続・阪神 JET-SILVER 5700 スタンプラリー 第二弾

2017年4月15日(土)


先日、西元町~西灘~西宮、と歩いて、3つのスタンプをゲットした、阪神電鉄の新型車両5700系がブルーリボン賞を獲得したことを記念して開催されているスタンプラリーだが、今日は淀川駅からスタートして、尼崎センタープール前、そしてゴールの甲子園へと歩いて、コンプリートを目指す。



本日最初のスタンプ駅、淀川駅。名前のとおり、淀川南岸の上に立っているような駅だ。大阪市内にありながら、周囲は河川敷、浄水場、高速道路ばかりが目立つ殺風景な駅だ。



淀川駅からスタートして間もないが、せっかくなので、浄水場の傍らに立つ大阪市の下水道科学館に立ち寄っていくことにする。



入場無料だし、結構面白い展示や体験コーナーなどもあって、そこそこの人気のある施設なんだけど、今日の目的は、マンホールカード。マンホール写真コレクターとしては、是非集めたいものだのだが、大概の市町では平日しか受け付けていない。姫路・尼崎に続いて、ようやく3つ目だ。さらに下水道シールまで頂いた。



前回訪問した際には気付かなかったが、マンホールの蓋を鉄板代わりに使ったバーベキューセットが展示されている。希望者には貸し出してくれるらしい。



下水道科学館から、淀川左岸(南岸)の土手道を河口に向かって歩いていく。土手にポツンと古い倉庫がある。「水防用具庫」と書かれているが、どのようなものが中に保管されているのだろうか。



阪神電鉄なんば線の淀川架橋。右手は伝法大橋。



いつもここを通るたびに見入ってしまう、出来島駅の近く、神崎川に架かる中島大橋だ。神崎川の中州となる中島地区には、橋の下を潜って行かなければならないのだが、その道・階段は、頑強な防潮堤に囲まれ、増水時にも通行できるようになっている。



尼崎市に入る。国道43号線沿いに、明治33年に建設された尼崎紡績会社の本社事務所が、ユニチカ記念館として保管されている。煉瓦造り2階建ての洋館は水曜日だけ公開となっていて、勤め人には見学できる機会を作ることが難しい。



大物橋跡。かつて京に向けての木材などを受け入れる港町だったところだ。かつての水路は、大物川緑地として細長い公園となっている。



西へ西へと歩いて、出屋敷の駅にやってきた。駅ビル内の飲食店街の入口には、アマトラ(尼虎?)を祀った祠がある。尼崎に入ると急に阪神タイガース色が濃くなる。この付近で盛んなだんじり祭りの絵も飾られている。



ようやく本日2つ目のスタンプポイント、尼崎センタープール前駅にやってきた。センタープールって言うけれど、水泳プールは無い。その実は競艇場だ。バス停は尼崎競艇場なのに・・・。



この日のレース開催は無かったが、場外舟券は販売されていて、大勢の人が、他競艇場の映像やら、出走表やらオッズやらに熱心に見入っている。せっかくなので、生まれて初めての舟券を買うが、適当に選んだ数字で当たるはずもない。



駅高架の下には、どういうことか、阪神電鉄が取り組んでいる野菜工場がある。ドアから覗いてみたが、中はまるで見ることができない。



高架下には、古い列車の車両が2両置かれているのだが、柵で囲まれ近寄ることができない。どうも展示用ではなさそうだ。周囲の様子を見ると、電車の保守員向けの教育訓練施設のようだ。



たまたま通りかかった道意神社にお参りする。以前からこの付近の道意という地名が気になっていたのだが、江戸時代、この地の開拓事業に取り組んだ方の名前に由来しているらしい。



阪神武庫川駅の手前の道には、縦列方式の駐輪場が設置されている。狭い道なので、これしか方法が無かったのだろうが、なかなか見ない形式だ。



武庫川の土手は桜の名所。既に落花が激しいが、橋上駅である武庫川駅の下にも花見の団体がビニールシートを敷いて盛り上がっている。



武庫川駅は阪神本線と武庫川線の乗換駅。高架になっている本線と、下を走る武庫川線が直角に交差している。もっとも、阪神本線より北側は随分前に廃線になってしまっている。



鳴尾駅と甲子園駅の間の高架化も完成して、もとのレールは取り払われるのを待つだけとなっているが、中途半端な幅だが、今後この細長い土地はどのように利用されるのだろうか。



やけに奥に細長い参道が続く神社があったので、お参りする。鳴尾八幡神社だ。どうしたことか、「社殿の撮影は固くお断りします」との立札があるので、仕方なく本殿を背に参道の写真を撮る。



甲子園駅に到着。折しも、阪神・広島戦が終わり、甲子園球場から吐き出されてきた大群衆のため駅は大混雑。9割以上は阪神ファンかと思いきや、意外にも赤いシャツを着た広島ファンが随分目立った。



スタンプは無事コンプリート。最後に全駅制覇スタンプを駅舎内にある「こうしえん観光案内所」で押していただく。



コンプリートのご褒美は、ブルーリボン賞受賞を記念して製作された、列車副標のレプリカ。運転席の窓に付けてあるものの1/2スケールだそうだが、それでも幅22cmの大きなアクリルパネルだ。ファンには垂涎もので、オークションでは2000円の値まで付いていたが、正直ちょっと持て余す。



本日の歩行軌跡。寄り道ばかりしていたので、予想を3km以上も上回る17kmを歩いていた。



いつの間にやら、日射しは強く、半袖でも大丈夫じゃないか、と思わせる陽気だった。