高槻まちなかスタンプラリー

2016年10月8日(土) ②


高槻市が「OPENたかつき」という、子供と一緒に楽しめる体験交流プログラムを展開するそうで、そのスターティングイベントとして、街中歩きのスタンプラリーが開催されている。今日・明日と2日限定イベントだ。



高槻ええとこクイズラリーの終点となった唐崎から、北に4kmほどのところにある高槻城址を目指して、テクテクと歩く。昼から雨が降るとの予報だったが、芥川から北摂の山々を見渡す限り、雨の気配は感じられない。



下田部あゆみ自治会・・・って、最初、下田部あゆみ、という人が仕切っている何かの会のことかと思ったが、普通の町の自治会のようだ。あゆみ、って何なんだろう・・・。



まだ20日以上先だというのに、ハロウィンの飾りつけが見られる。このようなイベントが日本に根付くとは思わなかったが、最近は仮装などを楽しむ若者が多いようだ。クリスマスの赤・白・緑と同様、ハロウィンは、紫・橙・黒と、季節感ある色彩で町が華やかで楽しくなることは確かだ。



高槻城址にある、歴史民俗資料館にやってきた。最初のスタンプポイントだ。入口の脇には、OPENたかつきの黄色い幟が立っている。ここでは、照明や暖房の歴史などが実物とともに紹介されていた。



高槻城は明治初頭に破却されて、今は当時の建物は何も残っていない。東海道線の建設の資材として転用されたとも聞く。それでも、石垣のようなものを復元して、それっぽさを醸し出している。石垣の上には高山右近像があるが、高山氏の高槻支配はごく短期間。江戸時代初頭は国替が頻繁にあったが、その後永井氏が長く高槻藩主だったはずだが、永井氏関連の碑や像は見当たらない・・・。



高槻城址には、終戦まで工兵隊が駐屯していたらしい。今も工兵隊の兵営の門衛所が残っている。とても狭く、衛兵はここでほとんど立ちっぱなしだったのだろう。雨を避ける程度のことしかできなさそうだ。



城址付近の学校の塀は、どことなく城郭風に作られている。



2つめのスタンプポイントは、しろあと歴史館。高槻城の紹介を中心に興味深い展示が並んでいる。



しろあと美術館では、鎧やバテレン服など、様々な貸衣装が準備されている。どれも子供用のサイズだが、とても記念写真を撮ることができるはずだ。



最後のスタンプポイントは高槻市役所の展望台。府内の高層市役所といえば、堺、東大阪、高槻の3市が思い浮かぶ。



15階の上にあるR階が展望フロア。R階って、天井はあるものの、屋上のようなところだ。いや、天井がある分、余計に殺風景に感じられる。スタンプ係の職員さんが、広いフロアで、なんとも居心地が悪そうにすわっておられた。



景色はなかなかのもの。中央に走るのが阪急京都線。左側から迫っている山が天王山のはずだ。



大阪市内の高層ビル群も見渡すことができる。



さらに、今城塚古墳まで行ってエキストラスタンプをゲットすれば、抽選が2度引けるらしいが、結構疲れてきたので、やめておく。市役所の前のガードポールが、どことなく銅鐸風になっているのは、今城塚古墳を意識したものなんだろうか。



スタンプは3つ。どれも、高槻のマスコットキャラクター、はにたん、のスタンプだ。なかなかデザインもインクのノリもいい。スタンプラリーでは、インクの質ってとても大事なんだ。



JR高槻駅構内にある観光案内所がゴール地点。はにたんが、OPENたかつきとスタンプラリーの宣伝のため愛嬌を振りまいていた。



抽籤で引き当てたのが、なんとA賞。係の方たちも「出た~」って感じだったけど、貰ったのは摂津峡の温泉入浴招待券2枚。2000円近くの値打ちがあるのだけど、摂津峡まで温泉に入りにいく機会があるだろうか・・・。まあ、有効期限は書いてないので、そのうちに行くチャンスもあるだろう。



今日の歩行軌跡。約15km。昼食や見学込みで所要時間は5時間半。