信州長野(善光寺~川中島~松代~篠ノ井)

2010年4月21日(土)


 善光寺~川中島~松代~オリンピックST~篠ノ井駅


金曜日の夕方に会社を飛び出して、信州長野に向かった。
中央線の人身事故のため、名古屋発の特急しなのの発車が大幅に遅れたため、長野駅近くのビジネスホテルに到着したのは午前零時前。結構疲れはしたものの、土曜日はきっちりと朝6時に起きて活動開始できた。幸いにも長野は快晴。絶好のウォーキング日和だ。


(1)善光寺


ホテルで朝飯をたっぷり食べて、まず向かったのが、かの有名な善光寺。長野は代表的な門前町と教わった記憶があるけど、たぶん、圧倒的に城下町が多い県庁所在地のなかで、純粋な門前町って長野くらいじゃぁないかな。

「一度は参れ善光寺」と言われるほどだけど、朝早くということか、人影もまばら。門前の御土産屋もほとんど開店前。おかげでゆっくりお参りできた。





善光寺前の信号機。時間が経過するとともに、赤のドットの数が減っていく。梅田や難波の歩行者信号が、あと何秒で信号が青に変わるかを表示していることから、大阪人はセッカチだと言われるが、長野にも類似のものがあった。もっとも他では見かけなかっただけに、長野人がセッカチという訳ではなく、全国各地から来た大勢の人がここを横断するからなのだろう。




(2)川中島


一旦宿に戻ってチェックアウトした後、長野駅を越えて南下。さあ、長野を歩きまわるぞ。

地図を見て初めて知ったのだけど、川中島って、大阪の中之島のように、川の中州ではなくって、犀川が千曲川に合流する三角地帯。川に囲まれているのではないのだ。
犀川は上高地の梓川を源流とする川。このあたりからは北、東、西のいずれにも冠雪した山を望むことができる。






表札も無いお寺。屋根も鐘楼もなかなか風情がある。



川中島古戦場(八幡原史跡公園)に到着。
謙信が信玄の本陣に単騎切り込んだ有名な場面が銅像になっている。



最も有名な第四次川中島の戦いの案内板。
このあと、左下の現在地から、上(図では上が南)に向かい、千曲川を渡って信玄本隊がいた海津城(その後の松代城)に。次に川沿いに右(西)に向かい謙信が陣取った妻女山の麓を通り、謙信軍同様に千曲川を渡って右下(北西)に向かう予定だ。



今週も桜を楽しめた。古戦場跡は桜が満開だ。



松代藩が生んだ鬼才、佐久間象山の像。よく教科書などで見る写真同様にキツイ目つきである。
かの名曲、長野県歌「信濃の国」に登場する、長野県出身の偉人は、木曾義仲、仁科信盛、太宰春台、佐久間象山の4人だが、義仲は乱暴者、信盛は負け組、春台はマイナー、象山は奇人、って感じで、今イチなんだよね。真田が入らないのは、昌幸の時代の本拠地が上野国だったからなのか。



(3)松代


千曲川を渡ると、松代に入る。
真田の六文銭紋と兜の前立てをモチーフにした橋の表示。




長野電鉄の線路。
なんと松代方面に向かう路線は、この4月1日に廃線となっていた。



つい3週間前までは使われていた松代駅。静かでレトロな駅舎である。
もっとも太平洋戦争末期に、空襲が相次ぐ東京から天皇を遷座すべく、「松代大本営」建設工事が進められた際には、この松代駅に大量の労働者が招集されたという。
陸軍が松代大本営を推進したのに対し、海軍は奈良の天理に大本営を建設しようとしたと聞いたことがある。柳本のあたりには飛行場もあったそうだが、一度詳しく調べてみたい。



松代では、ちょうどウオーキング大会が開催中だった。
松代城跡が大会のスタート&ゴール地点になっていて、さまざまな出店が並ぶなかで、イベントが開催されていた。



松代城跡も桜が真っ盛りだった。



松代から千曲川の南岸を西に進む。
千曲川の南には、上杉謙信が陣取った妻女山。



山本勘助の啄木鳥戦法を見破り、謙信が八幡原に軍を進めたと思えるあたり。
頼山陽の「鞭声粛々夜河を渡る」の場面が思い浮かぶ。



(4)オリンピックスタジアム


1998年の長野オリンピックの開会式会場になったスタジアム。
今は野球場として使われている。


長野に来た主目的は、ここで開催されている社会人野球の試合。
会場のトイレで、ラフな格好から、スーツ&ネクタイに着替えてベンチ入り。強豪に対して完封勝利するナイスゲームだった。



試合が終わって、JR篠ノ井駅まで歩く。
長野市内は、とにかく地下道が多い。降雪のせいだろう。



篠ノ井駅から、18時19分発の特急しなのに乗って帰阪。
帰路はトラブルも無く、スムースに帰ることができた。


まとめ

歩行距離  23.4km
所用時間  313分(6時間13分)
        (善光寺行き、野球試合の時間を含まず)
歩数     40100歩
        (メイン歩数計が電池切れのため、「しっかり」は計測できず)