2014年12月28日(日)
昨日に続いて沿線散歩スタンプラリー。どうしたことか、今年のコースは、寒そうに感じられるところが多い。阪神・山陽はシーサイドを地盤にしているから、今年に限ったことではないずなんだけど、年のせいだろうか・・・。
今日のスタート駅は、芦屋市の打出。水と緑が豊かな閑静な住宅街とのイメージがあったのだが、商店街は意外にも地味な雰囲気だ。
天気予報に反して、早々に雨が降り始める。六甲山系にも雲がかかり、空も暗い。止みそうな気配がないが、幸い小雨だ。このまま傘なしで歩こう。
芦屋なんて、地名から想像するに、昔は葦で葺いた粗末な小屋があったところのはずなんだけど、今や関西の高級住宅地の代表。歩道と車道を分離している緑地帯にも地下水を汲み上げたというセセラギが設けられていたりしる。いい感じだ。
芦屋市のカラーマンホールを発見。雨で濡れているのだが、それが逆に良い輝き具合になっている。なかなか、これだけ状態の良いカラーマンホールは見つけることは容易ではないのだ。
なんと、色目の異なるカラーマンホールも見つけた。色が剥げ落ちたものではなく、もともと、このような色だったように見える。先ほどのものがゴールドで、これはシルバーだ。芦屋市のシンボル、黒松が品良く描かれている。金銀のマンホール写真ゲットで気分上々だ。
どうも気に入らないのだが、今回の阪神電鉄エリアのコースでは、ケーキ屋さんとかパン屋さんとかを寄り道するコースになっている。こちらは真面目な性分なものなので、地図に忠実に遠回りし、その挙句、日曜閉店と書かれたシャッターが下りた店を見てUターンすることになる。
突如、あしや温泉と書かれた暖簾が現れた。芦屋市が運営している温浴施設のようだ。天然温泉の浴場が屋内にあるようだが、屋外で足湯を楽しむ人も多く見られた。
次第に強まる雨のなか、谷崎潤一郎記念館を経て、かつての護岸堤防沿いの道を西に向かって歩く。沖合への埋立が進み、無用化した堤防だが、今では地元の子供たちのための、大きなキャンバスと役割を変えている。
芦屋川西岸の芦屋公園。松が並ぶ道は「松風通り」と名付けられている。雨さえ降っていなければ、もっと気持ち良く歩けるとこどなんだけどねぇ・・・。
どうしたことか、芦屋川の水が無い!
上流で何かの工事でもしているのだろうか。普段は見ることが無い川底を見るのは妙な気持ちだ。
橋を渡って、今度は芦屋川の東岸の道を再び海に向かって歩く。以前からこの地に棲みついているであろう松の木に最大限の敬意を払ったうえで、新しい舗装道路ができているようだ。
芦屋川沿いの住宅街の中にひっそりと佇む高浜虚子記念文学館。松山出身で、ホトトギス派。正岡子規の弟分的存在、というイメージが強いんだけど、秋山兄弟とも親交があったんだろうか。
いつの間にか、芦屋市から神戸市に入っていた。深江の海は、沖合に埋立島ができて、外海とは狭い水路で繋がっている。おそらく穏やかな水域なのだろう。停泊中・修理中の小型ボートが多く見られる。
阪神電鉄、深江駅付近も、いよいよ高架化される日が近いようだ。
深江駅前の生活文化史料館。昔の大漁旗や地引網などが展示されていると、沿線散歩の地図に紹介されているので、あまり興味の無い分野ではあるものの、生真面目に立ち寄ってみる。
なんじゃこりゃ・・・。年末年始休館は仕方ないが、12月14日から1月9日まで休みなんだそうだ。数えてみると27連休!
雨は降り続いている。六甲山がひどく近く感じられる。住宅地が山肌に貼りついているように見える。、
すんなり青木駅に向かうコースにすれば良いものを、2kmほども遠回りさせて、パン屋さんに立ち寄るルートになっている。阪神電鉄も一体何を考えてコース設定しているのか。日曜が閉店であることを確認するためだけに、延々とマンションが立ち並ぶ道を歩いていく。
この道を歩かせたいのなら、ケーキ屋さんとかパン屋ではなくって、何か見どころを載せてもらいたいものだ。例えば、近くの小寄公園には、小さいながらもSLが設置されていたりする。
さらには、かつて神戸市内を走っていた市電の車両も展示されている。意外なことに、SLより大きいぞ。
トドメの寄り道は、このケーキ屋さんに立ち寄るためだけの10分の単純往復。興味が無いなら歩かなければいいのに、って言われそうだが、それを言い出すと、駅でスタンプだけ貰うことになってしまう。ズルをやりだすと歯止めがかからないため、この手のスタンプラリーは、とにかくマップに忠実に歩かなければと頑なに考えている。
なんとなく気になった公園のカバ。下半身は水に浸かっている、というか、砂に埋まっているのだが、足は作ってもらっていないんだろうか・・・。
高架工事中の青木駅から帰宅。結局、ずっと雨だった・・・。
まとめ
歩行距離 8.3km
所要時間 124分 (2時間04分)
歩数 13400歩