは、遠回りに感じたけれど、チェックする気もなくひたすら歩く。

普段はトンネルを歩くのは、歩道があってもイヤなんだけど、今日のような天気の日には有難い。トンネルの出入口に梨の絵がある。



ナンテンの実。上手く撮れなかったけれど、雨露がキラキラと光って、とても美しかった。



御所市に入る。奉膳と書いて「ぶんぜ」と読むようだ。奈良には難読地名が多いが、これは最高レベルの難易度だ。



正午過ぎに吉野口駅に到着。近鉄とJRのホームが並行している。



計13のスタンプを獲得したので、あと3つ。壺坂山と飛鳥が残っているが、今日はこのあたりにしておこう。雨は小降りになっているが午後からは本降りになるはず。引き際が肝心だ。

まとめ 

歩行距離 約12km 
所用時間 182分 
歩数    21100歩 (しっかり14500歩)
  
         (いずれも橿原市内を含まず)

近鉄吉野線スタンプラリー (吉野~下市口)

2012年11月10日(土) - ②


近鉄・阪神・山陽の沿線散歩の吉野山コースを終え、吉野駅前で草団子などを食べて小休憩。さあ、次は近鉄吉野線開業100周年記念スタンプラリー「満喫!わくわくビンゴ」だ。

これは吉野線の特急停車駅10駅と、沿線16市町村の観光スポットでスタンプを集め、1~3ビンゴできれば商品を貰えるもの。スタンプ10コあれば3ビンゴが完成するが、当然、スタンプ欄を埋め尽くして10ビンゴを完成させるのだ。さらに当然、歩いてスタンプを集めるのだ。



実は既に先日、金剛三市スタンプラリーで五條市に行った際に、予期せず一つ目のスタンプをゲットしている。沿線16市町村には、土津川村など、到底歩いて行けそうにもない奈良県南部の市町村が8つも含まれているため、残り18ヶ所から16ヶ所を選ぶことになる。自由度は少ない。

沿線散歩の途中にあった、吉野山ビジターズセンターがスタンプポイントになっている。歴史街道やら、携帯スタンプラリーやら、さまざまなスタンプラリーのポイントを兼ねていた。



吉野駅でスタンプを押し、出発したのが、15時をだいぶ過ぎてから。あわよくば壺阪山くらいまで行こうと思っていたのだけれど、到底無理だ。行けるところまで行くしかない。神殿風の吉野神宮駅で合計4つ目のスタンプをゲット。近鉄さんには申し訳ないけれど、全ての駅で、改札外にスタンプがあるのが、ウォーキングスタンプラリーストにとっては嬉しいことだ。



吉野神宮駅から、吉野川を渡るためには線路橋から離れて、上流側に大きく迂回しなければならない。 このあたりは吉野杉などの集積所になっている。ここで集積された木材が吉野川を使って搬出されたのだろう。



吉野川を北に渡る。空は少しずつ暗くなり始めている。



近鉄の鉄橋。単線だ。吉野線は特急停車駅が過半を占めるという、不思議な路線だ。しかも、特急でさえ、すれ違い駅でしばらく待つことを余儀なくされる。それでも時刻表の半分は特急なので、500円払って特急に乗る羽目になることが多い。



大和上市駅で5つ目のスタンプゲット。吉野杉かどうかは判らないが、木材を多用した駅舎だ。



大和上市から、吉野川北岸を西に向かって歩く。河原では満面のススキが揺れている。



吉野川沿いの国道169号線をしばらく離れて、旧街道に入る。伊勢街道の一部のようだが、奈良県を東西に横切る道の多くが伊勢街道と呼ばれているようで、ややこしい。



六田(むだ)駅に到着。吉野駅からの全ての駅が特急停車駅だ。しかし次の越部駅は、ついに特急が止まらない駅だ。7つ目のスタンプは下市のアメニティセンターだ。暗闇が迫っている。



下市町立アメニティセンター「せせらぎ」に到着したのが17時50分。ぎりぎりセーフと思ったが、アウトだった。センターの扉には18時までとあるんだけれど、よく見るとスタンプラリーの台紙には17時までとある。う~ん、スタンプラリーは人生さながら、計画どおりには行かないものだ。



下市口にて7つめのスタンプをゲット。予定を大幅に下回る結果となったが、今日はここまで。



各駅で貰えるスタンプは赤色で、かつて吉野線を走っていた電車。駅ごとにデザインが異なる。観光スポットのスタンプは青色で、その市町村の名所やキャラクターがデザインされている。なかなか集めがいのあるスタンプだ。



今日はトコトン歩くつもりだった。というのも、この春橿原漫遊スタンプラリーで当選した宿泊券を利用して、橿原市内に宿を取っているからだ。しかし明日は雨の予報。2日間での16スタンプ達成はムリそうだ。ホテルで作戦を練り直そう。


まとめ

歩行距離  約11km
所用時間  161分 (2時間41分)
歩数     16900歩 (しっかり 13100歩)


この日の合計

歩行距離  約18km
所用時間  330分 (5時間30分)
歩数     28000歩 (しっかり 17800歩)

沿線散歩(3) 奈良・吉野山

2012年11月10日(土) ‐①


近鉄・阪神・山陽の「沿線散歩」全10コース制覇に向けて今年もスタートを切った。10km程度のウォーキングコースのなかにあるクイズポインに答え、ゴール駅でスタンプを貰う仕組みだ。

今年のコースは西は姫路、東は奈良県の吉野、と広く分布している。3年ほど前に近鉄が参加して以来、近鉄エリアの懐にどんどん深く入り込んだコース設定になっていく。この調子では、来年には伊勢などがコースに組み込まれるんじゃなかろうか。



朝に済まさなければならない用事ができたため、吉野に着いたのは12時半。勿体ないと思いながらも特急に乗ったが、それでも遅いスタートになってしまった。



紅葉の見頃には10日ほど早かったようだ。吉野駅からロープウェイに乗り継ぐ観光客を尻目に、いつもよりかなり重いリュックを背負ってを山道を登っていく。大した坂道でも無いが、多少は高度も上がったのだろう。元湯あたりまで来ると、ちょっといい感じの紅葉にも出会えた。



白っぽい枝の桜のなかで、楓の紅葉が映える。歩いて上千本にまで登って行こうとする人は他にいないので、とても静かで、爽やかな気分になる。



一本の木のなかで、赤、黄、緑の葉が混在しているものもある。真っ赤に紅葉しているものも良いが、ミックスも結構綺麗だ。



上千本への道から逸れて、如意輪寺に向かう。ここに来てようやく登りがキツい。後醍醐天皇陵や楠木正行の髻塚があるところだ。とは、知っているし、5年前に近鉄の「あみま倶楽部」の50コース制覇時に来ているはずなんだけど、ここまでの道を含めて、全く記憶に残っていない。


正行の髻塚は拝むことができたが、北面している後醍醐天皇陵や、このお寺を代表する写真として使われている多宝塔は有料ゾーン。400円が惜しいこともあるが、先を急ぐので断念。



でも、その後、上千本に向かう道から、多宝塔を見ることができた。



上千本地区にある竹林院。聖徳太子の創建と伝わる。千利休が作り、細川幽斎が改修したという庭園が立派らしい。これだけのビッグネームが揃うと、少し見てみたい気もするんだけど、300円をケチって、ここもスルー。



中千本のメインストリート。風情のある土産物屋や茶店が軒を連ねている。葛餅とか草団子とかが、気になるけど、もう少し我慢だ。



南朝の皇居になっていた吉水神社。南朝を正統とすれば、この地が50年以上もの間、日本の首都であったことになる。後醍醐天皇以外に、源義経、弁慶、静御前が隠れ住んだり、また豊臣秀吉が盛大な花見をしたり、吉水神社は、日本史のビッグネームがテンコ盛りだ。



世界遺産でもあり、歴史の生き証人のような見所が満載の吉水神社で、入場料400円は惜しくはないが、今日は急ぐのだ。でも、一目千本と呼ばれる吉水神社からの眺めは堪能。白くなった桜の木々に混じって生えているもみじのため、どことなく山全体がピンクに見える。



役行者こと、役小角が開祖で、1300年の歴史があると言われる東南院。役行者って、山岳信仰の祖のような存在であったり、鬼神を操るほどの呪術師であったり、恐ろしげな人物に思えたりもするけれど、神道の本流ともいえる加茂氏の出なんだよね。



吉野山のシンボル、金峰山寺蔵王堂。大塔宮の陣跡の碑がある。東大寺の大仏殿に次ぐ大きさの木造建築になるそうだ。これも役行者が開祖。これまで「こんぽうさん」と勝手に読んでいたけど、正しくは「きんぷせん」と知った。



金峰山寺から、東南側の山の中腹に、先に訪れた如意輪寺が小さく見える。



金峰山寺の仁王門。蔵王堂と同様、国宝に指定されている。



吉野駅に向かって、 七曲りと呼ばれる道をダラダラと下っていく。このあたりが最も紅葉が進んでいたように思う。



 当然のことながら、帰りもロープウェイを使わず、「沿線散歩」のマップにあくまで忠実に歩く。



雄大な自然のなかで、ロープウェイの如何に小さいことか。大した坂道でも無いし、登りはともかく、少なくとも下りは歩くのがお薦めだ。



ゴール(今回はスタートも同じ吉野駅だが)で貰うのは、小さな改札印がひとつだけ。他のスタンプラリーに比べて、あまりのショボさに最初はガッカリだったが、実は最も信頼度が高いスタンプなのだ。日付も入っているし、一人で何枚もの台紙にスタンプを押すような不正もありえない。



それにしても、近鉄のクイズはひどい。「春になると吉野山をピンクに染める植物は?①桜、②もみじ、③バラ」。おいおい馬鹿にしとるのか。歩いて行って初めて正解がわかるようなクイズにせんかい。以前にも「奈良公園にいる天然記念物の動物は?」なんてものもあった。

近鉄の「沿線散歩」は、クイズもコースも、阪神・山陽のテイストと違いすぎる。神戸方面から観光客を奈良に呼び込むことばかり考えているようで、全て定番の観光コースだ。阪神・山陽は、毎回工夫して独自のコースを作っている。近鉄も「あみま倶楽部」という素晴らしいウォーキングプログラムを開催しているのだから、もう少し力を入れてくれないかなぁ・・・。

まとめ


歩行距離  7km
所用時間  164分
歩数     12600歩 (しっかり 4700歩)

丹波亀山城下町 宝さがしゲーム(亀岡)

2012年11月4日(日)



京都の亀岡市に出掛けて、「丹波亀山城下町 宝さがしゲーム~光秀が託した贈り物~」に挑戦した。今年で第4回目になるが、やっと初参加だ。

事前にチラシを熟読したが、その内容が謎めいている。明智光秀が遺した巻物に書かれた、4つの謎が指し示す場所を突き止め、実際にその場所に行って宝物ゲットに必要な暗号を入手していく・・・、どのようなゲームなのか、さっぱり判らん。やはり現地に行ってみるしかない。



5年振りに訪れた亀岡駅は大変貌を遂げていた。京都市や大阪府に隣接しているとはいえ、長閑なローカル駅だったと記憶していたが、今や、流線形の金属屋根と全面ガラス窓という、近代的な駅に生まれ変わった。

それにしても、駅舎内の観光案内所で、宝さがしゲームの参加申し込みを済ませたものの、どこに行けばいいのか、見当が付かない。駅前のバス停のベンチを占拠して、案内のパンフレットと地図を交互に睨みながら20分ほども作戦を練るのに時間をかけてしまった。



以前、JRの「駅からはじまるハイキング」でこの駅を訪れた際には、保津川を越えて北に向かったので、駅の南側に広がる市域を歩くのは初めてのことになる。まずは、最初の宝箱が隠されていると思われる、亀岡城址を目指す。元の内堀の傍に、複製されたシャチホコがある。



亀岡城の元本丸地域は、現在某宗教法人の本部となっている。かつての亀岡城の名残をとどめる建造物は、石垣のみとなっているようだ。



光秀の謎は、なかなか難しい。場所の特定が簡単ではないし、おそらくこの辺りにあるはず、と思っても宝箱が容易には発見できない。木陰などにひっそりと隠されている。



町には、いくつかヒントが掲示されているのだが、これを読んでも、なお難しい。どうせ子供騙しだろうとタカを括っていたが、意外な難問の連続で、結構歩かされることになってしまう。他にも、宝探しのマップと参加証を持って、ウロウロしている人たちが沢山見られた。



古世親水公園。湧水を利用した、野菜などを洗う場所がある。魚も泳いでいて、夏には子供たちの格好の遊び場にもなるようだ。
宝箱の在り処と考えて、やってきたが、「ここには無いよ」と地元に方に優しく教えられた。



称名寺の塀にある彫り物。つい見過ごしてしまいがちで、しかも何の説明板も無いのだが、なんと左甚五郎の作だと、やはり地元に方に教えてもらった。もっとも左甚五郎とは、特定の一人ではなく、江戸期の名匠たちの代名詞になっていたと聞く。



称名寺にある和泉式部の墓。これでいくつめの和泉式部の墓を訪ねたことになるだろうか。帰宅してネットで調べると、式部の墓と伝わるところは、全国に何十ヶ所もあるらしい。式部の伝説を語り物にしていた女性たちもまた、「和泉式部」と呼ばれていたことに起因するそうだ。



市街地は、城下町の風情を取り戻すべく、道路、標識、灯篭などの整備が行われているようだ。



結局4つの謎の解明に2時間くらい掛かった。歩いた距離は、せいぜい2~3キロくらいだと思うけど・・・。亀岡の町の人たちの優しい助けがなければ、解けなかったかもしれない。

ゴール地点で、謎解明の抽選。やはり末等のバッジだった。「明智かめまる」という亀山城のお堀に棲む亀らしい。昨日貰った宇治スタンプラリーの完歩賞のバッジと並べてみた。



亀岡では、大河ドラマの主人公に明智光秀、との運動を展開しているが、次が新島八重、その次が同じ戦国時代の黒田官兵衛と決まったから、「次の次の次の次」狙いになるのだろうか。

さらに京都サンガの本拠地になる新サッカー場の建設を、城陽、淀、と競っているところだ。明治初期、三重の亀山と紛らわしいから、と亀岡に地名を変更されたという屈辱的な歴史を持つからかもしれないが、亀岡のブランドアップにかける人々の思いがとても熱いように感じる。




時間が掛かった割には、あまり歩数は稼げなかったが、帰路に途中下車して、壬生、島原、京都水族館あたりを歩き回って、一日トータル約2万歩に帳尻を合わせた。