地下鉄今里線全線踏破(どうぶつスタンプラリー)

2015年7月5日(日)


昨日、大阪地下鉄最長の谷町線全駅を制覇した「どうぶつスタンプラリー」に今日も出掛ける。昨日の疲れもあるので、今日は短めの今里線を制覇することにする。駅数11、路線延長が12kmほどと、谷町線の半分にも満たないが、おそらく経験上2割増しくらいの距離を歩くことになるだろう。今里線の南側の終点、今里駅で早速スタンプ&カードをゲットし、スタートする。

1.今里駅        「ベンガルヤマネコ」 



今里筋をドンドン北上する。9年前に地下鉄が開業するまでは、大正通、北港通と並ぶ、大阪市バスの基幹路線だったが、今や市バスの姿も随分減った。今里駅からすぐ北に、暗峠奈良街道と交差する。



不思議な店舗を発見。1階が喫茶店で2階が足湯になっている。どんな構造になっているんだ?少し都心部から離れたこの地域には、ユニークなものが色々と発見できそうだ。路地裏に入れば、もっと色々と見つかるのだろうが、今日は大通りをひたすら北上する。



中央大通、阪神高速東大阪線の高架下に緑橋の駅がある。周囲には川も橋も無いが、かつて、平野川から分流した千間川が、この辺りを流れていたそうだ。今は暗渠になってしまって、どこに水流があるのかさえ判らなくなってしまっている。

2.緑橋駅        「フクロモモンガ」 



鴫野商店街。少々寂しい商店街だが、左右に設置された照明塔のデザインが可愛い。きっと鴫をイメージしたものなんだろう。鴫にしては、ちょっと丸っこいようにも思えるが、とても和める。



JR鴫野駅。いつの間にか、今里筋に架かる高架が新たに増設されていた。おおさか東線が新大阪まで伸びるまではまだ3年以上かかるはずだが、着々と工事は進められているようだ。



地下鉄鴫野駅。海抜が低いせいもあるのだろうが、防水扉がとても頑丈な造りになっている。相当な分厚さだ。



大阪地下鉄のなかでは、最も新しい今里線には、数々の斬新な工夫が取り入れられている。地下に大きな駐輪場を設置しているのも、そのひとつ。駅前の迷惑駐輪対策とはいえ、思い切ったスペースを確保したものだ。

3.鴫野駅        「ヒメハリテンレック」  ・・・ 敵に出会うと丸くなる小動物



7月というのに、昨日の雨のせいか、ちっとも暑さを感じない。とても快適なウォーキングだ。
寝屋川を渡る。この先には大阪城があるはずなんだけど、ちっとも見えない。


蒲生四丁目の飲料自販機。「めっちゃ当たる」と書かれたその下に、「10個に1個は当たる感じですよ~」との注意書きがある。それにしても、詳しいことは知らないけれど、確率10%というのは、景品法違反ではないのだろうか。

4.蒲生四丁目駅    「ヒツジ」 



今里線の各駅の改札出口や地上出口には、方位表示が床面に描かれている。これって方向音痴にとっては、とても有難いものだ。地下の階段や通路を経て出てきたところ、どっちを向いているのか、判らなくなってしまう人は少なくないのではなかろうか。他の路線でも取り入れてもらいたいものだ。



京阪の関目ガードの下を潜ると、間もなく関目成育駅。京阪の関目駅との乗換のために造られたんだろうけど、さらに300m行けば、谷町線の関目高殿駅。そのすぐ横を今里線が素通りしている。谷町線・今里線の乗換は太子橋今市駅に任せて、京阪との乗継を重視して今里線の関目成育駅が設置されたということなんだろう。

5.関目成育駅     「レッサースローロリス」   ・・・ 木の上に暮らす猿の仲間らしい



今里線って京阪電車と縒り合うように、何度も交差している。関目高殿から国道163号線を東進すると、やけに低い京阪の高架が現れる。背の高い車両のために中央車線は掘り下げられているが、それでも制限高3.8mしかない。



今里線って、後から出来たんだから仕方ないとはいえ、随分地下の深いところに設置されている。地上からホームへの階段がうんざりするほど長い。もっともバリアフリー化は、他の路線に比べて格段に進んでいて、エレベータやエスカレータも充実している。階段の手摺も身長に合わせて使い分けれるように2段に設置されている。



新森古市駅では、ライオンのスタンプ&カード。 マイナーな駅に似合わない大物が割り当てられていた。ライオンには雄と雌があって、続く清水駅が雌ライオンだった。昨日の谷町線では、鳥類や爬虫類ばかりだったけど、はやり哺乳類のスタンプの方が絵になりやすそうだ。

6.新森古市駅     「ライオン♂」
7.清水駅       「ライオン♀」 




新森古市駅から、今度は内環状線を北上。春に北浜から滝井まで歩いた道だ。と思い出した途端、うどんを食べたくなってきた。滝井駅前に美味しいうどん屋さんがあるのだが、春に行った際には休業していたのだ。



今里線の工夫は、他にも色々と見られる。階段に設置されたミラーは球状になっていて、階段の折り返しの先の様子がどの角度からも良く見通せるようになっている。自分が映り込まないように写真を撮るのが一苦労だ。



ゆるやかな階段の横には、自転車用のレールが設置されている。



寄り道して滝井駅まで行くと、今日も休業。う~ん、休みが多いぞ。一体ここのうどんを食べる日はいつになるのやら・・・。



太子橋今市駅。ここは昨日谷町線制覇の際に既に立ち寄り、スタンプとカードをゲットしている。路線ごとの制覇を順々にやっていくと、このようなことが増えてくるのは覚悟しているつもりだが、やはりちょっと寂しい・・・。

8.太子橋今市駅    (取得済)



太子橋今市駅からさらに北上し、本日のウォーキングのハイライト(と勝手に考えていた)、淀川を渡る豊里大橋にやってきた。



川下方向に、梅田や中之島の高層ビル群が見える。



だいどう豊里駅って、どうしてひらがななんだろう、と長らく訝しく感じていた。「大桐」という地名が読みにくいとはいえ、喜連とか内代とか、地下鉄には難読駅名が既に多い。ところが、今日、同じ読みの地名「大道」が近くにあることを見つけ、ようやく納得できた。

だいどう豊里駅を過ぎたところで、西に向きを変えた内環状線と別れて北に向かう。まるで生活道路そのものなんだけど、この下を今里線が走っている。

9.だいどう豊里駅   「メガネグマ」



大阪経済大学。大学時代、クラブの関西学生連盟の打合せはいつもここで開催されていた。阪急の上新庄から歩くのが辛くって、他大学からの代表といつも愚痴っていた。おかしなもので、学生時代は運動クラブに所属していながら、歩くことは大嫌いだった。今は歩くために、無理に時間を作っているのだから、変われば変わるものだ。



ラス前の瑞光四丁目駅をやっつけ、新幹線の高架下を潜ってゴールの井高野駅を目指す。新幹線の高架に上がるための保守用階段が設置されているが、これでもか、というほどに厳重にガードされていた。

10.瑞光四丁目駅   「ムフロン」   ・・・ 角が大きいがヒツジの仲間らしい



市営住宅が立ち並ぶ井高野駅に到着。もう少し延伸して、阪急の正雀とか相川あたりに繋がらないものかとも思うが、結構距離はありそうだ。予想を上回って、4時間ちょうど、22000歩のウォーキングだった。スマホのアプリでは14.5km歩いたことになっている。どうしても少し寄り道とか回り道をしてしまうので、路線単純延長距離の2割増しくらいになるようだ。

11.井高野駅      「ミミナガヤギ」



黄色が持ち色の今里線で帰宅。地下鉄に乗らずに徒歩で全駅回るのを目的としている以上、帰路も徒歩といきたいところだが、スタンプラリーモードが切れた後は、都合よく柔軟に考えるようにしている。



これで2路線制覇だが、まだニュートラムも含めて7路線も残っている。この手のスタンプラリーは、一気に片付けてしまわないと、気持ちが萎えてしまうものなんだけど、7月、8月と用事が多い。なんとか8月中にコンプリートしたいものだ。