五月山ハイキング(池田)

2012年6月17日(日)



3年前に阪急電鉄が主催したウォークングイベントの際の地図をもとに、池田市に出掛けた。

関西一円あちこちと出掛けているが、北摂地区には行っていないところが多い。駅に置くマップや、主催するイベントなど、他の電鉄会社に比べて、阪急には私好みのものが極端に少ないのだ。ところが阪急にも、良いところがある。過去のイベントのマップがダウンロードできるのだ。一日だけ開催される大勢が参加するイベントは好きではないが、マップは重宝する。

 

(1)水月公園


阪急池田駅から、まず石橋駅に近い水月公園に向かう。池の周りに美しく花菖蒲が咲いていた。

五月山に向かうまでの足慣らしのようなものと思っていたが、この水月公園で早くも道を間違う。丸い池を回っているうちに方向が麻痺したのだ。蒸し暑い日で、早くも何割かの体力を失ってしまう。




水月公園から、さんざん迷った挙句、住宅街のなかを五月山に向かう。

歩きにくい道だ。歩道はあるが、半分はガタガタいうグレーチング。残り半分に街路樹。ガレージごとに、歩道に切り込み。車道に向けて常に傾いている歩道・・・・。ますます疲れる。




(2)五月山


いよいよ五月丘の交差点から、五月山に登る。

ええぇ~っ!こんなに凄い山なのかぁ・・・。道が険しすぎる、というより道が無い。いくらなんでも、と池田駅で貰った五月山のハイキングマップを見ると、全く違うルートに入り込んでいた。




大幅な体力消耗の末、本来のルートに戻った。しかし、この時点でもうバテバテ。この後、頻繁に休憩を取りながら進む。



整備された道だが、大嫌いな階段が延々と続く。あまり深く考えずに穿いてきたデニム地のパンツが汗を吸って、動きが取れなくなってきた。首に巻いたタオルは汗でグッショリだ。




ヘロヘロになりながら、展望台に辿りついた。素晴らしい眺望だ。伊丹空港はもちろん、梅田の高層ビルや、大阪湾も、よく見える。金剛山や須磨の方まで、見渡すことができた。



五月山ドライブウェイ沿いに、五月山を下っていく。あれだけヘトヘトだったのに、下りになると元気になる。



このあたりには斜めに伸びている樹木が多い。南斜面で南向き(写真の左側)に伸びている。
市街地近くに、こんな自然が残っているなんて・・・、という言い方がよくあるが、そうではなくって、町を作るために、このような豊かな緑や山をどれだけ切り崩したのかを感じるべきだろう。



山の中腹にある、風力発電。五月山動物園のマスコット?のウォンバットが地面に描かれている。

これって、つくば市で全く回らない、と問題になった風車と同タイプではないだろうか。たぶん機械に問題があるのではなく、風況を読み違えたのだろうけど。



ドライブウェイ沿いにある秀望台から余野川方面を望む。



五月山動物園まで下りてきた。日本で一番小さな動物園ということだが、入場無料のせいか、多くの人で賑わっていた。駐車場料金は必要だが、歩いてくれば全くタダということになる。




(3)池田市街


池田城。
14世紀からこの地を治めていた池田氏の本拠地だったが、戦国時代に荒木村重がクーデターで乗っ取ったことで有名だ。10年ほど前に、公園として整備され、天守櫓も造られたが、子供たちの鬼ごっこに格好の遊び場になっていて、騒がしいこと、・・・。




城跡公園には百合の花が見事に咲いていた。



櫓から見た五月山。大した標高でもないんだけど、結構しんどかった。



池田市の中心部には古い建物なども良く保存され、歩道も歩きやすく整備されている。池田の菊炭をモチーフにした能勢街道のサインが渋い。



北摂の代表的な酒造メーカー、呉春の本社?。



池田市在住の桂三枝が名誉館長をしている、落語みゅーじあむ。ここも無料だ。様々な展示はもちろん、一階には高座があり、二階では落語のビデオが楽しめる。



池田市内にも、結構お地蔵さんが多い。



呉服神社。「くれは」神社と読む。織物や衣服の神様だ。



日清食品のチキンラーメンミュージアム。ここも無料だ。残念ながら既に開館時間を過ぎていたが・・・。驚いたことに、瀟洒な住宅街のど真ん中にある。もう少し集客しやすい場所にすれば良かったのに。



チキンラーメンミュージアムの前にある、安藤百福の像。カップヌードルの上に立って、チキンラーメンを手にしている。判りやす過ぎるぞ。



まとめ


所要時間  295分(4時間55分)
歩行距離  12km
歩数     20200歩 (しっかり7000歩)