2013年1月23日(土)
朝から晩まで一日中何の予定も無い。歩けるだけ歩こうと、こんな日のために期間終了間際になるまでキープしていた、学研都市線のスタンプラリーに挑戦だ。
京橋~木津の駅スタンプを集めるのだが、主催はJRではなく、「片町線複線化促進期成同盟会」。それにしても、この会、やる気があるんだろうか。ホームページは1年以上更新されておらず、このスタンプラリーの告知さえ行われていない。東大阪市や四条畷市など、複線化がとっくに終わっている一部の市が、律儀にホームページに掲載しているのに・・・。
7時前には出発するつもりが、寒さに滅入って、結局1時間遅れで京橋駅をスタート。台紙はスタンプを3つで満杯になるのだが、当然それでは足らない。台紙は、職場の仲間から貰った1枚しか無いので、京橋駅でゲットするつもりだったが、駅員さんに聞いても、もう無いという・・・。
駅スタンプは大きい。直径が8cm近くもある。スタンプラリー用はとしては直径2~3cmもあれば十分なんだけど、各駅のプロフィールや、名所をモチーフにした絵が組み込まれた、凝ったデザインだ。このスタンプのコレクターが多いのも理解できる。
水溜りには氷が張っている。手袋を持ってこなかったのが悔やまれる。寒い!
京橋から20分ほどで、鴫野駅に到着。ここにも台紙が無い。嫌な予感がしてきた。
鴫野と放出の間にある、水の十字路。写真では上手く撮れないが、寝屋川と平野分水路が交差している。以前、地図で、偶然この十字路を見つけて、探検にきたことを思い出す。
放出駅に、ようやく台紙があった。木津まで歩いて行けるとは思えないが、念のため7~8枚貰っておく。もっとも応募は1人1通ということなので、あくまで保存用だ。
放出駅を出て、東大阪市に入る。ところが、うっかりと、おおさか東線に沿って南下してしまった。気付いて慌てて戻ったが、今度は、車両整備基地への引き込み線を、学研都市線と勘違いして、また間違った方向へ進んでしまった。この車両整備基地、なんと、網干総合車両所-明石支所-放出派出所。どんな地区割りになっているのだろうか・・・。気になる。
道を間違い続け、紙や文具の卸業者が密集している地域にやってきた。あれぇ~文具団地って、こんなところだったかなぁ、と段々不安になる。ずっと向こうに見える高架を学研都市線と思って歩いてきたが、なんと、それは近畿自動車道の高架だった・・・。
徳庵の駅に向かうつもりが、2kmほども行き過ぎてしまった・・・。
中央環状の標識・・・北に向かうと「片町」って、この辺りに片町という地名があっただろうか。北に向かうと「片町線」の間違いではないのだろうか。よく判らん・・・。
中央環状を渡る歩道橋。見たところ300mくらいありそうだ。渡ってみたい、という欲望が沸いてくるが、目指す徳庵駅は、全く逆方向だ。
やっとのことで、徳庵駅の北口に辿りつく。ええぇっ、なんと、大阪市(鶴見区)に戻っている。鴫野~放出に要した時間が30分。ところが、ほぼ同じ距離の、放出~徳庵に1時間30分も掛かってしまった・・・。5km近く余分に歩いてしまった。体力的なダメージも大きい。
徳庵駅南口の「不思議地蔵尊」。どういうご利益があるのか、お参りする人が後を絶たない。
徳庵駅から、あらためて東に向かう。近畿自動車道が、学研都市線の上を走っている。
鴻池新田駅近くの、鴻池新田会所。駅前の案内板によると、江戸時代の豪商、鴻池家が、この辺り所有していた田地は119万㎡もあったそうで、駅建設の費用も、鴻池家が寄付したそうだ。尼子家再興は成らなかったが、山中鹿之助の子孫は大名家を大きく凌ぐ財を為したといえる。
住道駅。大東市の中心的な駅として、駅前ロータリーや、スーパーなどが整備されている。偶然なのか、条例で定めているのかは、不明だが、周囲のマンションは、茶色系に統一されている。
寝屋川流域にある大東市は、低湿地が多く、かつて水害が多かったと聞く。そのせいか、内陸部にありながら、川の堤防は高い。
野崎の駅に向けて歩く。東に向かってどんどん歩いていたら、川と線路と工場に挟まれて、行き止まり。なんと往復で1キロほどもロスしてしまった。
「野崎参りは、屋形船で参ろう~」の歌で有名な野崎。川の堤防に、それらしい絵が描かれている。淀川でも、上流に遡るときには、曳子が船を引っ張ったというのは聞いたことがあるが、この絵の向こう岸にいる人物は、船を惹いているのだろうか。このままでは川に落ちそうだ。
野崎駅前の野崎参道。山のふもとに野崎観音が見える。
四条畷駅に到着。京橋駅以外は、全て改札口の係員にお願いして、スタンプを押させて貰っていたが、ここは改札外にスタンプ機が設置している。便利なようだが、スタンプ機の場合、多くの人がペタペタ押すせいか、インクが擦れている場合が多いようだ。
楠木正行を祀る四条畷神社への参道。数少ない別格官幣社のひとつだ。
正行とともに、南朝方として奮戦した、和田賢秀の墓が、東高野街道沿いにある。
清滝を超えれば、木津まで20km。しかし、学研都市線に沿って行けば、木津までは、未だ30km以上あるはずだ。
忍ヶ丘駅前にある、街歩きマップの上に、謎のキャラクター2体。四条畷市のゆるキャラとは異なるものだ。失礼ながら、なんとも可愛げの無い、不細工なキャラクターである。
東寝屋川駅の前にある、「鉢かづき姫」と思しき石像。暫く前まで、「鉢かつぎ姫」だと思っていた。「担ぐ」ではなく「被く」なのだ。
織姫伝説がある星田駅。2月には近くの神社で星祭があるそうだ。
星田駅前には、ご当地力士の大きな星取表が設置されている。13日目を終えて7勝6敗。勝ち越しまで、あと1勝だ。
24駅ある学研都市線の真ん中になる12番目の駅、河内磐船駅に到着。足も痛いが、腰がヤバい。今日は、この駅までにしよう。
河内磐船駅前の風景。山が近い。風は相変わらず冷たい。
河内磐船から京橋まで、8時間かけて歩いてきた距離を、学研都市線の快速で戻る。が、所用時間はわずか20分。料金は290円。電車とは、つくづく便利なものだ。また乗車もしないのに、改札口でスタンプを押させてくださったJRの駅員さんたちの親切な対応も嬉しかった。
集めたスタンプは、合計12コ。
1)京橋駅 (大阪新都心・OBPへの玄関駅)
2)鴫野駅 (大阪冬の陣 古戦場の駅)
3)放出駅 (草薙の伝説が残る地の駅)
4)徳庵駅 (だんじりのある商店街の駅)
5)鴻池新田駅 (国史跡・重要文化財 鴻池新田会所の駅)
6)住道駅 (生駒のすそ野に広がる河の駅)
7)野崎駅 (文楽の舞台 野崎観音の駅)
8)四条畷駅 (小楠公ゆかりの地の駅)
9)忍ヶ丘駅 (雁塚物語の残る駅)
10)東寝屋川駅 (鉢かづき姫伝説の駅)
11)星田駅 (緑豊かな星降る駅)
12)河内盤船駅 (七夕伝説の里をあるいてみたくなる駅)
学研都市線の半分の駅をコンプリート。機会があれば、木津まで歩いて制覇したいものだが、この後、徐々に駅間距離が長くなるので、1日ではちょっと難しいように思う。
久しぶりの4万歩超で、思いの外、ダメージは大きい。明日は歩けるだろうか・・・。
まとめ
歩行距離 約29km (最短距離なら22~23kmのはずだったのだが・・・)
所用時間 504分(8時間24分) 食事・休憩時間を含む
歩数 43500歩 (しっかり 27200歩)