沿線散歩(6) 芦屋~六麓荘~香櫨園

2012年12月9日(日)



午後から西宮で用事があるので、近鉄・阪神・山陽の「沿線散歩クイズラリー」のなかから、芦屋発のコース(6)を午前中にやっつけることにする。沿線散歩のマップには、「高台を目指す健脚コースをご用意しました」と挑発的な説明がある。山道12kmの所要時間は予測困難だが、とにかく3時間半で香櫨園まで辿りつかなければならない。



まず、芦屋川に沿って北上する。阪急の芦屋川駅には、たくさんのハイカーが集まっていた。たぶん皆、同じ方向に行くんだろうなぁ。



少し肌寒いが、いい天気だ。芦屋川沿いの斜面には、階段状になった集合住宅がビッシリと立ち並んでいる。



坂道をどんどん登る。洒落た高級住宅が立ち並んでいる。景観も素晴らしいが、坂の上に棲むのは、ちょっと辛いなぁ・・・。住宅地を抜け、気持ちのいいハイキング道に入る。



高座の滝に到着。高さ10mとのことだ。空気が澄み切った冬に見る滝は格別のはずなんだけど、何とも人が多すぎる。この滝を見るために20分ほど山道を登って来たのだが、沿線散歩のマップでは、ここでUターンして、来た道を再び芦屋川駅近くまで戻ることになる。



高座の滝からさらに北に進み、六甲山に登る人がほとんどのようで、滝の茶屋が、装備を確認しつつ、一息入れるための良い休憩所になっている。



高座の滝から芦屋川に下り、川を東に渡って、また北に向けて登っていく。山の中腹にある芦屋神社で一服。



次はまた下り道だ。高座の滝までの登り坂は、予想したほどには厳しいものでは無かったので、健脚コースにしては、楽な道だと思ったが、上り坂・下り坂がインターバルトレーニングのように交互に現れる。だんだん疲れてきたぞ。



朝日ヶ岡縄文遺跡。集会所の庭に、芦屋市内の古墳を表示したジオラマがある。案内板には「芦屋市遺跡触覚模型」とある。「触覚模型」とは耳慣れない言葉だが、この上を歩くと遺跡が身近に感じられる、とのことだ。



遺跡から北へ、坂道を登ったところに、市立芦屋病院がある。坂の多い町では通院も大変そうだ。このあたりは、シルバーゾーンに指定されているらしく、道路標識も掲げられている。この手の標識は、都道府県ごとにデザインも決めることができるようだ。



久しぶりに、豪邸が立ち並ぶ六麓荘町にやってきた。かつてと異なり、西洋の御殿風の建物が随分増えたように思う。もっとも建物の外観が道から見えるようでは、本当の大豪邸とは言えないのかもしれないが、千坪を超すような大豪邸の多くが近年分割されてしまったとも聞く。



20年以上も前、ドライブ中に迷い込んでしまったのが六麓荘への初訪問。芦屋の他の地区と比べて、街灯が格段にお洒落だったことに驚いた記憶がある。その当時のものと同じかどうかは不明だが、やはりいい感じの街灯だ。



歩いているうちに、知らぬ間に西宮市に入っていた。大きいマンホールはもちろん、小さいマンホールにも、オリジナルデザインが施されている。



苦楽園から、中新田川緑地の脇の道を歩いて、阪急甲陽線の苦楽園口を目指す。細かな雪がパラつきだしたが、昨日ほど寒くはない。



苦楽園口駅北側の踏切を横断。ここから先は夙川沿いを南下するだけだ。香櫨園にも予定どおり到着できそうだ、と一安心。



丁度太陽が進行方向の南側にあって眩しい。夙川の土手はよく整備されていて、気持ちよく歩ける。桜のシーズンと異なり、歩く人は少ないが、ジョギングしている人、子供とボール遊びをしている人など、市民の貴重な憩いの場所になっていることが判る。



イチョウの木も多い。太陽の光は、イチョウの葉がフィルターになって、とても穏やかなものになる。黄色い葉がキラキラ輝いて、とても綺麗だ。



夙川の堤防道はゆっくり歩いたけれど、阪神香櫨園駅には制限時間内に到着できた。香櫨園の駅は、阪神電鉄のお家芸?の橋上駅だ。



午後からの所要のため、降り立った武庫川駅。橋上駅という点では、川幅の広い武庫川の両岸に改札口を設けたこの駅が、他の橋上駅を圧倒している。



香櫨園駅でも無事スタンプゲット。沿線散歩は残り7コース。


まとめ


歩行距離   12km
所要時間   196分 (3時間16分)
歩数      20100歩 (しっかり 13900歩)