伏見五福めぐり 2015

2015年1月2日(金) ①


新年の歩き初めは、例年どおり「伏見五福めぐり」。5つの寺社で御朱印を集めるものだが、新年の初詣と、年末年始の過食対策も兼ねて、伏見の町をせっせと歩く。ただ、今年は、近鉄・阪神・山陽の3社沿線クイズ&スタンプラリーも伏見にコース設定されているため、ついでに両方やっつけるため、歩行距離は例年の倍近い14kmほどになりそうだ。



寒い一日になるとは覚悟していたが、スタート駅の京阪宇治線の桃山南口駅は、昨日の降雪で一面雪景色。う~ん、こんな日に14kmも歩けるのだろうか・・・。



明治天皇桃山御陵の南を、乃木神社に向かって歩く。車道はともかく、歩道の雪は所々まだ深く残っている。雪の少ないところを、滑らないように注意深く歩かなければならない。当然のことながら、歩行ペースは上がらない。



こんなこととは思わず、普通のスニーカーを履いてきてしまった。でも新雪を踏み込む感覚は、喩えようもなく、いい気持ちだ・・・。積雪に気を取られて、ウォーキング開始時に腕時計のラップや、スマホの歩行軌跡レコーダのセットを失念し、1kmほど歩いてようやく思い出した。



乃木神社で、五福めぐりの色紙を購入し、最初の御朱印を頂戴する。巫女さんたちの衣装には冬服ってあるんだろうか。中に何か着込んでいるのかもしれないが、ひどく寒そうに見える。



JRの桃山駅。まるで山陰か北陸の風景で、とても京都市内の駅には見えない。



乃木神社から15分ほど歩いて、二つ目の御朱印を、初詣の長い列ができた御香宮神社で戴く。



御香宮神社の近くにある近鉄桃山御陵駅が、三社沿線スタンプラリーのスタート駅になる。ここから、3つめの御朱印を戴ける中書島の長建寺までは、2つのイベントに共通する道となる。伏見の街中のアチコチには、様々な雪ダルマが作られている。



酒蔵を中心にした伏見の町は、近年さらに景観が改善されてきているように感じる。瓦屋根、白壁、板塀の低層建築が並んでいる。



伏見は港町、とのPRフレーズを最近よく耳にするが、石舟もさすがに冬季はお休みだ。



長建寺の境内もすっかり雪景色。有名なしだれ桜も雪のせいか、いつもより一層枝が垂れているように見える。



暖かい季節には十石舟が往来する宇治川派流沿いには、未だ柿がたくさん赤い実を付けているが、その上にも雪が積もっている。



で、ここからは、三社沿線クイズ&スタンプラリーのコースに従って、北西の城南宮に向かって歩いたんだけど、これは別稿で紹介。

城南宮方面への数kmの寄り道を終えて、再び伏見の街中に戻る。薩摩藩との深い関係で知られる大黒寺で4つ目の御朱印を頂戴する。



3社沿線スタンプラリーのゴール駅となる近鉄丹波橋駅に立ち寄った後、最後の御朱印を貰いに藤森神社に向かう。京阪、近鉄、JRの3線が複雑に捩れるように南北に走っている。丹波橋のあたりでは、京阪が地上を、近鉄が掘割の中を走っている。



中学校の校庭に可笑しな植栽がある。犬だろうか、ネズミだろうか。耳だけではなく、目も付けられているが、雪が降って、なお一層可愛らしさが増している。



歩道橋がかなりやばい。手すりもなく、滑るために昇っているような気持になる。



墨染で見つけたお店。カットハウスとあるが、何故か犬の像が庇の上に乗っている。ご丁寧なことに、首輪と鎖で屋根に繋がれている。



藤森神社に到着。初詣の参拝で大賑わいだったが、何故か、この角度から写真を撮ると、ほとんど人が映り込まない、という奇跡的なポイントを発見した。



無事、今年も五福めぐりの色紙が完成。



記念に頂戴した干支の土鈴。寅が黄色だった後、卯、辰、巳、午、未、と白色が続いている。我が家のリビングボードに並んでいる土鈴の色目に変化を付けるためにも、来年の申は茶色にしてもらいたいものだ。



藤森駅には、藤森神社は墨染駅の方が近いですよ、との貼り紙ある。駅名で勘違いする人が多いんだろう。と他人事にように見ていたが、自分自身、大きな色紙を手にしているだけに、誰の目にも藤森神社から歩いて来たのは明明白白。墨染駅に向かうには、来た道を戻ることになるため、敢えて遠い藤森駅まで歩いたんだ、と周囲に向かって言い訳したくなる。



歩行軌跡レコーダのスタートを忘れていたため、最初の1kmほどが記録されていない。地図の西半分は、別稿の3社沿線スタンプラリーのために歩いたものだ。



まとめ

  (伏見五福めぐり+三社沿線スタンプラリー)

歩行距離    約14.0km
所要時間    212分 (3時間32分)
歩数       22400歩