2013年10月6日(日)
近鉄・阪神・山陽が共同で開催する「3社沿線クイズ&スタンプラリー」が始まっている。阪神なんば線開通で、近鉄が参加する前から、毎年10コースを歩く、「沿線散歩」というタイトルでお馴染の恒例イベントなんだけど、なぜか、「沿線散歩」はサブタイトル扱いに降格してしまった。
西宮市内での社内スポーツイベントが終了したのが3時前。随分遅いスタートになるが、六甲アイランドのマリンパーク駅からスタートするコースを歩くことにする。アイランドセンター駅を過ぎると、無人運転の六甲ライナーの先頭車両は独占状態となる。滅多に無いことだが、誰にも気兼ねなく、列車内の写真を撮ることができた。
終点のマリンパーク駅からウォーキング開始。駅のすぐ近くに、神戸レディースフットボールセンターがある。なでしこジャパンの活躍を契機に昨年開設されたばかり。今日も女子学生と思われるサッカーの大会が行われていた。
ここは、INAC神戸の練習場にもなっているだけに、グラウンドに隣接して、INACのグッズショップも設置されている。残念ながら、今日はお休み。
六甲アイランドの中心部を北に向かって歩く。水路沿いに聳える白いビル群が、青空に映えて美しい。10月とは思えない残暑で、日中の気温は32度まで上がったと聞く。
沿線散歩の地図にも紹介されている神戸ファッション美術館。あまり興味が無いので素通りしたが、水辺に建てられた複雑な構造のビルは、周囲の環境に美しく溶け込み、まるでCGのようだ。
六甲アイランドの高層マンション群。都市部の高層マンションと異なり、周囲の空間に余裕があり、水辺や緑も豊かなので、眺望も格別だろう。
金属製の像が、多数設置されている。著名な大御所の作品なのか、新進気鋭の芸術家によるものなのか、さっぱり判らないが、小磯良平美術館も設置され、六甲アイランドは、かなりアートに力が入った地区のようだ。
六甲アイランドの北部にある、六甲アイランド公園を西に向かう。緑の深い、良く整備された遊歩道があり、ジョギングをする人も多い。
いよいよ六甲大橋を渡って、魚崎方面に向かう。こんな晴れた日には、橋を渡るのが、とても楽しい。
橋には、車道の横に、しっかりとした歩道が設置されている。頭上には、六甲ライナー。
対岸には、各社のサイロが多数設置されている。穀物類を貯蔵するものなのだろうが、国産を取り扱っているのか、輸入基地なのか、詳細は判らない。
化学工場の岸壁には、多数の配管。様々な化学製品や石油製品が、ここに荷揚げされるのだろうが、30本ほどのホース接続口があるということは、同じ数の種類の製品を取り扱っているはずだ。配管がびっしり並んでいるので、間違わずに接続するため、相当注意が必要そうだ。
恒例の「灘の酒蔵探訪」スタンプラリーもちょうど開催中。先日、大石・西郷の酒蔵付近を歩いたばかりなので、例年のように、大石・御影・魚崎の酒蔵を歩き尽くす気はあまり起きないが、せっかくなので、魚崎の酒蔵のスタンプだけでも押していこう。
と、白鶴酒造資料館に到着したのが、夕方の4時20分頃。
げげっ、4時で終了している。実は、この白鶴酒造資料館は、沿線散歩のクイズポイントにもなっていて、中に入らないと答が判らない仕組み。もっとも、何度となくこの資料館を訪問しているだけに、答は入るまでもなく判ってしまう。日本酒は苦手だが、灘や伏見の酒蔵は、スタンプラリーで頻繁に訪問しているので、とても詳しいのだ。
次は菊正宗酒造記念館。まあ、予想はしていたが、こちらも4時半で閉館したばかり。居酒屋が遅くまでやっているからと言って、酒蔵は遅くまでやっていない。
住吉川公園。川沿いの公園の真上を六甲ライナーが走っている。
櫻正宗の精米工場は、工場というより、学校か集合住宅のような佇まい。どうせ、開いていないだろう、と訪問した櫻正宗記念館だが、飲食店を併設しているせいか、まだオープンしていた。
ということで、灘の酒ぐらスタンプラリーは、わずか1つのスタンプをゲットしただけ。随分長い間、同じデザインのスタンプ台紙に、同じスタンプだ。
実は、この日は、櫻正宗、菊正宗、白鶴三社合同スタンプラリーなるものも開催している。灘の酒蔵スタンプラリーと完全に重複して、例年開催しているようなのだが、櫻正宗記念館には、特別なスタンプは置いていなかった。結局今年も謎のままだ。
酒蔵めぐりは、半端に終わったが、無事、沿線散歩の一つ目のスタンプを魚崎駅でゲット。
それにしても、従来は、網干~梅田の間から10コースが設定されていたものが、近鉄が参加してから、徐々に東にコース設定が拡がっている。昨年の沿線散歩では、奈良県の吉野がコースにお目見えしたが、今年は何と三重県の名張が登場した。この調子だと、来年は伊勢とか名古屋まで登場しそうだ。
まとめ
歩行距離 6.9km
所要時間 102分 (1時間42分)
歩数 10900歩 (しっかり 9700歩)