社家郷山・行者山(宝塚市)

 2026年3月13日


先日の二上山で膝の具合がまずまずだったので、もう少し厳しい山歩きをしてみよう。ということで選んだのが、逆瀬川から社家郷連山、六甲縦走路を経由して行者山から下ると言うルート。急峻な地形のため、すぐに水が涸れる逆瀬川に沿って走るバスで登山口へ。



まずは樫ヶ峰へ。ここの階段が凄く急峻なのだ。行者山から登ってもやはり急峻。これだけアクセスが良いところなのに、イマイチ人気が無いのは、たぶんこの階段にウンザリさせられるからじゃないだろうか。



膝の具合を確かめながら、せっせと階段を登っていく。ここまっで段差が高いと膝より古傷の右股関節の方が痛まないか心配だ。西宮カントリーのグリーンでは常に甲山の方向に芝目があると言うのは常識だけど、高所から鳥瞰するとその意味が理解できるような気がする。



この辺りは花崗岩質の山が連なる。階段が終わると半ばザレた斜面を滑らぬように登っていかねばならない。西宮カントリーの造成も花崗岩が多くて大変だったと聞く。



登り始め得て40分ほどで樫ヶ峰(455m)。4年振りに登ってきたけれど、その時より山頂の看板はさらに読めなくなっている。確か「甲山より150m高い」なんて書いてあったはずだ。勝手に山頂碑をアチコチに張り付ける人さえいないようだ。



社家郷(しゃけごう)山、小笠峰に向かって尾根道を縦走する。正面にみえる山並みは六甲全山縦走路で通過する山々。右奥に見えるアンテナの立つ山は大平山に違いない。



途中尾根を下る分岐の標識もあったりするけれど、標識は読めないし、ザレザレ感がひどく、YAMAPにさえ表記の無い道なので、とても進む気になれない。



社家郷山(489m)。この辺りの連山の主峰だと思っていたけれど、実は隣の小笠峰の方が高いようだ。



かなり年代ものの西宮市の境界標識。この尾根は西宮市と宝塚市との境界なのだ。ここの山道が整備されないのは、宝塚と西宮が相互に牽制しているのでは?と思っているけど、どうなんだろう。もっともこの境界標識は同じものを甲山でも見かけた。一体何なのだろう。



小笠峰(490m)。この連山では最高峰ということで、ちょっと新しい標識が付けられている。しかし眺望は全くない。登山開始から1時間ちょっとで3座もピークハントし、気分はいい。膝の具合も悪くない。



ここから小笹峠に向かって、急坂を下っていく。このあたりから風が強く、山全体が唸り声を上げているように感じられる。



小笹峠からはしばらく舗装道。西宮市道山第436号線などという名称になっているけれど、盤滝トンネルが開通する前は県道だったはずだ。バイパスのトンネルができたせいで、ほとんど車は通過しない。もっとも道路脇には不法投棄が多く、気持ち良くとまではいえない。



舗装道を登り、六甲縦走路まで登ってきた。大谷乗継と呼ばれるところだ。標高はおよそ500m。ここからは六甲縦走路を東へと向かう。



六甲縦走路の東側はほとんど眺望が開けるところがない。アップダウンは少ないとはいえ、あまり楽しい道とは思えない。時折り樹々の間から、先ほどまで歩いていた社家郷連山が見えるけど、全体がくっきり見えるところは無い。



小さな壺型の白い花が咲き乱れている。おそらくアセビだ。漢字では馬酔木と書くように、馬でさえ調子を崩す毒性を持つという。触るくらいなら大丈夫とはいうけれど、眺めているだけにしよう。



眺望は無いけれど、六甲山系のメインストリートだけあって道はいいんだよなぁ。膝のことなどすっかり忘れて、どんどん歩いていける。もっともベンチもないし、昼食を食べるために座り込む場所を探すのには苦労させられる。



300m歩けば岩原山とあるけれどパス。いくつもの山頂を丁寧に拾っていく六甲縦走西側と異なり、東側の縦走路はほとんどの山頂から少し離れたところに道がある。譲葉山なんて東峰とか西峰とかピークが5つほどもあるから、全てに立ち寄っていたらひどく時間がかかる。



譲葉山を越えたあたりで六甲全山縦走路を外れて行者山へと向かう。一級国道から村道へと入ったような寂しさを感じるけれど、路面はさほど悪くはない。



以前にもやってしまったように、今回も道迷いしてしまう。狭い範囲に多くの枝道が交叉しているため、YAMAPを見ながらでも違う道に入り込んでしまいがちだ。



行者山(415m)。山頂にはキャンプファイヤーのように石が並べられているけど、これは何なんだろう。山名が山名だけに、護摩のような修行のための何か❔などと勘繰ってしまうけど、そんなに大層なものでもない。



さあ、最後は行者山東観峰。見るからに花崗岩質のザレた山だ。さすがに疲れてきて、意外と距離があるように感じる。



行者山東観峰。東峰ではなく、「東観峰」と名づけられているだけあって、宝塚の市街地から阪神競馬場など、猪名川沿いの町々が手に取るようによく見渡せる。



さあ、問題はここからの下り。現地案内図にあるように東に下っても南に下っても標高線の間隔はひどく狭く、急坂が予想される。以前は東から登って急坂にへこたれたのだけど、東も南もあまり変わらないようだ。



始めての道となる南への道を下っていくけれど、やはり激坂。それでも要所にはロープや階段が設置されているのが有難かった。



距離8.8㎞、登り獲得標高700m、所要時間は4時間40分。風が強く、肌寒い日だったけど、総じて快調。後半は膝のことなど忘れて歩くことができた。