2018年3月26日(月)
御堂筋線開業85周年を記念したイベント(クイズラリー、展示)に、会社帰りにチョコチョコっと立ち寄る。駅に貼られたポスターは、手作り感満載。大阪市営地下鉄は、そこそこ収益も上がっていると聞くが、展示物などは、あまりお金を掛けずに、各駅がアイデアを競い合うように手作りでオリジナルなものを制作しているように見えて好感が持てる。
それにしても、判りにくいのは地下鉄の構内図。クイズの掲示や、パネルの展示がどこにあるのか、勝手知ったる駅にも関わらず、容易には解読できない。
心斎橋、本町、淀屋橋、梅田の開業当初の4駅に貼りだされているクイズも、白い紙にプリントした簡単なものだ。
心斎橋駅の展示。開業当時からの車両などが並べられている。
パネル展示。路面電車時代の写真も含めて、大阪市営交通の発達の歴史が紹介されている。
こちらは本町駅の展示。行先表示用を示す巻き取り式の帯状の布などが展示されている。
淀屋橋駅の展示。足を止めて見入っている人が何人もいる。
開業当時の淀屋橋駅の写真。開業当時は2両編成だったというのに、よくまあ、これだけ広々としたドーム状の駅を作ったものだ。梅田~心斎橋の4駅はどれも天井が高い。この広さがあればこそ、その後空調設備の導入や、中二階の新設などが無理なく行えたといえる。
梅田駅の展示。こちらも車両の模型が展示されている。
これがクイズラリーの参加用紙。A4コピー用紙に2部印刷して、半分に切ったもののようだ。とことん手作りだ。
コンプリートのご褒美として各駅で発行した切符を4枚いただいた。もっとも試刷なので使用できないし、子供用のものだ。
合わせてA4大の台紙をいただいた。どうやら、駅の行先表示の部分に切符を挟み込んで飾っておくものらしい。
85年の間に、地下鉄も随分と変化・発展してきた。最近では、行先表示がビジュアルになったものをよく見かける。
行先表示のビジュアル化も関連するのだろうが、海外旅行者向けの表示・放送は急速に普及してきた。日本語表記の無い看板類も見られる。
御堂筋線85周年の節目の年ではあるが、それよりも4月からの民営化がさらなる大きな節目になるはず。「大阪と、走ってきた。」のポスターが多数貼られている。公営・民営にかかわらず、今後も大阪とともに走ってもらいたいものだ。
車両や駅のアチコチにみられる大阪市営交通のマークも近いうちに新たなものに変わるのだろう。記念に1枚写真を撮っておく。