尼崎地名スタンプラリー(2回目)

2016年8月16日(夏休)


尼崎市制100周年を記念して開催されている、忍たま乱太郎に登場する人物名の由来となった市内の地名スタンプラリー。昨年9月に全制覇を目指して25kmも歩いたというのに、スタンプポイントが休業中だったり、閉店時刻に間に合わなかったりで、スタンプポイント10ヶ所のうち6ヶ所の獲得に留まってしまった。 http://inam-walk.blogspot.jp/2015/09/blog-post_20.html
今日は滅多にない平日の休みを取得できたので、残りのスタンプポイントをやっつけることにする。



阪神尼崎駅からスタートする。北口は賑やかで長~い商店街ばかりが印象的だが、あらためて見ると、緑の豊かな落ち着いた佇まいのなかにある駅だ。



駅前には、いつの間にやら市政100周年を記念して作成されたと思われるマンホールが設置されていた。もっとも、マンホールコレクターの一人として言わせてもらえれば、この手のツルツルした平板的なデザインは深みも面白味もない。要するにマンホールの蓋らしくないということだ。



スタンプポイントは10ヶ所だったはずなのに、いつの間にやら1ヶ所のシークレットポイントが追加されていた。阪神尼崎駅から北に1kmほどの「あまらぶアートラボ」、略してA-Lab、尼崎アートの発信基地ということだ。



ところが、10時と思っていた開館時刻が11時からとなっている。てっきり今日が休日だと勘違いして出掛けてきたのだ。仕方なく、近所の喫茶店で、オリンピックの卓球観戦して時間を潰す。しかも、あまりの熱戦のため、11時を過ぎても長々と喫茶店に居座ってしまった。



A-Labでは、ちょうど尼崎出身の忍たま乱太郎の作者、尼子騒兵衛さんの原画展が開催されていた。



さらに、ウルトラマンのデザインを手がけた成田亨氏も、少年時代を尼崎で過ごしたということだ。こちらの展示もなかなか見応えがあった。



A-Labで、スタンプをゲットした後、3km余り北に歩いて、前回到着が遅くなってしまったため社務所が閉まっていた潮江素盞嗚神社へ。ところが、今日も社務所は閉まっているじゃないか。お盆休みなのかぁ? 今日は終日休みなのか、そもそも何時から何時まで開いているのかも不明。



閉ざされた本殿をのぞき込むと、忍たま乱太郎の大きな額が奉納されていた。う~ん、困ったスタンプポイントだ。



さらに2kmほど北に歩いて、近松記念館へ。げげっ、ここも閉まっている。昨年9月に見た光景そのままだ。



水曜だけでなく、第二日曜とか、お盆、年末年始とか、も休館日になっている。後からシールを貼っているところをみると、休館日が増えたんじゃなかろうか。この手の記念館は、日祝日こそ来場者が多いはずなのに、このようなサラリーマン的な休みの取り方をしていていいのか、と憤懣やるかた無い思いがこみ上げてくる。



この炎天下に5km歩いて、成果ゼロ。さすがにショックは大きい。近松公園の池の畔のベンチで、かなり長い時間、グッタリとしてしまう。



気を取り直して、さらに2km北にある、食満のおおもと豆腐店へ。う~ん、豆腐屋さんがお盆に開業していそうな気がするが、進まない訳にはいかない。自転車道と歩道がしっかりと分離された道をトボトボと進む。



ほら、やっぱり思った通りだ。おおもと豆腐店はお盆休みの真っ最中。これで3連続空振りということになる。



 あまりの暑さと、不甲斐ないスタンプラリーの成果に、ガックリ感は半端ではないが、トボトボと、今度は西に向かって歩く。阪急塚口駅の南には、何故かカタツムリアートがいくつも見られる道があった。カタツムリのおかげで少しは気分も持ち直してきた。



前回取り損ねた最後のスタンプポイントは、JR立花駅北側にある郵便局。週末はやっていない郵便局をスタンプポイントにするのはいかがなものか、と前回は相当腹立たしく感じたことを思い出す。しかし今日はさすがに営業中だ。



郵便局の窓口の傍にある、小さなスタンプを無事押印。



15kmほども歩いたというのに、獲得したスタンプは、シークレットポイントを含めて、たったの2つ。未だ3つも取り残している・・・。




当初の予定では、すべてのスタンプをコンプリートしてやってくるはずだった尼崎市役所。忍たま乱太郎のクリアファイルを貰えるつもりだったが、果たしてイベント終了までにリベンジの機会は作れるだろうか・・・。



スタンプ全制覇はできなかったものの、尼崎市役所にやってきたのは、この春から下水道広報プラットホームという団体が企画推進し、多くの自治体が発行を始めたマンホールカードを貰うため。興味はあるが、ほとんどが平日にしか受け取ることができない。カードの表面には、例の100周年マンホールが紹介されている。



尼崎市のマンホールといえば、清流にメダカやトンボが描かれたものが基本のはず。特別企画の100周年マンホールより、市内に数多く設置されているものをカードに採用してもらいたかった。



カードの裏面には、デザインの由来など。マンホールマニアとして、とても興味深い企画だったが、イマイチ嬉しさが沸いてこない。それでも、全国的にかなりのブームのようで、尼崎市役所の下水道部では他にもマンホールカードを貰いにきた数人の団体と出会った。