2018年7月22日(日)
枚方・交野両市を跨いで、七夕伝説スタンプラリーが開催されている。以前にも似たようなイベントがあったが、スタンプポイントも変更されるなど装いを改めての再登場だ。前代未聞の酷暑が続き、今日もウォーキングには最悪のコンディションだが、約17kmと予想される道程を歩いて、1日でコンプリートする覚悟を決めて出発する。
枚方市の京阪御殿山駅から出発。まず第一のスタンプポイントは渚院跡とある。折しも「渚まつり」なるものが開催されているようで、幟が多数見られる。渚院跡のスタンプポイントは、商店街にある「ワカバヤシ」という会社になっているようだ。
が、ワカバヤシって、何かの店なのかも判らない。パンフレットには地図も住所も記載されていない。難儀しながら、ようやくワカバヤシという名の酒店を発見。
が、が、閉店しているやないかい!!!日祝、第二第四水曜は閉店とある。お願いだから、せめて土日に開いているところをスタンプポイントにしてくれ!!
店の回りを見ても、スタンプ台らしきものは見当たらず、仕方なく、住宅街のなかにある渚院跡を見に行く。平安時代の皇室の別荘なんだそうだが、説明板を読んでも、特に感じるものが無い・・・。施錠された柵で囲むほどのところなんだろうか・・・。
敷地も小さく、小さな石碑と、わずかな遺跡が残されるのみ。それも渚院のものではなく、その址に建てられたお寺のものだ。絵図もなく、現地に足を運んでも、在りし日の渚院のイメージは全く伝わってこない。
8つのスタンプポイントのうち3つ(すべて枚方市)までもが住所や営業時間さえ不明な店舗がスタンプポイントになっている。立派な案内冊子には、小さな文字で「スタンプの設置場所や時間は市のHPをご確認ください」とあるが、枚方市のHPにそのような情報の掲載も見つけることはできなかった。
炎天下、わざわざ枚方まで足を運んだものの、ひとつ目のスタンプポイントで挫折。京阪電車に沿って、牧野駅まで歩いて帰ることにする。
1年に1回しか会えない彦星と織姫に、「枚方・交野なら、いつでも渡れる橋があります」と言うのは良いが、皮肉にもスタンプポイントは限られた時間にしか門戸が開かれていない。
返す返すも腹立たしい。こんなスタンプラリーに出掛けてくるのではなかった・・・。
60歳にもなると、ゴールに到達できない道に入り込んだことが判った時のショックは途轍もなく大きい。無駄に過ごした時間が悔やまれる。若い頃と違って、やり直しの機会も時間も気力も体力もごく限られたものでしかない。