2012年7月22日(日)
昨日からスタートした京阪大津線スタンプラリー。坂本、皇子山、浜大津、石山、山科の5ヶ所のスタンプポイントを回るという企画だが、例によって、これを歩いて制覇しようと目論んで出発。
もっとも、浜大津でT字状に接続されている大津線と坂本石山線の5駅周回の総距離は26kmを超える。昨日同様、午後から雨との予報でもあり、行けるところまで行くつもりで出発。
京阪には申し訳ないが、まずはJRで比叡山坂本駅まで出掛け、最初のスタンプポイントの京阪坂本駅に向かう。ところが、なんとスタンプが改札内にある。想定外である。こんな置き方をしたら、電車で来た人は、改札を通らず、スタンプだけ押して帰ってしまうじゃぁないか。運賃を稼ぐために、改札外にスタンプを置くのが、電鉄系のスタンプラリーの常道だと思っていたのだが・・・。
止むなく、改札内に入場。1.8km先の穴太まで電車に乗り、早々に徒歩での制覇を断念した。
石積みで有名な穴太から、次のスタンプポイントの皇子山まで線路脇を南に向かって歩く。天気は良く、雨が降りそうな気配は感じられない。
皇子山のスタンプポイントも同様に改札内。そのまま浜大津まで、また電車に乗る。ここの乗車区間も1.8kmだ。
浜大津で電車を降りてスタンプを押した後、再び石山に向かって歩きだす。浜大津駅前の歩道橋のところにある碑とは別の、大津城のモニュメントを駅の南東で発見。ここで発掘された石垣跡を模して造られた植え込みだそうだ。
施設老朽化のため閉館になっている琵琶湖文化館の脇に、明智光秀の重臣であった明智左馬助が馬で琵琶湖を渡ったという湖水渡りの碑を発見。こんなところにあったのかぁ!
近江大橋や膳所城址を越えて、さらに南下。空も湖も青い。比叡山もよく見える。11時半になるが、未だ雨が降りそうな気配はない。
JRと京阪が同居している石山駅に到着。先週の宇治田原スタンプラリーの際にも訪れた駅だ。
改札内で4つ目のスタンプを押して、また2km余り電車に乗って、膳所本町駅へ。ホントは、もう2駅先の京阪膳所まで乗るつもりだったのに、間違って降りてしまった。駅名が紛らわしいぞ。
今どき、ラッピング電車は珍しいものではないが、 この電車のデザインは滋賀県警提供だ。正面はパトカーを彷彿とさせるし、側面には白バイなどが描かれている。
な、な、なんと、側面の婦人警官は、AKBの田名部生来ではないか。写真の横には、直筆と思われるサインもある。帰ってから調べたところでは、彼女は近江八幡出身ということで、滋賀県の交通安全ふるさと大使に任命されているそうだ。
大津市の下水マンホール。市政100周年の際の制作だそうだ。市の名所や名物がテンコ盛りで賑やかな限りだが、随分前に休止した琵琶湖大橋の脇にある大観覧車があるのが、少々物悲しい。
雨模様になったら、ギブアップするつもりが、全然降りそうにない。結局、膳所本町から、大津の市街地を抜けて、山科駅に向かって、京阪大津線に並行する国道1号線を延々と歩く。暑い・・・。
名神高速道路の鉄橋を潜る。名神と違って国道1号線にはトンネルが無い。急坂ではないが、逢坂山の関に向けて上りが続く。
逢坂の関の少し東側に、百人一首の「これやこの行くも帰るも別れては知るも知らぬも逢坂の関」の歌で知られる蝉丸を祀った、蝉丸神社がある。先週訪れた猿丸神社の神使は猿だったので、ひょっとしてセミが神使では、と思ったが、普通の狛犬があった。
逢坂山の関の址。蝉丸はこのあたりに庵をむすび、街道を行き交う旅人達を見ていたのだろう。
逢坂の関の近くの歩道橋。老朽化が激しい。階段の踏み面の奥が悉く腐食して透けている。
やっと京都府にやってきた。このところ県境越えのウォーキングが続いている。
山科区の横木交差点。1号線、三条通、名神、西大津バイパスといった主要道路が合流していて、ひどく複雑なことになっている。
京阪山科駅に到着。山科が名物にしようとしているナスの風船がここにもある。雨に遭うこともなく、目出度くスタンプラリー達成。予想と異なり、スタンプが改札内にあったことで、結局6kmほど電車に乗ったが、それが幸いした。さらに6km歩くだけの元気はも最早残っていない。
スタンプは、インク内蔵式で、5色を使い分けた可愛いもの。ウッカリして、ひとつ真っすぐ押せなかった。
ひとつ手前の四宮駅に戻って、スタンプラリー達成の記念品を貰う。厚手のA4の紙に印刷された電車のペーパークラフト。スタンプは上等だったが、記念品は少しショボイ・・・。
まとめ
歩行距離 20kmくらい
所用時間 338分 (5時間38分) 電車乗車・電車待ち時間(計37分)を含まず
歩数 33200歩 (しっかり25800歩)