2016年10月8日(土) ①
高槻市内のある地区に焦点をあてて、10ヶ所でクイズを解きながらウォーキングを楽しむという「高槻ええとこクイズラリー」に今年も参加する。6~7年は連続参加しているので、年中行事のひとつになっている。
今年は三箇牧エリア。って、どこなんだ・・・? さんがまき、と読むようだが、調べてみると、ほとんど摂津市との境界付近だった。ほぼ未知のエリアだけに楽しみだ。高槻駅からバスに乗って、朝9時にエリアの南端にあたる柱本までやってきた。
高槻市営バスの停留所の路面には、「市バスdeスマートウォーク」なるサインがあるが、どうやら健康のために次のバス停まで歩こう、ということらしい。ということなら、「市バスに乗らないdeスマートウォーク」が正しいのではないか。
興楽寺が最初のクイズポイント。お地蔵さんが向いている方角を問うもの。現地に行かなければ判らないこの種のクイズラリーは、スタンプを設置しなければならないスタンプラリーより簡便に企画できると思うのだが、類似のイベントは少ない。
淀川の堤防に、くらわんか舟発祥地の碑がある。くらわんか舟って枚方市が本家本元というイメージが強いのだが、対岸の高槻のこの地区から始まったらしい。
淀川の向こう側は枚方市と寝屋川市の市境あたりになるようだ。河川敷を利用したゴルフ場がある。ショートコースかと思いきや、300ヤードをゆうに超えるホールも見られる。明日はゴルフ。夏前からちょっと調子がいいので楽しみだ。
淀川河口からの距離標。23kmとある。近いうちに琵琶湖石山から、宇治・枚方を通って淀川河口まで歩きたいと考えている。トータルで約70kmだから3日間かけてのウォーキングになる。
三島鴨神社に高碕達之介の歌碑がある。水産加工業から身を興し、東洋製罐を創業したり、電源開発の初代総裁になったり、通産大臣になったりの大物政治家&実業家だが、この地の出身なんだそうだ。
三島鴨神社の南側に広がる田んぼの2割ほどの面積にコスモスが植えられていて、この辺りはコスモスロードと名づけられている。ちょうど稲刈りが行われているが、今さら減反政策でもないだろうに、どうして田んぼを削ってコスモス畑にしたのだろうか。
新幹線の高架下。いつも感じるのだが、地上で見る新幹線は大きく、長く、幅も広く感じるのだが、高架を下から見上げると幅がひどく狭く感じる。
中橋和みの小径と名づけられた親水ゾーン。このあたりは、淀川の氾濫や悪水の侵入を防ぐため、昔から水路にいろいろと工夫が凝らされているらしい。
三箇牧水路に面した休憩コーナー。いい感じのトコなんだけど、「ゴミを散らかす人が多いので閉鎖します」との悲しいお知らせが貼り出されて、閉鎖されている。
三箇牧水路の傍にある正徳寺。浄土真宗のお寺にありがちなことだが、親鸞聖人と蓮如上人の像が並んで建てられている。写真は親鸞聖人。クイズのネタバレにならないよう、蓮如上人はフレームの外だ。
中田屋治兵衛の記功碑。どんな人かは、クイズの答そのものになるので書けない。もっとも、ここの4択クイズは、現地に行かずとも容易に解けるものなのだが・・・。
番田水路にやってきた。江戸時代に、この辺りの排水を芥川をくぐって放流させるために開削したものなんだそうだ。水路の脇には、名はわからないが美しい黄色い花が咲いていて、とても気持ちのいいウォーキングが楽しめる。
土手の方もいい感じ。水路と田畑に挟まれた平坦な並木道が続いている。
クイズポイントになっている地蔵菩薩。なかなかユニークな、白塗りのお顔をしていらっしゃる・・・。
最後のクイズポイントが唐崎の段倉。階段状に倉が設置されている。大切なものほど、高い倉に保管して、水害に備えたそうだ。
途中、道に迷いながらも、全10クイズポイントを2時間余りで歩き回り、解答用紙を唐崎のセブンイレブンに設置されている応募箱に投函する。
唐崎のラーメン屋さんで昼食を採り、続いて、今日明日と開催されている高槻まちなかスタンプラリーに挑戦すべく、高槻城址を目指す。(②に続く)