祇園祭御朱印収集(後祭)

2017年7月22日(土) ①


メチャクチャ蒸し暑い日だが、頑張って京都に出掛ける。昨年、前祭で御朱印を収集した祇園祭の後祭で、未だ頂戴していない10個の御朱印を集め、祇園祭山鉾をコンプリートするのだ。



阪急烏丸駅からスタートし、まず鯉山に向かう。山鉾の数のせいもあるだろうが、前祭と比べると人出は半分ほどにも至らないように思える。



鯉山の御朱印は、登竜門の文字が映えている。



どうも祇園祭の仕組みやスケジュールに詳しくないのだが、おそらく、飾ってある鯉の置物は、巡行の際には山鉾の上に載せるのではなかろうか。



続いては黒主山。赤の御朱印と、黒の御朱印(黒色のものを御朱印と呼んでいいのかは判らないが)の2種類を頂戴する。



ここでも、大伴黒主が桜の花を仰ぎ眺めている像は、山鉾の上ではなく、まだ室内に展示されている。



役行者山。御朱印は、役行者の笠だろうか。



鈴鹿山。鈴鹿山で道ゆく人々を苦しめた悪鬼を退治した鈴鹿権現が祀られている。



後祭では、多くの山鉾が、細い路地にあるのに対して、この山鉾だけは、京都の真ん中を南北に貫く烏丸通に設置されている。



浄妙山は平家物語の宇治川合戦がテーマなんだけど、ビロードの飾りつけには、なんとなくトロピカルムードが漂っている。



浄妙山の前に、「一旦止レ」の立標識がある。一体誰に対して止まれといっているのだろうか。車両は完全通行止めなんだけど。



どの山鉾の前でも、チマキや御札の販売所が設置されている。小さな女の子が駆り出されて、「チマキいらんかぇ~」と可愛く大きな声を張り上げている。



橋弁慶山。五条大橋での弁慶&牛若丸がテーマなんだけど、山鉾には提灯が吊り下げられているだけ。



山鉾に載せられる弁慶&牛若丸の像は、未だ建物の中にあるが、2階の窓が完全に取り払われて、外から見学することができる。



そして1階には、同じく山鉾の上に飾られる予定の五条大橋が陳列されている。



八幡山。シンプルな御朱印に交換が持てる。



北観音山。背の高い松が曳山に建てられている。



北観音山の御朱印は4つもあって、それだけに、押印の順番を待つ列もなかなか前に進まない。



南観音山。北観音山と双子関係にある曳山だ。2本の松のうち、どちらを使うか、2つの曳山でクジ引きで決めるのだそうだ。



最後は大船鉾。後祭の巡行でも殿を務める。



御朱印は、赤と青の2種類。



立派な船鉾だ。舵もチャンと付いている。



 大船鉾では、墨を入れてくれる本格的な御朱印も頂戴できるのだが、これがとんでもなく長い行列。40分くらい掛かります、と言われても立ち去る人はいない。さすがに、並ぶのを諦めて御朱印だけ押させていただいた。



一方で、シャチハタ形式の御朱印も、少なからず見られた。重厚感に欠けて安っぽく感じられるとも言えるが、実のところ印影はシャチハタ形式の方が間違いなくキレイに押せる。



さらには、山鉾デジタル御朱印なるものまで登場していた。これではあまりに味気ないようにも思えるのだが、世のスタンプラリー同様、スタンプのデジタル化は止めようのないトレンドなのかもしれない。



昨年の前祭と併せて、全33の山鉾の御朱印をコンプリートできた。といいたいところだが、実は、様々な事情で巡行に参加していない「休み山」というの2つある。布袋山と鷹山だ。これらをゲットしないと、真のコンプリートとは言えないのかもしれないが、猛暑のなかの山鉾巡りは、もうしばらく遠慮しておきたい。