堺ザビエコくんスタンプラリー 古墳クイズ編

2014年8月14日(水)


午後から時間が空いたので、堺で開催中のお手軽スタンプラリーに出掛ける。堺ザビエコくんスタンプラリー。いつの間にか堺の夏の恒例行事になったが、昨年のテーマが中世堺だったものが、今年は一昨年の古墳に戻った。



15時半頃、JR阪和線の難読駅名として取り上げられることの多い百舌鳥(もず)駅に到着。随分遅いスタートになったが、年に2~3度はスタンプラリーで訪れる勝手知ったコースなので、チャッチャと済ませてしまおう。



百舌鳥駅から数分歩いて、仁徳天皇陵傍の大仙公園観光案内所で、スタンプラリーの台紙をゲット。



大仙公園の入口には、仁徳天皇の像がある。鹿の耳からモズが飛び出したという、百舌鳥という地名の由来にもなったエピソードをモチーフにしたものだ。



スタンプポイントになっている大仙公園内の堺市博物館の近くには千利休の像もある。向かいには利休の師匠になる武野紹鴎の像もある。堺は歴史ある町だけど、古墳時代と室町時代の間の空白を埋めるものがあれば、なお凄いんだけどねぇ。



毎度おなじみ堺市博物館。年に1~2度は訪問しているはずだが、いつの間にか、入り口が変わって、少しだけど無料ゾーンが設けられていた。



こいつも初対面だ。堺市博物館のマスコット、サカイタケルくん。市の関連団体がゆるキャラを濫造しまくっている堺が性懲りも無く、また新キャラを製作したらしい。一昨年のゆるキャラコンテストでぶっちぎりの最下位を獲得した同じ大仙公園にある緑化センターのポピアンの二の舞にならないように願いたい。ザビエコくんも、相変わらず人気上昇していないし・・・。



堺市博物館でスタンプをゲットした後、仁徳天皇陵に参拝。濠の向こうは緑の深い丘陵が広がっている。被葬者が仁徳天皇なのかどうかも議論が分れているようだが、民政に力を注いだと伝わる仁徳天皇に相応しい圧倒的なスケールだ。もっとも仁徳天皇の女性関係は複雑だったようで、皇后の磐之媛命とはずっと別居で、それぞれの陵墓も堺・奈良と、遠く離れている。



三重目となる外濠の幅も半端なものではない。戦国時代には、この地勢を利用して城が築かれていたとか、秀吉が天皇陵の中で狩りをしたとも聞いたことがある。不尊なことかもしれないが、このような天皇陵の位置づけの歴史的変遷も堺市博物館で取り上げてほしいものだ。



次なるスタンプポイントの堺市役所に向けて、堺東までブラブラ歩く。高校時代から歩いているところなので、新しい発見も無い。主要道路が南海高野線で遮断された三叉路のようになっているので、相変わらず車は混雑している。周囲のビルは空室だらけなんだけどねぇ。



21階建の堺市役所。最上階の展望ロビーは休日も開放されている。いつもと違って、えらく人が多いなぁ・・・と思ったが、それもそのはず、今日は平日だった。夏休み中とはいえ、ラフな格好でブラブラしているところを、誰か知った人に合わないかと急に不安になり急ぎ足になる。



展望ロビーで無事2つめのスタンプをゲット。仁徳天皇陵を見下ろすことを期待して、ここを訪れる人も多いのかもしれないが、ここまで上っても前方後円墳は実感できず、ただの丘陵にしか見えない。観光用の熱気球をあげる構想も聞いたことがあるが、どうなんたんだろう。



東京の銀座は、江戸幕府によって堺の銀職人が移住して拓かれた町なので、この堺銀座が銀座の本家本元になるんだけど、商店街としての賑わいは雲泥の差がある。もっとも、気のせいかもしれないが、最近かなり賑わいを取り戻しているように感じる。いつの間にかアーケードの入口にも堺らしい南蛮船のデコレーションが施されていた。



別の入口にも、南蛮人など、中世堺の様子が描かれている。



中世の堺の町の中心に位置しながら、うらぶれ感さえ漂いつつあった山之口商店街の入口も随分格好良くなっていた。



昭和の堺は、臨海部の工業化や山間部のニュータウン開発にばかり力が入って、観光資源を軽視してきたように思う。近年あらためて観光都市としての設えを整えつつあるが、失ったものも多い。環濠都市の名残であった土肥川も、阪神高速道路工事で埋め立てられてしまった。



南海高野線の堺東駅と、南海本線の堺駅を結ぶ、大小路通。ここにLRTを作るとか作らないとか、長らく議論が続いている。おそらく作っても赤字なんだろうが、車道を狭めて、超ゆったりとした歩道になっているのは良いが、LRTを建設するスペースは十分すぎるほどありそうだ。



LRT建設と併せて議論になっている南海阪堺線。チンチン電車だが、堺市内は道路併用ではなく線路専用となっている。堺市の中心部には、南海本線・高野線・阪堺線と、2km弱の間に3本もの南海線が走っている。



南海堺駅の観光案内所で最後のスタンプをゲット。



どういう訳か、堺駅ビル内には、駅構内と駅構外に、2つの観光案内所がある。手厚いのは良いが、それほど観光客が訪れる様子も窺えない。失礼ながら、とてもヒマそうだ・・・。



スタンプは無事3つ揃った。ポピアンを凌ぐ、奇抜なデザインの古墳キャラクターだ。真ん中は「りょうこ」ちゃん。女の子なのかぁ? 右が方墳から名付けられたと思われる「ほうこ」ちゃん。左は円墳から「えんこ」ちゃん。デザインもストレートだが名前も安直すぎる。 



とまあ、驚いたようなことを書いたが、実はこれらのキャラクターには2年前にお目に書かている。一昨年のザビエコくんスタンプラリーの写真を再掲するが、台紙もスタンプもほとんど同じだ。クイズまで3問中、2問は全く同じ。手抜きにもホドがあるぞ。リピーターなどいないとタカをくくっているんじゃないだろうか。たくさん観光案内所を維持しているくらいなんだから真面目にやってくれ。来年も再来年も参加してチェックするぞ。



参加賞として、ボールペン、メモ帳、クリアファイルの3択からクリアファイルをチョイスして戴いた。堺が、スタンプラリーという手段を活用して、観光客に街歩きを楽しんでもうおうとしていることは高く評価しているだけに、今後さらに改善を期待したいものだ。観光案内板や歩道も整備され、歩く町としてのハードは整ってきた。ツーデイウォークなどのイベントも定着しているが、ゆるキャラも含めて、乱発しているソフトの洗練と高度化が必要だと思う。頑張れ、堺市。



載せるほどのもの距離でもないが、今日のウォーキング行程記録。

 

まとめ


歩行距離    5.5km
所要時間    96分
歩数       9000歩



湖西線開通40周年スタンプラリー(雄琴~堅田)

2014年8月12日(火) ②


大津京に「ちはやふるスタンプラリー」に出掛けたついでに、JR湖西線開通40周年記念スタンプラリーもやっつけてしまおう。といっても、スタンプポイントは、大津京、おごと温泉、堅田、近江舞子、近江今津の5駅。全駅を歩きとおすと50km以上になってしまう。取りあえず、今日のところは、南側の3駅の制覇を目指して、まず大津京駅で最初のスタンプをゲット。



近江神宮と、おごと温泉郷で、ちはやふるスタンプラリーをコンプリートした後、おごと温泉駅に向かう。ちはやふるスタンプラリーを山の中腹の旅館で終了したので、アップダウンのきつい坂道を進む羽目になる。JRと並行している湖西道路は大渋滞。夏休みの行楽帰りだろうか。



おごと温泉郷とおごと温泉駅は1kmほども離れている。ここで、湖西線スタンプラリーの2つめのスタンプをゲット。駅前には温泉旅館の送迎バスが何台も待機しているが、温泉街というより、郊外の住宅街の雰囲気だ。



もっとも、温泉街の駅前にありがちな、足湯が設置されている。



おごと温泉駅の周囲は、閑静な住宅街が広がっている。近年開発された街と思われるが、広めの敷地に、個性ある注文住宅が立ち並んでいて、温泉街や風俗街に代表される雄琴とは、全く真逆の雰囲気だ。



3つめのスタンプを目指して、堅田駅に向けて、さらに北に進む。途中、大きく寄り道することになるが、大好きな浮御堂に立ち寄る。かつては立入自由で、人気も少なかった。湖の中に突き出した御堂の縁に座り込むと周囲からも隔離され、琵琶湖を独占する景色が眼前に広がる、贅沢でロマンチックな気分に浸れる場所だった。観光客が増えた今では望むべくもない。



琵琶湖大橋までもう少しだ。4年前、のべ9日間かけて琵琶湖一周(総距離約240km)を歩いて一周して、滋賀県知事から認定証を貰ったが、その当時に比べて明らかに脚力は衰えていることを実感する。週末の度に琵琶湖まで電車で通って都度30kmほど歩いたが、体力的には未だ未だ余裕があったように思う。



堅田は「湖族の郷」を自称している。かつて琵琶湖の水運を牛耳っていた堅田衆を湖族と呼ぶようだが、「湖族」ではなく、「湖賊」が適当とも思うのだが・・・。瀬戸内の村上氏や、志摩の九鬼氏が海賊と呼ばれたようなものではないかと勝手に想像する。



かつて湖族の拠点であった堅田だが、現在の堅田港は小さな桟橋と船溜まりがあるだけの、小ぶりの港だ。



堅田の街中で 、古い石油の宣伝看板を発見。モービル石油のものだ。



ようやく堅田駅に到着。結構汗をかいた。ここで3つめのスタンプをゲット。



最近スタンプラリーが開催された学研都市線や大和路線と同様、JRの駅スタンプがそのまま利用されている。いつでも押印できる常設スタンプではなく、スタンプラリー用の特別なものを用意してもらえれば、一層モチベーションが上がるんだけどねぇ・・・。



堅田駅には、JR湖西線開通40周年のパネルが設置され、古い写真がたくさん紹介されていた。



今日、ゲットしたのは、3つのスタンプのみ。コンプリートのためには、近江今津、近江舞子両駅のスタンプが必要だが、この2駅間の距離は20km以上ある。夏休みの間に歩くかどうか、微妙なところだ。

 

まとめ (大津京~雄琴~堅田)


歩行距離   15kmくらい??
所要時間   5時間40分
歩数      29100歩



ちはやふるスタンプラリー(大津京~雄琴)

2014年8月12日(火) ①


夏休みを利用して、「ちはやふる複製原画スタンプラリー」を制覇すべく、滋賀県の大津京駅にやってきた。もっとも、事前に勉強したところによると、「ちはやふる」とは、かるたクイーンを目指す少女を主人公にした漫画のようだ。最近のアニメや漫画にはさっぱり知識も興味も無いのだが、ウォーキングを兼ねて、スタンプを集めるには手頃なイベントだ。




大津京駅に降り立って、スマホが無いことに気づき、愕然。(自宅に置き忘れてきたと、この時は考えていた) 大津京駅のコンコースには、「かるたの聖地大津」をアピールする大きな看板があるのだが、オンボロのガラケーのカメラでは、上手く撮ることができない・・・。



もともと西大津という名前だった駅が、5年ほど前に大津京駅と改称されたが、中大兄皇子が造営した大津京は、本格的な都ではなかったので「大津宮」と呼ぶべきだ、との意見も多いようだ。実際、駅から10分ほど歩いた閑静な住宅街に点在する大津京跡は、どれも戸建住宅1~3軒程度の面積でしかない。



駅から20分ほどで近江神宮に到着。古い神社のようだが、意外にも歴史は浅く、昭和15年(紀元2600年)に、大津京を造営した天智天皇を祭神の創祀されたものだ。百人一首の第一首が天智天皇の歌であることから、競技かるたの大会の舞台ともなっている。



ちはやふる人気で、多くの人が参拝に訪れていると想像していたが、偶然かもしれないが、意外にも落ち着いた雰囲気のなかで、まずは参拝を済ます。



境内の片隅にある時計館・宝物館の2Fが、「ちはやふる」コーナーになっている。ここがスタンプラリーの最初のポイントになる。



今更ながら、「ちはやふる」とはどういう漫画かを勉強する。クールな文学少女のお話をイメージしていたが、それとは真逆の、かなり情熱的でアクティブなストーリーのようだ。無事最初のスタンプをゲットする。



なんと、スタンプは、百人一首の下の句。近江神宮のスタンプは、やはり天智天皇の歌だ。いろいろとスタンプラリーをやってきたが、これほど文字だらけのスタンプは初めてお目にかかった。(右側の持統天皇の歌は、この後訪問した雄琴温泉でゲットしたもの)



近江神宮で、大変なことに気付く。 家に置き忘れてきたと思ったスマホだが、自宅を出た後、大阪市内で使用したことを思い出す。ダメモトで、自分のスマホに発信してみると、電話が繋がった。なんと、比叡山坂本駅に落し物として届けられていた。JRの中で落としたようだが、あっさり見つかるとは、実に幸運なことだ。

比叡山坂本駅は、大津京駅の2つ先。1時間ほど後に取りに伺う旨を駅員さんに伝えて、近江神宮から急いで向かう。といっても、歩いて向かうのだが・・・。 40分ほどで唐崎駅を通過。この次が比叡山坂本だ。



比叡山坂本駅で無事、スマホを回収。拾って届けてくれた方、保管していただいた駅員さんに大感謝だ。スマホだと、写真の映りがまるで違う。

世間では、スタンプラリーといえば、夏休み恒例のJRのポケモンスタンプラリーが最も人気を集めているようだが、さすがに手が出ない。スタンプポイントが広域にわたりすぎているため、ウォーキングでスタンプを集めることは不可能なのだ。



偶然、比叡山坂本駅は、ポケモンスタンプラリーのポイントになっていた。長年スタンプラリーをやっているが、JRのポケモンスタンプを押すのは、これが初めてだ。



JR比叡山坂本駅の前には、石積みの郷公園なるものがあり、安土城築城などで活躍したこの地の石工集団、穴太衆の石積みを再現・解説している。



比叡山坂本駅から、さらに北上して、ちはやふるスタンプラリーのメイン会場となっている雄琴温泉郷へ。風俗関係の店が集まった特殊な町とのイメージが強烈だったものが、最近は各観光旅館が改装とPRを重ね、家族客や女性客にも支持される温泉地になってきたようだ。

もっとも、観光旅館地域の南側にある、特殊浴場が林立する区域も健在のようだ。店の前で客を呼び込む黒服の男性従業員が立っているディープゾーンもあるが、撮影するのは憚れる。



雄琴温泉郷には10のスタンプポイントがあるが、そのうち9ヶ所は旅館。立派な観光旅館ばかりだが、リュックを背負った汗だくの姿で突入する。「ご予約のお方ですか」と、愛想よく応対していただいたり、ズラリと並んだ女性従業員さんに「いらっしゃいませ」と出迎えされたりする。

宿泊も日帰り入浴もせず、15時前後のお客様が続々と到着する繁忙な時間に、厚かましくもスタンプだけ押させてもらいたいに来ているのだから申し訳ない限りだ。しかし、どの旅館でも、大歓迎していただき、ニコニコ顔をスタンプを押してくれた。有難いことだ。



海岸部の旅館から順に回っていく。小さな港だが、雄琴港からは琵琶湖巡りの観光船も出ている。港内では釣りを楽しむ家族連れも多数見られた。



おごと温泉観光公園。観光案内所と土産物店と駐車場を兼ねた施設だ。ここがスタンプラリーのゴールになる。4ヶ所のスタンプを集めれば景品に応募できるのだが、当然、全てのスタンプを集めるのだ。



横断歩道でよく見かける飛び出し人形。雄琴では「おごとん」なるオリジナル人形も用いられているようだ。この人形の目的は、ドライバーに対して「子供が飛び出してくるかもしれないから、用心しろ」との注意喚起だと思うのだが、歩行者に対しては「左右を気にせず、急いで渡れ」とのメッセージになるのでは、と常々訝しく感じている。



海岸部の旅館を制覇した後は、高台から琵琶湖を展望できる山手の旅館を訪問する。3つの旅館それぞれが異なった道を上る必要があるため、上って、下りてを繰り返す。かなりハードで、一層汗が噴き出す。



最後の旅館は、かなりの高台。琵琶湖が一望できる。



各旅館では、「ちはやふる」の複製原画が飾られている。正直なところ、あまり興味は無いのだが、旅館の方は、「ちはやふる」ではなく「スタンプ」のみを目的に歩き回っている人がいるとは想像できないのだろう。勧められるままに、複製原画の写真を撮らせてもらう。



土産物の売店の商品棚に、飾られている原画もある。もっとも、土産物の多くが「ちはやふる」関連だ。



フロントの前に専用のテーブルを設置して、飾られているものもある。ファンには堪らないモノなんだろうねぇ・・・。



無事、全てのスタンプをゲット。百人一首の第一首から第十一首まで、順番に並んでいる。水色のインクが薄かったことと、ひとつ上下逆さまに押してしまったことが悔やまれる。



「ちはやふるスタンプラリー」は無事終了したが、引き続き、JR湖西線開通40周年記念スタンプラリーのため、堅田に向かって、さらに北上を続ける。(以下、次号)