落葉山ミニ登山(有馬)

2020年5月25日 ②


甲南山手から六甲山を越えて有馬温泉まで歩いてきたが、少し体力も時間も残っているので、有馬温泉の裏山とも言える落葉山(おちばやま)に登ってみることにする。有馬温泉と六甲山の間に位置する有馬三山のひとつだ。



街中に近いメイン登山口とは別に、六甲有馬ロープウェイ駅の近くも登山口があることを六甲山からのトレッキング中に発見した。ここから登れば同じ軽く落葉山を巡るミニ登山が楽しめそうだ。



登山口には「太陽と緑の道」の看板があったけど、これが頼りにならない。昭和47年に整備された後もメンテされているということだが、看板類は朽ち果てているし、神戸市のHPに掲載されている地図も超シンプルで使い物にならない。



結局間違った道を進んでしまったようだ。道とは言えない急斜面をよじ登っていくことになる。落葉山の名のとおり、春落ち葉がうず高く積もる斜面を何度も足を滑らせながら進む。



さらには痩せ尾根の岩場だ。右にも左にも余裕はない。頼りがいのない細い木の枝や幹にしがみつきながら進んでいく。難路を無理やり登っていくと、下りることができず、もはや進むしかないという最悪のパターンに陥ってきたぞ。



道無き道を進んできたが、ようやくメインのハイキング道にたどり着くことができた。どうやら落葉山と灰形山(これも有馬三山のひとつ)の中間地点に出たようだ。



本来のハイキング道に出ると、もはやそれほどの難路ではなくなったのだけど、六甲山を越えてきたうえに、ここまで危険地帯を攀じ登ってきたダメージは大きく、もはや帰りたい一心だ。



道が緑のトンネルのようになっている。なんとこのトンネルが落葉山の頂上なのだ。



当然のことながら眺望は全く無い。緑のトンネルの傍らに頂上を示す小さな石標が立っているだけだ。



頂上近くには妙見寺という日蓮宗の寺院が建っている。



日蓮宗のお寺のはずなんだけど、立派な鳥居もある。神仏習合時代の名残だろうか。



狛犬の代わりに、狛「馬」が立つ。有馬という地名は馬とは関係なく、元は「有間」だったと聞く。競馬の有馬記念が有馬温泉との関わりを想起させるけど、元久留米藩主の末裔の有馬伯爵が創設したものだ。もっとも有馬氏は秀吉に移封される前はこの地の豪族だった訳だから、有馬と馬が関係無いとも言い切れないかもしれない。



落葉山へのメインの登山道はこの妙見寺への立派な参道となる。登ってきた道とは雲泥の差だ。



無事温泉街の真ん中に下りてくることができた。おそらくここから登っていけば、有馬三山を巡る道はさほどの難路ではなさそうだ。いつか三山を制覇してみたい。



一部営業中の店舗やホテルもあるけれど、多くは休業中。温泉街はひっそりと静まり返っている。



温泉むすめに見送られて、神戸電鉄有馬温泉駅から帰路につく。



歩行軌跡。落葉山に登る途中でスタート地点に向かて一ヶ所GPS電波の飛びが生じている。