尼崎市リンリン電子スタンプラリー

2017年11月24日(金)


尼崎市でリンリン電子スタンプラリーなるものが開催されている。尼崎市内に整備されている自転車道を巡ろう、という主旨のイベントだが、自転車でなくとも問題無さそうだ。



尼崎市の南部に整備されているという自転車道「尼っ子リンリンロード」に沿って7ヶ所のチェックポイントが設けられている。サイクリングを対象としたスタンプラリーは数十キロもあって、到底歩けそうにないものが多いが、これは10数キロほどで完歩できそうだ。



広大な武庫川を跨いで設置されている阪神武庫川駅に降り立つ。駅の西口は西宮市、東口が尼崎市になる。



武庫川の土手を海に向かって歩き始める。天気はいいけど、風が強くて結構寒く感じる。まあ、しっかりと歩いていると、そのうちに汗ばむほど体は暖かくなってくるはずだ。



潮の満ち干の関係もあるのだろうが、川面は随分高く感じられる。河原には樹木の枝など、川を流れてきたと思われるものが無数に散乱している。ちょっと風雨が強まったり波が立ったりすると、打ち上げられるのだろうか。



河原の風の強さに辟易として、本来歩くべき自転車道を進むこととする。車道の横に自転車道、さらに緑地帯を挟んで歩道と、ゆとりのある構成になっている。



緑地帯と工場の高い壁に挟まれた歩道はちょっと閉鎖的。もっとも、おかげで風を凌ぐことができる。



緑地帯が無い場所であらためて観察すると、車道ばかりか、自転車道までが対向2車線を確保している。随分ゆとりのある素晴らしい自転車道だ。が、まるで自転車に出会わない・・・。



武庫川の河口付近からは、波の向こうに神戸の街並みや六甲の山並みを見渡すことができる。



武庫川河口の突堤の先端は、海釣り公園になっている。突堤から100mほどの橋を渡ったところに人工桟橋が設置されている。入場料820円というのが高いか安いかは見当が付かない。



海釣り公園までやってくると、GPSがチェックポイント到着を検知して、スマホにスタンプ獲得の通知が舞い込んでくる。それはともかく、「すすめスズメ」とは一体何者なんだぁ?



武庫川駅から延々4km以上歩いてきたが、鬱陶しいことに、再び来た道を戻らねばならない。海に突き出した細長い土地なので道が1本しかないのは仕方ないが、ウォーキングで一番苦痛なのが、同じ道の往復だ。



古典的なリアルスタンプにまだまだ愛着があるが、電子スタンプラリーの日進月歩の機能アップには目を見張るものがある。次のスタンプポイントが地図上の星印で確認できるとともに、自転車に乗った(実際には歩いているのだが)自分の位置も表示される。



自転車道の整備と併せてか、市内の行き先表示も、随分カラフルでお洒落なものができあがっている。かつては煙がモクモクと立ちこめる工業地帯だった尼崎だが、そのイメージは随分払拭されてきたように思う。



尼崎沿岸部には、埋立と同時に何本もの運河が造られたようだ。工場の原材料や製品を運搬するためのものだったのだろうが、今は水鳥の絶好の棲み処になっているようだ。



運河沿いには、とても気持ちのいい木製の遊歩道が設置されている。



スタンプポイントになっている、であい橋。運河がT字状に交わるところにあり、3本の吊り橋が交わるところが、ジャングルジムのようになっている。説明文を読むと、以前この地にあったガスタンクがモチーフになっているらしい。



阪神高速神戸線のすぐ南にある元浜緑地公園。すっかり秋の気配だ。元浜というくらいだから、元々はこのあたりまで海だったということなんだろう。付近は海抜0~1mのようだ。



大火災ひなん場所、という標識が見られる。住宅・商店が密集している尼崎ならではの地震対策の一環のようだ。もっとも、火災と津波では避難すべき場所は異なるのかもしれない。



尼崎センタープール前駅でスタンプをゲットして、あとは阪神電車沿いに設置されたスタンプポイントをブラブラと尼崎駅まで歩くだけ。



尼崎駅の西にある尼崎戎神社。鳥居のある空地は、市の公園になっているようで、鉄棒などの遊具が設置されている。



阪神尼崎駅で最後のスタンプをゲット。無事7つのスタンプをコンプリートした。
見慣れない謎のキャラクターでスマホの画面はいっぱいだ。


本日の歩行軌跡。およそ14km。