2013年11月9日(土)
午前中の所用を済ませた後、栂・美木多駅に急いでやってきた。年末にかけてゴルフの約束も多く、参加したいスタンプラリーも山積みになっている。今後の予定を考えれば、泉北ぐるりんの残り2コースを何とか今日1日で済ませてしまいたい。
今日制覇を目指す荒山公園と小谷城の2コースは、比較的短距離。実は、昨年春にも一日で両方を回っている。自然豊かな緑道を辿る道だが、あまり見どころはない。ただでもマンネリになっているこのスタンプラリーだけに、昨年とは逆コースで歩き始める。まずは、荒山公園コースを制覇すべく、栂・美木多駅の北側に隣接している西山公園を北に向かう。
西山公園は、緊急時の避難所になっているのか、災害用トイレが多数設置されている。ちょっとみただけでは、ただのマンホールのようだが、蓋を取り外して、囲いを設置すれば、トイレになるような仕組みになっているらしい。
いつの間にやら、木々は秋の色に染まろうとしている。
泉北ニュータウンには、数多くの公園があり、それらが緑道で繋がっている。好天の秋の週末だけに、緑道を散策する人も少なくない。
自然は豊かなんだけど、あまり観光の目玉になりそうな場所はない。強いて言えば、古墳や遺跡。ニュータウンの開発の際に、様々な遺跡や埋蔵物が発見されている例は多いが、この芝生公園のようなところも、そのひとつ。5世紀の須恵器を生産していた集落跡らしい。
荒山公園にある多治速比売神社に到着。折しも七五三でお詣りする晴れ着姿の子どもたちで境内は賑わっていた。
荒山公園を抜けて、竹城台方面に向かう。途中、足谷池という美しい池の傍を通る。魚釣り禁止の看板にはお構いなしに釣りを楽しむ人が多数いた。住宅地の池って、ほとんど「釣り禁止」「ここで遊ぶな」の標識があり、周囲は無粋なフェンスで囲われている。子どもたちには危険そうな場所だが、大人が遊ぶ分にはいいようにも思うんだが・・・。
竹城台の住宅街を通り過ぎて、泉北高速が中央に走る泉北1号線まで戻ってきた。ここから一旦泉北1号線の南側にある大蓮公園を越えて、ゴールとなる泉ヶ丘の駅を目指す。
大蓮公園のなかにある大蓮池が、どうしたことか、干上がっている。雨が少ない訳ではないので、何かの事情で水を抜いているのだろう。
長らく池の底に沈んでいたと思われる自転車が出現している。町の真ん中にある池って、いろいろなものが沈んでいるようだ。普段目にすることの無い池の底を見せつけられると、少し怖い。
泉北ぐるりんでは、毎回のようにスタンプポイントに指定されている、泉北すえむら資料館。このあたりの住宅開発で出土した須恵器などが展示されている。
泉ヶ丘駅で、約6.8kmの荒山コースは終了。あらためて泉ヶ丘駅のビルを観察すると、天井の目の届きにくいところにイルカの模型が飾られているなど、かなり力の入ったものだと感じる。40年ほど前のことだが、千里ニュータウンに続く、未来型住宅都市の中心として建設されたのだから、当時のデベロッパーの意気込みは相当なものだったのだろう。
高島屋・パンジョの前では、地元の太鼓演奏グループによる、力強いパフォーマンスが披露されていた。
泉ヶ丘駅のハーバーガーショップで少し休憩した後、あらためて、本日2コース目となる、小谷城コースに出発する。駅の近くには、大きな集合住宅が多い。よほど離れないと、カメラのフレームには建物全体が入りきらない。
大蓮公園のなかにある埴輪広場。埴輪の顔が少し崩れてしまっているのは、実際に出土された埴輪を再現しているものなのだろうか。それとも、設置されてから剥げ落ちたのだろうか。
小谷城は、鎌倉時代からこの地で勢力を持っていた小谷氏の居城で、南北朝時代には、南朝方の拠点のひとつともなったところらしいが、城址は、阪和第一泉北病院の敷地内となっている。いつものことながら、入院患者さんたちのお邪魔にならないように気を遣いながら、病院の中を通らせていただいている。
病院内の小高い丘の上にある小谷城址の石碑。
病院のある小山の麓に、小谷城郷土館がある。かつては小谷家の邸宅だったらしいが、今は資料館として、その一部が開放されている。
立派な門には、数多くの門札が重ねて貼り付けられている。かなり古いものばかりで、書かれた文字はほとんど読み取れない。
和田川沿いを上流に向かう。鴨や亀がたくさん棲息している。
こちらを、じっと見つめる猫と遭遇。カメラを向けると逃げる猫が多いのだが、この猫ちゃんは、じっとこちらを見てくれている。何に興味を持ってくれているのだろうか・・・。
スタンプポイントになっている美多禰神社に到着。
げげっ。まだ16時48分というのに、拝殿横にあるはずのスタンプ台が片付けられてしまっている。社務所に行ってみると、16時くらいまでしか置いていない、とのこと。「明日また来てください」と、言われても、困るんだけど・・・。悲しい・・・。
泉北ぐるりんのパンフレットには、17時まで、と書いてあるじゃぁないか。スタンプラリーを舐めてもらっては困るのだ。
ネタバレになるのかもしれないが、もう載せてしまおう。泉北ぐるりんのスタンプラリーは、この数年ずっと、せ・ん・ぼ・く・こ・う・そ・く・・・・・と、スタンプの配置は決まっている。今回は、ついに、全制覇を諦めることになった。
長年続いた、泉北ぐるりんだが、開催者側にも参加者側にも、マンネリ感が溜まっているように感じる。リフレッシュがなければ、もう長くは続かないように思う・・・。
まとめ
歩行距離 約16km
所要時間 267分 (4時間27分)
歩数 22800歩 (しっかり 15200歩)