2013年1月27日(日)~30日(木)
大阪船場の近代建築ビル群に、障がいのある方達のアート作品を展示し、それをスタンプラリー型式で巡っていく、というイベントに参加した。6つのスタンプポイントは、会社からいずれも徒歩10分圏内なので、会社の昼休みなどを利用してのお手軽スタンプラリーである。
堺筋に面した新井ビル。お気に入りの洋菓子店「五感」が入っている。以前、ビル内を屋上まで見せていただいたことがある。大正11年建築のビルだけれど、まだまだ、しっかりとした造りだ。
蔦の絡まる青山ビル。こちらも以前内部を見学させてもらったことがある。元は個人の住居ということにビックリした。大正10年完成の建物というのに、当時から内線電話がビル内に敷設されているなど、当時の最新技術を駆使したものだったそうだ。
青山ビルの隣の伏見ビル。こちらも大正年間のものだが、元はホテルだったそうだ。ビルに少しお邪魔して、趣きのある階段の写真を撮らせていただいた。
製薬会社が並ぶ道修町で、神農さんの名で知られる少彦名神社。ビルに挟まれて少し窮屈そうだ。普通なら「献酒」と酒樽が並んでいそうなところに、「献薬」として超巨大な市販薬の箱が置かれている。これは近代建築ではないが、特別参加というところだろう。
芝川ビル。もとは個人の住宅として造られたそうだが、今は、ブティックや飲食店などで利用されている。南米マヤ文明(あるいはインカ文明だったかも・・・?)の様式を取り入れたものだと聞く。
生駒ビル。もともとは時計屋さんのビルだったこともあり、屋上には大きな時計が設置されている。時計の下部には、振り子をイメージさせる出窓があるところが、さらにお洒落だ。いつの間にか1階にコンシェルジェデスクができ、上階はレンタルオフィスになっていた。
で、集めたスタンプは6つ。これをイベント本部がある「辰野ひらのまちギャラリー」に持っていくと、五感のお菓子を参加賞に貰った。
このイベントは、近畿ろうきんが長年取り組んでいるもの。障がいを持つ方のアートは、豪快であり、あるいは精緻であり、ありきたりの枠に嵌らないものが多くて感心した。ネコとカエルのイラストが描かれたクリアケースを2つ購入した。
このイベントとは別に、大阪商工会議所が主催している「船場レトロ建築スタンプラリー」なるものも、開催されている。今回の6ヶ所は2つのイベントのスタンプポイントを兼ねているだけでなく、スタンプも兼用のようだ。船場レトロ建築の方は、後日残りのポイントを訪問したい。