3社沿線クイズ&スタンプラリー③ 飛鳥

2015年1月31日(土)


予定していたゴルフが朝になって突然の中止。正午頃になって、突如思い立って、残っている近鉄・阪神・山陽クイズ&スタンプラリーの飛鳥コースに出掛けることにする。

伏見コースと同様、2年前に登場したものと全く同じもの。しかも、近鉄あみま倶楽部のコースの丸写しという、超手抜きぶりだ。しかも、近鉄の駅に置いてあるあみま倶楽部の地図の方が、はるかに情報量も豊富で、地図も詳しく、余程わかりやすい。



と、近鉄の手抜きぶりには、憤懣やるかたないのに、時間が無いので、阿部野橋駅から特急利用。ガラガラの車両に510円支払って座席指定特急券を購入する。



地図には、岡寺スタートのコースが掲載されているのだが、特急停車駅になっている、ひとつ先の飛鳥駅から出発する。少々距離は長くなるが、大した差ではないはずだ。



昼の14時過ぎという、もっとも暖かい時間帯のはずだが、肌を刺すような寒さだ。時折雪もちらつくなか、飛鳥の田園地帯をテクテク歩く。



鬼の雪隠。もう何度も写真に撮っているのだが、ここに来ると撮らない訳には行かない。雪隠とは良く名付けたもので、ここで、用を足すような不届者がいないか、心配になる。



鬼の雪隠の裏側は、細長く立入禁止になっている。この細長い道のようなものは、一体何なんだろう・・・。被葬者も全く分からないし、しかも本来の場所から転がり落ちた石棺なんだけど、どういう訳か宮内庁の管理になっている。



石棺(鬼の雪隠)の底石だったと言われる鬼の俎。こちらも宮内庁が管理しているが、明らかにこれを割ろうして穿った穴がいくつも残っている。高取城の石垣にしようとしたものらしい。



今日の飛鳥訪問を駆り立てたのは、半月ほど前に報じられた、コース近くの菖蒲池古墳の傍に、舒明天皇か蘇我蝦夷の墓とも推定されるようで巨大古墳が発見されたというニュース。ところが、それらしい場所は、フェンスで完全封鎖されている。他にも同類の訪問者がおられて、「これが、あれですかねぇ・・・」、「何も見えませんね・・・」といった会話を交わした。



亀石。こちらは、宮内庁管理でもなさそうで、触ることさえできる。



明日香村を集荷している「かめバス」の停留所。風景にマッチしたイイ感じの看板だ。 



いわゆる古代米の一種だと思うが、黒米を使った食べ物が、よく見られる。名物ならぬ、迷物、として売られている黒米たこ焼き。ちょっと気になるが、寒空の下で、ベンチでたこ焼きを食べようとは思えない。



橘寺の西門。本堂までは、まだ何百mもあるところだに、聖徳太子誕生地の石碑がある。この数百mはすべて橘寺の寺域なんだろうか。



近年、飛鳥の特産品としてプッシュされている、イチゴ「あすかルビー」。良く見るとビニールハウスは、二重構造になっている。



Mompe des Quwasの看板。モンペでクワ、をもじってフランス語風にした、ファーマーズマーケットだ。なかなかユニークなネーミングだと思うのだが、Googleで検索しても、2年ほど前に曽爾高原で初めて発見した際の自分のブログを含めて数件しかヒットしない・・・。



コースをはずれて石舞台へ。帰宅後調べると、2年前にも、同様に石舞台まで足を伸ばしている。かつては石舞台まで入れたが、周囲を樹木で囲み、中に入るためには200円の入場料が必要になって以来、もう随分長い間、中には入っていない。



それでも、ところどころ、隙間から石舞台を覗きこむことができるポイントがある。今日は、石室への入口がある方向から、1枚写真を撮らせていただいた。



飛鳥の4地区(石舞台、祝戸、高松塚、甘樫丘)を舞台にしたスタンプラリーは常設のもので、5年ほど前にコンプリートした。1日で4地区、各3ポイントを歩きまわって、結構疲れた記憶がある。その後、スタンプの劣化が激しく、寂しい思いをしてみていたのだが、今日見たところ、スタンプが新しいものに更新されていた。これなら、近いうちに再挑戦してみたい気にさせてくれる。



岡寺の参道周辺。奈良の古代街道の一部になるのか、どうかは知らないが、古い街並みが続く。



写真で見ると、いい天気なんだけど、すごく寒い。甘樫丘以東の田園地帯を、寒風が吹き抜ける。



飛鳥寺。以前は無料だったのだろうか。ここに来ると、飛鳥大仏を拝観していたように覚えているが、いつの間にか有料になってから、随分ご無沙汰しているように思う。大仏拝観より、子どもたちが乱暴に打ち鳴らす鐘を、有料にしてもらいたいものだ。



蘇我入鹿の首塚。大化の改新で誅されたとはいえ、祖父の馬子が葬られていると伝わる石舞台古墳を見た直後だけに、随分質素なものに感じる。最近菖蒲池古墳の傍で見つかった巨大古墳の被葬者候補の一人が父、蝦夷と言われている。初歩的な知識しかないが、大化の改新で自害した蝦夷が、当時の最大規模の墳墓に葬られたというには違和感がある。



ここからは、寒さに堪えてひたすら歩くだけ。あまりの寒さで、甘樫丘も展望台の手前で引き返してしまった。獅子のような、河馬のよう、不思議なモニュメントのある、橿原神宮駅東駅でゴール。



3社沿線散歩スタンプラリーも、残すところ、あと1コース。


まとめ


歩行距離   9.6km
所要時間   160分(2時間40分)
歩数      16900歩




【番外】大阪女子マラソン

2015年1月25日(日)


出張と宴席が続き、朝からあまり動く気が起こらない、月曜から土曜までの6日間の移動距離が3000kmを超えるのはいいが、問題は連日の暴飲暴食。さすがに少し運動しなければと、堺筋をブラブラ歩いていて、今日が大阪女子マラソンの開催日ということに気付く。



堺筋は土佐堀通の南手前で完全通行止となっている。



歩行者は関係あるまい、と思っていたら、北浜付近の横断歩道も封鎖されている。土佐堀通を渡るためには、地下鉄・京阪の地下道を行くしかない。



メイン道路だけではなく、細い道も全て封鎖され、多数の警官やガードマンがガードしている。



予定を変更して、マラソンを観戦することにする、上空を飛ぶ取材ヘリコプターの音ばかりがうるさいが、なかなかランナーの姿が見えない。随分待って、ようやく先導車がやってきた。



なかなかランナーの写真を撮るのは難しい。結構速いし、警備等の車両も邪魔になったりして、何回もシャッターチャンスをモノにできない。



天神橋付近を走るランナーたち。



警備の白バイ。ランナーのスピードに合わせて走り続けるためには、相当な技量を要しそうだ。



テレビ局の車も何台も投入されている。地元関西の車だけでは足らないようで、東海テレビの車も見られる。



ヘリコプターは、上空でほとんど動かず、留まっている。



松屋町筋も土佐堀通との交差点の南北が完全封鎖されている。



一方通行の松屋町筋は、土佐堀通で封鎖されていて、北からの車両がやってこないため、歩行者天国のようになっていた。



マラソンもいいけど、こんなにアチコチ道路封鎖して、救急や消防の活動に支障は出ないのだろうか。歩行者も何十分も足止めされている。休日とはいえ、何も都会のど真ん中でマラソンをするのが適当なのだろうか・・・。



浪速区ものづくりラリー

2015年1月18日(日)



「ものづくりのまち浪速区を体感しよう」とのキャッチコピーで開催されている大阪市浪速区のものづくりラリーだが、スタンプラリーとしては、区内の3ヶ所を回るだけのお手軽なものなんだけど、いつの間にやら最終日になっていた。



まずは、スタートポイントのJR環状線芦原橋駅へ。たまたま乗ったのが妖怪ウォッチ列車で、ちょっとテンションが上がる。もっとも、妖怪ウォッチのことなど、ほとんど知らないし、JR西日本で開催中の妖怪ウォッチスタンプラリーもエリアが広すぎて食指が伸びない。



浪速区がものづくりの町と言われても最初はピンと来なかったが、確かに芦原橋付近には革製品を扱う店が多い。20年ほど前、革鞄の難しい修繕をこ芦原橋でやってもらったが、当時と比べると革加工のお店も随分減ったように思う。もっとも、駅前にある大きな太鼓屋さんは健在だ。



これまでは太鼓屋さんがスタンプポイントだったらしいが、最終日の今日だけは、駅近くの公園で開催中の「芦原橋UPマーケット」がポイントに変更されている。レザークラフトを売るテントやファーストフード屋台が多数並んで、賑わっていた。



会場内には大太鼓が据えられたステージも見られた。時間の関係で見ることはできなかったが、様々なアトラクションが披露されていたようだ。



芦原橋から、第2スタンプポイントのある通天閣まで、のんびりと歩く。JR環状線から、かつては湊町駅と呼ばれていたJR難波駅までの線路は地下化され、跡地は、細長い公園に生まれ変わっている。



大国町交差点。かつては、大国町といえば、靴のデパートを標榜していたトミヤマという大型靴店の代名詞だったんだけど、随分前に倒産してしまったらしい。何度も買い物に通ったトミヤマのビルもテナントビルになってしまった。



40年ほど前、南海本線で通学していたころ、今宮戎駅と新今宮駅の間の高架脇に、何十ものラーメン屋台が並んでいる景色を毎朝目にしていた。ラーメン屋台の基地のようなものだと想像していたんだけど、今やその面影は残っていない。



逆に、今宮戎駅から、難波駅に向かっての高架脇道路は、パークス通なんていうお洒落な名前に変っている。なんばパークスに通じる道ということで名付けられたんだろうけど、この辺りには、泥臭い和風の名称の方が、似つかわしい、というと周囲の関係者に怒られるだろうか・・・。



今宮戎神社に立ち寄る。祭礼も終わって、ひっそりしているはず、と思ったんだけど、なんと大勢の人が社務所に並んでいる。



今宮戎神社は、四天王寺、大念仏寺、太融寺、大阪天満宮、住吉大社、四条畷神社とともに、名探偵コナンとタイアップした「なにわ七幸せ巡り」のラリーポイントになっているのだ。頑張って2日かけて歩いて回ろうかとも思っているんだけど、大阪市内の6社寺はともかく、問題が四条畷。それにしても、こうした人気ぶりを目の当たりにすると、さらに気分は萎えてしまう・・・。



今宮戎神社の近くにある浪速寺。毘沙門天王を祀る小ぶりなお寺だが、マンションなどが建ち並ぶ中にあっても、存在感のある造りだ。



通天閣本通を通って、通天閣へ。いつも、ここへ来ると、新世界・通天閣本通のアーケード看板と、通天閣を上手く一枚の写真におさめることができないものかと苦労する。



第2スタンプ会場は、通天閣の地下。ここに、最近製作されたという、通天閣ロボットが展示されている。日本橋の電器職人さんたちによるものらしい。



スタンプの絵柄は、何故かウサギ。芦原橋はリスだった。浪速区やものづくりとの関連性は思いつかない。手近にあったスタンプを転用して使っているんじゃなかろうか、とも勘ぐってしまう。



何度も来ているところだが、そのたびに新しい発見があるのがこのエリア。通天閣近くのタバコ屋さん。ドライブスルーならぬ、ちゃりんこスルーになっているようだ。おそらくお店の窓口が、自転車に乗ったままでも丁度いい高さになっているということなんだろう。



最後のスタンプポイントが、電気街の真ん中にある日本橋総合案内所。いつの間にこんなものができたんだろうか・・・。ところが、なんと、最終日のスタンプポイントは、日本橋ものづくりサミットが開催されているインデペンデントシアターとのこと。ショックだ。



インデペンデントシアターは、以前OMS戯曲賞を獲得した孤高の登山家、加藤文太郎を題材にした演劇を鑑賞したこともある小劇場。しかし、観光案内所は19時までとなっていたスタンプ押印可能時間が、今日に限ってはイベント終了の17時まで。到着したのは17時15分だったが、早くもシャッターが閉まっているとはどういうイベントだったんだろうか・・・。




結局、スタンプラリー制覇は成らなかった。時間には十分余裕があったのに、寄り道が多過ぎた。キン肉マンプロジェクトも相変わらず続いているなど、浪速区もPRに頑張っている。もっとも、芦原橋と日本橋だけで、ものづくりラリーというのは、少々寂しい。クボタの本社もあることだし、他にいろいろと引っ張り出せるものもあるんじゃないだろうか。