2018年4月14日(土)
神戸高速線開通50周年記念のスタンプラリーにでかける。昨日米国出張から帰国したばかりだが、時差ボケ解消を兼ねての軽めのウォーキングだ。神戸に乗り入れている阪急(三宮)・阪神(元町)・山陽(西代)・神戸(湊川)の4私鉄との接点駅に加えて、神戸高速の中核駅となる新開地と高速神戸の2駅がスタンプポイントになっている。
まずは、山陽電車の本社がある西代駅へ。鉄人28号の実物大?モニュメントがある鉄人広場にはJRや地下鉄からの方が随分近いのだけれど、駅名表示板にはデカデカと鉄人「28号」のイラストが描かれている。
偶然だと思うのだが、神戸高速が走っているが国道「28号」。神戸から淡路島を経由して四国徳島に至るという海を渡る国道だ。このあたりでは旧西国街道でもあるようで、行基が作ったと言われる蓮の池があったそうだ。平家物語や太平記にも登場する名所だったようだが、今はすっかり埋め立てられている。
神戸市バスのバス停。つい最近設置されたと思われる傘立てがある。バスを待つ間、雨に濡れないようにとのサービスのようだが、悲しいことに傘はすっかり持ち去られているようだ。
しかし、バス停に雨除けの庇をつけるとするなら、いかに安く仕上げても、おそらく何百万円も掛かるはずだ。傘が何千本盗られたとしても安く上がるという計算になる。
地下を走る阪神高速31号線の緊急脱出口がある。凄く興味があるぞ。一度このドアから高速道路を覗いてみたいものだ。
国道に長田神社の鳥居がある。以前から気になっているのだが、ここの狛犬は左右ともに、包帯のような布が巻かれている。何かのイベントの際に狛犬の足に引掛けて幕でも張った跡かとも思うのだが、随分長い間、布が巻きつけられたままになっているように記憶している。
神戸電鉄のターミナル駅、湊川駅にやってきた。かつて神戸と兵庫の境界となっていた天井川も付け替えられて、細長い台地状の公園になっている。
新開地駅が近いのだが、ここはゴール駅。湊川トンネルと名付けられた湊川公園の下を潜る道を西へ、三宮を目指す。
大倉山から下山手通を経て県庁エリアに入る。県庁のビル群。1号館、2号館、3号館と並んでいる。
県庁前からは、城崎や浜坂など兵庫県北部の町に向かうバスが出ている。調べてみると走行距離160km、料金は3000円を超えるのだが、それでも県北部から度々県庁に来なければならない人は少なくないのだろう。
三宮駅近くに、設置スペースがないのか、ひどく小さな「かに道楽」のカニがいる。小さいけれど、一所懸命に足を動かしていることに変わりない。このあたりで、急に雨足が強まってきた。
うまい具合に、阪急三宮駅以降のスタンプポイント、阪神元町、高速神戸、新開地の各駅までは、高架下商店街や地下街が繋がっていて、ほとんど雨に濡れずに歩けそうだ。
阪神元町駅の東口と西口を繋ぐ昭和の香りに満ち溢れた有楽名店街。かつてはここに並ぶスナックは帰宅途中のサラリーマンで賑わっていたのだろうけど、最近では地下街自体を閉鎖しようとする動きもあるようだ。
JR元町駅から西に続く元町高架下商店街。通称はモトコーだ。
「バッタ商品安売り」の看板がある。バッタもんだから安いのは当然のはずだが・・・。最近知ったことだが、「バッタもん」と「パチもん」は違うんだそうだ。パチもんは偽物、バッタもんは非正規仕入商品のことらしいが、関西人でもこの違いを十分理解している人は少ないように思う。
モトコーも元町駅から神戸駅に近づくにつれて、どんどんシャッター商店街化が進んでいる。休日の昼間とは思えない人の気配がない。
JR神戸駅手前で一旦外に出ざるを得なくなる。神戸駅南に展示されているD51(デゴイチ)。雨に濡れていつもより黒光りして格好いい。
神戸駅からは再び地下街へ。高速神戸駅までは、DUO KOBEという、随分垢抜けた地下街が続く。
高速神戸から新開地駅までは、再びレトロな地下街。かつては商店が並んでいたのかもしれないが、今は卓球場やゴルフの練習場などが並んでいる。
新開地駅手前に、高速神戸線開通50周年を祝って、壁面いっぱいに昔の駅周辺の様子などが描かれている。
無事6駅のスタンプをコンプリート。スタンプの押印場所を間違ってしまったのが悔やまれる。
ご褒美は神戸高速に関連したシールセット。
歩行軌跡。かなりの距離は地下を歩いたのだが、GPS信号はしっかりと繋がっていたようだ。15km歩いたことになっているが、長田と三宮で買い物で寄り道したことを差し引けば、10km余りのウォーキングだったと思う。