2013年4月21日(日)
「大阪市営地下鉄開業80周年&京阪電車淀屋橋延伸50周年スタンプラリー」が開催中だ。仰々しいタイトルの割に、スタンプポイントは、梅田、心斎橋、天満橋、淀屋橋という、ありふれた4ヶ所でしかないが、久しぶりのウォーキングスタンプラリーなので、張り切って出発。
まずは京阪に乗って、唯一、改札内にスタンプポイントがある京阪天満橋駅へ。えらく、人が多いと訝しく思っていると、皆、造幣局の桜の通り抜けに向かうようだ。期間中唯一の日曜日なので、凄い人出になるだろう。これまで2度行ったが、あんな人混みは、もう御免蒙りたい。
天満橋で最初のスタンプをゲットして、心斎橋に向けて歩きだす。日常の行動範囲なので、この4駅を、どう歩いても、新鮮味が無い道を歩くことになるが、何か発見したいものだ。
久しぶりに釣鐘町の「大坂町中時報鐘」、通称「時の鐘」にやってきた。1634年完成の由緒ある鐘だが、4度の焼失と、4度の移転を経て、1985年に、元の場所に戻ったそうだ。今はコンピュータ制御で、8時、12時、日没の一日3回、打鐘される。以前聞いたが、結構いい音だった。
人形と玩具の街、松屋町にやってきた。人形店のビルの壁面に巨大な五月人形のオブジェが飾られている。今まで気付かなかったが、これって、季節ごとに変わっているのだろうか。違う季節に確かめよう。
長堀と東横堀が交わるところにあった、住友銅吹所の跡にやってきた。もっとも現在残っている建物は、精錬所が閉鎖した後に出来た住友家本宅内にあった、日本最古のビリヤード場だ。
銅吹所跡に、電話ボックス状のスタンプ置き場を発見。「ミナミまつり」の「ウォーク・オン・ミナミ・スタンプラリー」とあるが、鎖が千切れて、スタンプも見当たらない。主催が南区体育厚生協会とあるだけに、南区が東区と合区して中央区になった1989年以前のものと推定できる。
心斎橋駅で2つめのスタンプをゲット。スタンプ台は、先日の吉本100周年スタンプラリーと同じ設置場所なので、すぐ見つけることができた。
梅田へは、通り慣れた御堂筋ではなく、四ツ橋筋を行くことにする。長堀との交差点には、四ツ橋跡のモニュメントが設置されている。4つの橋の名前をなかなか覚えることができない。炭屋橋、吉野屋橋、上繋橋、下繋橋。よし、今度こそ覚えたぞ。
靭公園。今は都会のオアシスとなっている、この細長い公園が、戦後間もなくには、占領軍の飛行場であったことを、今どれくらいの人が知っているだろうか。
僅か79mしかない肥後橋商店街。自虐的に、日本一短い商店街と称していたが、その後、京丹後市峰山の商店街の方が短いとの事実が判明し、今では日本一短いアーケード、と名乗っていると聞いていたが、今も「短い」が残っている。かつてスタンプラリーを開催したら、2ヶ月間で応募者1名という惨憺たる結果だったという話もあったりして、何かと気になる商店街だ。
いよいよ完成したフェスティバルタワー。旧朝日新聞社ビルの立替工事も進められ、2017年にはツインタワーが登場することになる。うめきた、ハルカスと、どんどんビルは建つが、大阪のオフィス需要が付いて行けるのだろうか・・・。
このところ、急に増えた自転車駐輪場。歩行者の邪魔にならないよう、極力斜めに駐輪するように設計されている。ケチな大阪人がお金を払って自転車を停めるのか、訝しく思っていたが、意外にも駐輪されている自転車は多い。とても結構なことだ。
新地本通り。昼間に来ることは滅多にない。いや、夜でも、このところ、年に2~3回しか来ない。かつては蜆川がこの道沿いに流れていたそうだが、今や面影も無い。
地下鉄梅田駅で、3つめのスタンプを押した後、少々ショッピング。スタンプラリー中ってことを忘れて、アチコチ歩きまわってしまった。ようやく御堂筋に戻り、最終地点の淀屋橋を目指す。このところ御堂筋にもスーパーが立ち始めた。このスーパーは24時間営業だ。
御堂筋を、休日や夜間でも、上質な賑わいのあるゾーンにする、と仰っておられる大阪市にしてみれば、スーパーやドラッグストアじゃなくて、ブランドショップなんかに来て欲しいんだろうけど、それ以前に、御堂筋の一等地にありながら、休日は立入禁止にしている大阪市役所を、親しみやすいものにして貰いたいものだ。
適塾跡の緒方洪庵先生像。後ろの物干し台は、かつて大村益次郎が豆腐を肴に酒を飲んでいたところになるのだろうか。
無事、4つのスタンプを押印し、淀屋橋駅で、記念の缶バッジを貰う。
午前中にやっつけるつもりが、買い物やら昼食やらで寄り道を繰り返し、大幅にタイムロス。結構疲れた・・・。
まとめ
歩行距離 約9km所用時間 230分 (3時間50分)
歩数 18100歩 (しっかり 11000歩)