黒子のバスケ スタンプラリー(大阪交通局)

2017年3月12日(日)


「黒子のバスケ」というアニメ映画の上映を機に、大阪交通局とタイアップしたスタンプラリーが開催されている。アニメのことはまるで知らないが、そんなことはお構いなく、ウォーキングの動機付けとしてスタンプポイントを歩き回ることとする。



まずはJR環状線と地下鉄中央線が交わる森ノ宮駅からスタート。駅のすぐ傍には森之宮と通称される鵲森宮(かささぎのもりのみや)がある。百済から持ち帰ったカササギをここで飼ったそうだ。入り口には、なんとA4コピー用紙に「聖徳太子が創建した唯一の神社」と書かれた説明書が貼りつけられている。



森ノ宮駅で、無事スタンプ台紙と、ひとつめのスタンプをゲット。各駅にアニメの登場人物の等身大のポスターが貼りつけられている。ここは緑間真太郎。当然ながらバスケ選手なので、やけに長身だ。



かつての日生球場の跡は長らく再開発されないまま放置されていたが、ようやく大きなショッピングモールが完成している。スポーツに力点が置かれているようで、スポーツショップやアスリート食を提供するレストランなどが目立つ。



屋上には1週300mのランニング&ウォーキングのトラックが設置されている。実際にトラックに足を踏み入れてみると、いい感じのフカフカ感だ。



大阪城を右手に眺めながら、第二スタンプポイントの淀屋橋を目指す。 大手門広場には、海外からの観光客がとても多く見られる。食べ物の屋台にも、中国語や英語の表記が目立つ。



大阪府庁の西側の路地は、司法書士など、行政手続に関わる個人事務所が軒を連ねている。



淀屋橋駅で赤司征十郎のスタンプをゲットし、御堂筋を南下する。次のポイントは心斎橋駅となる。御堂筋には、結構いい彫刻が並んでいるんだけど、ほとんど誰も見向きもしない。きっと何千万円もするようなものが、何十体もあるのに・・・。



心斎橋駅では黄瀬涼太のスタンプをゲット。登場人物の苗字には色が付いている。vファンに叱られそうだが、まるでゴレンジャーか赤影みたいだ。色と言えば、クリスタ長堀にはユニバーサルトイレがあって、色は緑。男子が青、女子が赤と決まっていたトイレだが、男女兼用だけに緑が割り当てられているようだ。



騒々しいアメリカ村を回り込むように、四つ橋線のなんば駅を目指す。以前から気になっているのだが阪神高速環状線に直接車両が乗り入れることができるエレベータらしきものが設置されている。どんな時に使うものなんだろう。



四ツ橋筋を通って、道頓堀川を渡る。遊歩道が整備され、遊覧船が行き交う。かつてのドンヨリとした道頓堀川のイメージは一掃されている。



なんば駅で青峰大輝のスタンプをゲット。スタンプが4つになったので賞品ゲットの権利ができたので、なんばパークス8Fのシネマに向かう。



頂戴したのは、黒子のバスケのノート。ファンなら垂涎間違いなしだろう。しかしアニメに無知なだけに、一度頭に浮かんでしまったイメージが消えず、バスケットの格好をしたアカレンジャーやアオレンジャーが並んでいるように見えてしまう。



なんばパークスのエレベータは天井の半分が透明ガラスになっている。昇降中に上を見上げていると、ちょっと気持ちが悪くなる。



なんばパークス内の自販機コーナー。明らかに南海の空港特急ラピートをモチーフにしている。



賞品は頂戴したが、せっかくなので、もう少しスタンプを集めることにする。日本橋駅に向かう途中に、タイトーのゲームステーションがある。今の若い人たちには、粗い四角のドットを組み合わせたものの正体が判るのだろうか・・・。



日本橋にある高島屋別館。元々は松坂屋だったところで、今は史料館になっている。昔の設えがそのまま残っているところが散見され、とても面白い。もとは百貨店のエントランスだったと思われるドアには、今時、まずはお目に掛かれない「おす」の文字が見られる。



日本橋駅の階段。 矢印のシールを組み合わせて、大きな矢印を作っている。ありそうで無いやり方に思える。とても分かりやすい。



日本橋駅は火神大我のスタンプ。あれ、色が付いていない・・・。それはさておき、各スタンプコーナーでは、どこでも何人かの先客がいるが、女性ばかりだ。そして、190cmを超えるような長身の選手と並んで記念撮影をしている。



黒門市場のアーケードには、鯛、マグロ、カニ、伊勢海老、フグ、タコ、といった高級魚介類のオブジェが吊り下げられているのだが、クエの出来が最もいいように思う。



最近、黒門市場では、魚介類をバーベキューにして、その場で食べさせるコーナーが増えてきた。。英語や中国語の表記が多く、明らかに海外観光客向けのサービスと思われる。外貨両替まで市場のなかでできるようになっている。



いかに楽に上町台地を登るかを考えながら、天王寺駅に向かってテクテクと歩く。急な上りとなる口縄坂や現聖寺坂はパスする。



で、結局、比較的緩やかな逢坂を通って天王寺に向かう。一心寺の向こうにあべのハルカスが見える。



谷町線天王寺駅で紫原敦のスタンプをゲット。あとひとつ、主役と思われる黒子(ホクロではなくクロコらしい)テツヤが残っているが、なんと南港にあるコスモスクエア駅だ。歩ける橋は一つしかなく、天王寺からだと20km近くあるのではなかろうか。



コスモスクエア駅は諦めたものの、6つのスタンプゲットで、まあ満足。約18km、とウォーキングとしても達成感が感じられる距離となった。