加古川&高砂 土砂降りウォーク (沿線散歩2015)

2015年11月14日(土) ①


姫路近くでの午前中の用事が早めに終わったので、近鉄・阪神・山陽3社沿線クイズ&スタンプラリー(沿線散歩)の第9コース、加古川~高砂を歩くことにする。天気予報は終日ほぼ雨。約11kmと、今年度の沿線散歩10コースのなかでは最長クラスだが、大丈夫だろうか?



加古川市の尾上の松駅からスタート。いつ雨が降り出しても不思議ではないほど、空はどんよりと曇っている。



尾上の松駅から、まっすぐ北上し、山陽電車と併行して走っている新幹線高架下を潜る。



もう20年以上前、姫路に住んでいたころ、しばしば通ったパソコンショップを発見。当時は高砂駅近くの閑散とした商店街にあった狭い店舗が、加古川市で大きな店を構えるまでに繁昌したようだ。大西ジムという名前から、いかにもスポーツクラブっぽいが、おそらく元の名前は大西事務なんだろう。



クイズポイントになっている泊神社。宮本武蔵の養子で小倉藩の筆頭家老にまで出世した宮本伊織が、自身の出生地に再建した神社なんだそうだ。



クイズは、泊神社の拝殿が指定されている登録有形文化財の番号を問うもの。この登録番号の上2桁は都道府県を表していることを知っていれば、実物を見なくとも3択のなかから正解を知ることができる。



偶然、今日は加古川ツーデーマーチの初日。最長コースは、2日続けて各40kmを歩くというもので、以前、堺や奈良で参加したことがあるが、初日で既にボロボロになった記憶がある。折しもついに雨が降り出してきた。参加者たちは今どこを歩いているのか知る由もないが、相当厳しいウォーキングを強いられるはずだ。



以前、加古川市内を歩き回った黒田官兵衛関連のスタンプラリーで訪問した称名寺。元は加古川城だったところだ。毛利に付くか、織田に付くかを議論するため、播磨の豪族たちが会した加古川評定の舞台として有名なところだ。



これも、以前訪問したことがある加古川市中央図書館。元は公民館だったそうだが、実に重厚な建物だ。かつて三島由紀夫が徴兵検査を受けた場所でもある。



雨の降りがドンドン強まってきた。既にお握り2個を昼食として食べた後だったが、雨宿りを兼ねて、沿線散歩のパンフレットで紹介されている加古川農家食堂に入る。たまごがけご飯で3年連続グランプリに輝いているという。注文は当然たまごがけご飯。なんとタマゴが食べ放題ということで、3つも生卵を食べてしまった。卑しい癖が出てしまった。



歩道橋に「ドコモショップ加古川店」の文字。しかし、周囲を見渡してもドコモショップはどこにも見当たらない。どうやら、広告というより、歩道橋のネーミングライトのようなもののようだ。それにしても、ドコモショップがネーミングライトを買う意味があるのだろうか・・・。



加古川市のカラーマンホールを発見。しかし、雨に濡れていてマンホールコレクションとしては、値打ち半減だ。



えらい土砂降りになってきた。しかし、生卵を3つも食べて、コレステロール摂取過剰なだけに、なんとか歩きとおして少しでも運動量を増やしたいところなんだけど、心が折れそうになる。加古川も雨に煙って全然見通すことができない。



後で見直すと、マップでは加古川の左岸を歩くことになっていたが、この時点でマップは既に雨でグショグショ。右岸をどんどん歩いて海に向かう。左岸は加古川市、右岸は高砂市だ。河川敷の道沿いに埋め込まれているマグロの頭のような杭がズラリと並んでいる。少し気持ちが悪い・・・。



雨は、強くなったり、弱くなったり、そして時に激しく降る。河川敷は水浸しで、水溜りの中を歩くことを余儀なくされる。



この河川敷は、今日の加古川ツーデーマーチのコースにもなっているが、フルマラソンを自由に走れる道としても有名だ。1kmおきに道標が設置されている。



降雨のせいで、加古川の流れもひどく激しい。



マラソンコースには、折り返し点が設けられている。道の末端がループ状になっているうえに、おそらく大会の際には観客席になるであろうと思われる広~い階段がある。なかなか本格的だ。



ようやく高砂の街中に戻ってきた。 さすがにこの天気では海に出る船もないのか、高砂の船泊も常とは異なり船がギッシリ停泊している。



高砂駅に戻ってきた。皮肉なことに、ゴール地点で雨が止む。気が付けば背負っていたリュックは中まで水が入り込んで大変なことになっている。クリアホルダーに格納していたスタンプ台紙は辛うじて難を逃れたが、着替えの服や、電車内で読むための文庫本はズブ濡れになっていた。



雨の中を歩いている時は、高砂駅でやめようと思っていたが、雨も止んだことなので、先日完歩できなかった「行きたい!高砂行っタカ!スタンプラリー」で取り残している2つのスタンプポイントまで歩くことにする。(②に続く)