泉北ぐるりんウォーキング(泉北丘陵コース)

2018年5月1日(火)


先日の「槙尾川・伏屋町コース」に続いて、泉北ぐるりんの新コース「泉北丘陵コース」に出掛ける。



泉北高速鉄道の光明池駅からスタート。高層マンションが立ち並ぶ街区を通り抜けて、鴨谷公園に向かう。



泉北ぐるりんの各コースは何度も歩いているのに、駅から近いにも関わらず鴨谷公園に来るのは初めて、と思ったら、よく調べると「別所コース」がこの公園を通り抜けるルートになっていた。う~ん、年をとると記憶が飛ぶのが早い。



始めてではないはずだけど、何年かぶりのため、とても新鮮な気持ちで歩ける。なかなかいい感じのウォーキングができそうな公園だ。



光明池スタートのコースは、大概の場合、光明池方面に歩くルートになっているのだけれど、「泉北丘陵コース」は光明池を完全に無視している。もっとも光明池ほどの規模ではないが、この公園にある鴨池なんかも、心和ませてくれる、いい感じの池だ。



城山台地区に入る。泉北ニュータウンの地名の多くは晴美台とか若松台とか、歴史も由緒も感じさせないものが多いなか、城山台ばかりは城跡などがあったことに因んでいそうな気がしているんだけれど、そうした説明板には出会わない・・・。



ちょっと道を間違えて、府立成美高校の前にやってきた。「祝全国大会出場 ダンス部」の横断幕が掲げられている。昨年は登美丘高校のバブリーダンスが一世を風靡したが、堺など南大阪の高校がダンスで随分と力が入っているように感じられる。



大池(という名前ほどには大きな池ではないが)。ここもまた、豊かな緑に囲まれたのんびりとした水辺だ。



段々畑が広がる美木多の田園地帯を歩いていると、なんとキジに出会った。すぐ近くにニュータウンが広がっているというのに、野生のキジが見れるなんて驚きだ。



和田川を越えたところに、長い階段がある。連日のウォーキングで疲れた足腰には辛い。泉北ニュータウンというところは、川沿いに古い集落があって、川と川の間の山を削って宅地開発したところが多い。



階段を登り切ったところに、「御池の滝桜」と名づけられた枝を両手一杯に広げたような形の桜がある。日本三大桜のひとつに数えられる福島県三春町の枝垂れ桜からの実生株を育て上げたものなんだそうだ。



御池台にある「すずむし橋」。泉北ニュータウンの緑道や歩道は、極力階段の上り下りが無いよう、高架で繋げられている。よくできた都市設計だと感心する。



栂緑道。ここにもまた、豊かな緑と調和したウォーキング道路が設置されている。



コースに組み込まれている理由が良く判らないが、庭代台の住宅街のなかを歩かされる。泉北ニュータウンには〇〇台と名づけられた町が多いが、それぞれの特徴はあまり感じられない。



先日、滋賀県の守山から琵琶湖大橋までの間に、大量の飛び出し坊や(とび太くん)を見たばかりだが、泉北ニュータウンでは住宅街に入っても、飛び出し坊やの数はそれほど多くない。子供も車も守山より多そうなんだけど。たまに見かけるのは、随分整った顔立ちの、いかにも工場生産品的なものだ。



飛び出し坊やより、むしろ「とびだし注意」と書かれた文字標識が目につく。う~ん、どちらが効果的かと言われれば、飛び出し坊やではないだろうか。



てなことを思いながら歩いていると、電信柱の貼り紙を発見。おお、間違いなく「とび太くん」だ。道路に立て看板を置くには道路管理者の許可が必要なので、こうしたのかぁ?電信柱でも許可がいるはずだが・・・。著作権もどうなっているのだろう・・・。



庭代台を抜けて、再び昔からの集落にやってきた。ごく近くにありながら、ニュータウンと旧村落とでは、家の形も町の景色もまるで異なる。



「農道につき一般車両の通行を禁止します」の看板がある。一般道が国道交通省、農道は農林水産省の管轄だとか、農道には道路法は適用されないとか、中途半端な知識はあったが、農道が一般車両通行禁止とは知らなかった。ホンマかいな・・・。



パンフレットの表紙写真になっている田園風景。パンフレットでは水田が広がっているが、今は未だ何も植えられていない。そろそろ田植も近いはずだが・・・。



これまで知らなかったが、堺市は「農のウォーキングロード」なるものを設定しているようだ。水田や畑は、緑地や公園など同様、とても気持ちよく歩けるものだ。もう少し詳しく調べて、歩いてみたい。



コースも終盤。ゴールの泉ヶ丘駅に向かって北に歩いていく。三ツ池という池がある。この辺りに多い溜め池のひとつなんだろうけど、気になるのは水位の高さ。道路面とさほど変わらない。




大蓮公園。ここでは、緑地帯の遊歩道が下、車が走る道が上を走っていて、遊歩道はトンネルでその下を潜るようになっている。歩行者に意味のない階段の上り下りを強いることのない工夫が施されている。



泉北すえむら資料館が最近閉館してしまった。泉北ぐるりんでは、しばしばスタンプポイントになっていたので、何度も訪問したところだ。ニュータウン開発で出土された須恵器などが多数展示されていたのだが、どこに行ったのだろう。貼り紙には「閉館しました」とあるだけで、それ以上の説明も何もない。



本日の歩行軌跡。パンフレットでは10.1kmとあるが、少々道を間違ったり、寄り道したりをしたので、歩行距離は11km強となった。



4日連続のウォーキングで疲労はピークに達しているはずなのに、まったく眠れそうにない・・・。