2013年6月9日(日)
天神橋筋商店街を歩くスタンプラリーに挑戦した。「日本一長いといわれる」という表現が苦しい。というのも、全長2.6kmで最長の商店街を自負してきたはずが、最近、高松や池袋、さらには東成・布施などの商店街も日本一を名乗りだしている。そもそも商店街の定義が曖昧で、分岐を含む総延長だとか、アーケードが途切れていないなど、様々な議論があるようだ。
まず天神橋2丁目にある大阪天満宮で、まずエントリー。護符を売ったり、祈祷の受付をしている授与所で、「天神橋筋ぶらり歩き申告札」なるスタンプ台紙を貰う。平日は、1丁目にある商店で申告札を貰えるようだ。
一丁目に戻って、天神橋筋商店街の南端から、出発だ。
続いて2丁目。商店街のアーケードや幟が、それぞれに工夫されている。2丁目のデコレーションは、図抜けて凝った造りになっている。
天満宮のお膝元だけに、アーケードには様々な色の鳥居が飾られている。
地下鉄南森町駅を越えて、3丁目に突入。どんどん北進する。
3丁目にある陶器屋さんで、中間点のスタンプを貰う。忙しい接客のなか、何を買う訳でもないんだけど、笑顔でスタンプを押してくださった。
阪神高速を潜って、JR天満駅がある4丁目へ。天神橋筋商店街といっても、いくつかの商店街の集まりのようで、ここは「4番街」と呼ぶらしい。
4丁目の北側は、さらに別の商店会になっているようだ。天四の北だから、「てんしきた(天使来た)」というのが略称らしい。
5丁目になると、商店街の幅が少し狭くなってくる。しかし、逆に混雑度も上がってくる。個人的にはこのあたりが、最も天神橋筋商店街らしいところだと思う。
「ギャルみこし」の担ぎ手が募集されている。天神祭まで、あとひと月余り。暑いはずだ。
商店街の路面にも様々なデザインが施されているのだが、混雑している商店街のなかで、路面を撮影するのはとても難しいのだ。
6丁目。阪急・地下鉄の天神橋筋六丁目駅があり、天神橋筋の中心のようにも思われがちだが、ここから先にはアーケードが無い。
天六商店街の路面にある「106」の文字。明らかに109(東急)を意識したものだと思われるが、TENと6で106とは、ちょっと苦しくはないだろうか。109なんか意識する必要がないほど、天神橋筋商店街は、オリジナリティーに溢れ、十分な存在感がある。
7丁目。アーケードが無くなって、少し物悲しい雰囲気があるのは否めない。「てんしち」ではなく、大阪らしく「てんひち」だ。
天七は、地下鉄堺筋線に連絡している、阪急千里線が地下から顔を出すところだ。電車を上から見るのも楽しい。
七丁目にあるケーキ屋さんがゴールポイント。文字だけの、あまり派手さの無いスタンプだが、これもまたオリジナリティーだ。
ケーキ屋さんで、申告札を提出すると、満歩状なるものを発行してくれた。A4の厚紙に、しっかりした字で、その場で名前まで書いてくれた。想像を遥かに超える立派なものだ。もっともスタミナと努力を讃えていただいたが、所要時間36分でしかない。天神橋筋を南北に踏破すると約1万歩ということから、満歩状だそうだが、歩数計のカウントは3000歩余りでしかなかった・・・。
実は、七丁目に続いて、天神橋筋には八丁目もある。店舗の数は疎らだが、ここも商店街の様相があるのだが、どうして天神橋筋商店街の中に含めないのかなぁ・・・。八丁目を入れると、さらに300mほど長くなるんだけど。
街灯のポールには、はっきりと「天神橋8丁目商店会」と書かれているのに・・・。
8丁目を抜けると、淀川に架かる長柄橋。
わずか1時間ほどのぶらり歩きだけれど、今日はこれまで。天神橋筋六丁目駅に戻る。