三輪山(桜井市)

 2026年6月11日


一度は登りたいものだと考えていた、大神神社のご神体である三輪山に出掛ける。遠目にはさほど厳しい山には見えないけれど、気軽に登っていく山ではない。登山ではなく登拝なのだ。多くのルールを守りながら、敬虔な気持ちでご神体山に入っていかねばならない。



実はちょうど1週間前三輪山に登ろうと大神神社までやってきたのだけれど、前日の台風の影響だろうか、参拝道の整備のため登拝の受付は中止されていたのだ。



一週間ぶりに戻ってきた大神神社。日本最古の神社のひとつと伝わるだけに、平日とはいえ、随分と多くの参拝客が訪れている。




幸い今日は登拝の受付はあるようだ。登拝受付は朝9時から12時まで、山頂にある磐座との往復に要する時間は2~3時間だという。



大神神社の静謐な参道を進みながら、ご神体山に向かう気持ちを整えていく。もっとも今日の予想最高気温は30度。気持ちを整えても暑さに苦しめられそうだ。



まずは大神神社にお参り。三輪山がご神体であるから、本殿はない。拝殿を通じて三輪山を拝むのだ。ご祭神は国造りの神様、大物主大神。大いなる物の主だ。



拝殿から少し北、摂社のひとつ、三輪の神様の荒魂をまつる狭井神社が登拝の受付所だ。多くの人が登拝の手続きをしている。10名ほどの団体もおられるし、裸足で登拝しようとしている女性もおられる。



始めての登拝者には、注意事項などの簡単な説明がある。水分以外の飲食禁止、撮影・スケッチの禁止、山中の草木や石の採取の禁止など、多くの禁止事項はあるものの、神体山であるのだから当然と思えるルールばかり。ちょっと心配なのはトイレが無いということ。



参拝の許可をいただいた印として、鈴が付いた白い襷をお借りして首にかける。これで更に敬虔な気持ちが高まる。さらに登拝の前には、自祓をし、身の穢れを清めるのだ。



社務所で頂戴した案内図。かなり難所が多いようだ。午後3時までに帰ってこなければ遭難したと見なされるようだ。迷惑をかけずに無事登拝をしたいものだ。



登拝中は撮影禁止。登拝の間に見たこと、聞いたことは口外してはならないという古くからの習わしもあるという。有難いことに往復1時間45分ほどで標高467mのご神体山の登拝を終えることができた。参道の食堂で名物のにゅうめん+柿の葉寿司を頂戴する。



距離5.3㎞、登り獲得標高410m、所要時間は2時間半ほど。