2012年7月28日(土)
ロンドンオリンピックの開会式最中の早朝に家を出て、兵庫県のとあるゴルフ場に出掛けた。
2009年4月に甲状腺癌の手術を受ける直前にプレイした以来のことなので、およそ40ヶ月ぶりということになる。癌の手術から復帰した直後の同じ年6月に、今度は山歩き中に40mの崖から滑落して骨盤骨折などの大怪我を負って、さらに寝たきりの入院生活が4ヶ月近く続いた。再び日常生活に戻り、ハイキングを楽しめるようになっただけでも幸運なことと思いつつも、かつて週1回近いペースで楽しんでいたゴルフに対する情熱は失っていた。しかし一昨年から悩まされた50肩もほぼ癒えたこともあって、ほとんど練習もしないままに会社のコンペに参加したのだ。
練習はしていなくとも、体は覚えているものだ、と、結構楽観的に考えていたのが大間違い。明らかに体が変わっている。股関節回りの柔軟さは無くなったし、右足は未だに痺れるし、腰も回らなくなった。体重も増えた。加えて、この夏一番とも思える炎天だ。過去のベストを30以上も上回ってしまったスコアは想定内だったし、怪我で傷めた右股関節付近の筋が痛くなるのも覚悟のうえだった。
でもショックだったのは、ほとんどカートを使っていたにも関わらず、体の疲労が尋常ではなかったこと。両太ももの裏側を何度も攣りそうになったうえに、ラウンド中、握力が極端に落ちて、クラブをしっかりと握れなくなり、手のひらまで攣りそうになるなど、特に上半身の疲れ方が半端無かった。
それでも翌日の日曜日、少なくとも足の疲れは回復したので、ウォーキングに出掛けようとしたが、自宅から駅に向かう途中で、背中や腰に疲れが相当溜っていることに気付いて、そのまま帰宅。
病気や怪我が続いて大きく落ちた体力を回復すべく、毎週末のように歩きまわっていたけど、いかに偏った運動をしていたかを痛感した。涼しくなったら、ゴルフの練習再開だ。