2014年4月20日(日)
奈良~生駒、三宮~魚崎、と歩いて、2日かけて4つのスタンプをゲットした「阪神×近鉄つながって5周年スタンプラリー」。今日は、尼崎~難波~上本町と歩いて、残る3つのスタンプを制覇したい。阪神尼崎駅には、阪神なんば線5周年を祝うパネルが多数展示されていた。
小雨が断続的に降るなか、尼崎駅を出発して東に向かう。尼崎城跡は、この数年少しずつ城跡っぽく石垣や白壁の整備が進められている。もっとも「城内」にあるのは図書館である。
駅の近くでも海抜0m以下。なかなか厳しい数字に思える。
阪神線と並行して走っている国道43号線をひたすら進む。何とも無味乾燥な道だ。
尼崎の街はずれに、ユニチカ記念館がある。ユニチカの前身にあたる尼崎紡績の本社跡らしい。説明板によると、1900年の建設で、赤レンガは英国から輸入したものだそうだ
左門殿川を渡ると大阪市西淀川区に入る。江戸初期の尼崎城主・戸田左門氏鉄が治水工事を行ったことから、この名が付けられたらしい。
左門殿川と神崎川に挟まれた島が佃。この地の漁民が江戸に移住して考案したのが佃煮ということだが、江戸移住前、この地で既に佃煮は発明されていたとの説もあるらしい。もっとも今の佃には多くの工場が建ち並び、当時の風景を想像することは難しい。
大野川緑陰道路。もともとの河川を埋め立てて緑地化したものだ。大阪市が全24区分を発行している「みどりのウォーキングマップ」を全完歩した際、もっとも驚いたのがこの道路だった。もっとも緑が少なそうに思えた西淀川区で数kmにわたる緑地道が整備されていた。
伝法大橋を渡る。長さは1km近くあるのではなかろうか。せっせと歩いたにも拘わらず、渡りきるのに10分かかった。
伝法鉄橋を走る阪神電車。
伝法を超えて、すっかり埋め立てられてしまった正連寺川までやってきた。この地下に阪神高速淀川左岸線が走っている。
千鳥橋、西九条を通り、安治川に差し掛かる。ここから阪神なんば線は鉄橋、歩行者は安治川トンネルを進むことになる。
地元の人には日常生活の一部になっているのだろうが、たまに来る者にとっては、やはりワクワク感がある。エレベータに乗り込んで、地下トンネルに向かう。
地下トンネル。いろいろと物騒なこともあるのだろう。警備員が2人もトンネルを監視してくれている。
キララ九条商店街。休日のせいか、ちょっと閑散としている。地下鉄九条駅を挟んで連続しているナインモール(どうしてもイオンモールと読み違えてしまう・・・)も併せれば、1kmほどの長い商店街だ。
キララ九条の電気屋さんの前に、懐かしいナショナルパナカラーのマスコット人形「元気くん」を発見。パナソニックにブランドが統一されて早くも数年が経ち、ナショナルの文字さえ懐かしいが、パナカラーは、パナソニック最初のカラーテレビの商標で1980年代まで使われていたものだから、この人形も相当な年代物に違いない。
中之島の西端で土佐堀川から分岐し、京セラ大阪ドーム方面に流れる木津川。もともと何とも殺風景な川辺だったのが、少しずつ、緑や遊歩道が整備されてきたようだ。
南堀江にある西道頓堀発電所跡。明治22年に我が国初の交流発電方式による高圧送電を開始したところだ。10年ほど前まで、赤レンガの施設跡が残っていたが、今は高層マンションになってしまった。赤レンガ風のマンション壁面と、花に囲まれたモニュメントがあるだけになった。
道頓堀川までやってきた。小雨が降りやまない。
雨を避けて、JRなんば駅の近くから地下道を進む。阪神と近鉄が共用している大阪難波駅駅にやってきた。ここでスタンプをゲット。さあ、あと一つ。
なんばWALKは、かなりの人出。雨を避けて地下にやってきた人も少なくないだろう。
堺筋で地下道を出て、なお少しでも雨を避けるため、黒門市場を進む。
ついに大阪上本町駅に到着。かつては上本町六丁目駅だったので、未だに上六と呼んでしまう。ここで最後のスタンプを無事押印。
インクの出が悪いスタンプがいくつかあったため、印影は少々不鮮明だが、全制覇達成。もっとも阪神三宮~近鉄奈良までの57駅(たぶん)のうち、3日かけて歩いたのは29駅。
全制覇の御褒美は、阪神・近鉄沿線「いろはかるた」。
「(わ)若草の山焼き古都の夜を照らし」といった本格的な俳句風のものもあれば、「(つ)鶴橋は焼肉タウン、さあカンパイ」といった軽い五七五もあって、統一感は無い・・・。
そういえば、数年前のスタンプラリーでは、 阪神・近鉄の駅名を各カードに付けたトランプセットも貰ったんだけど、行方不明だ。
まとめ
歩行距離 13km
所要時間 193分 (3時間13分)
歩数 21500歩