長門有希ちゃんの消失(西宮図書館スタンプラリー)

2016年1月17日(日)


西宮市で開催中の「長門有希ちゃんの消失~図書館に行こう」スタンプラリーに出かける。ライトノベルからスピンアウトした人気アニメなんだそうだ。アニメには、西宮のアチコチの風景が登場するそうで、特に図書館が重要な場所となっているらしい。尼崎(忍たま乱太郎)、神戸北野(あるいとう)、宇治(響け!ユーフォニアム)などのアニメの聖地巡礼イベントも最近見てきたが、どこでも観光客誘致に大いに効果を上げているようだ。



実は、この「長門有希ちゃんの消失」どころか、西宮が舞台となって海外でもヒットしたという「涼宮ハルヒ」シリーズそのものを知らない・・・。だからといって、ウォーキングのモチベーションはさほど下がるものでもないのが、スタンプラリーストの性。市内の3図書館にあるスタンプを求めて、香櫨園駅から歩き始める。



先日も訪れたばかりの夙川に沿って歩き始める。空気は冷たいが、美しく整備された緑と川辺が心を和ませてくれる。



香櫨園駅から歩いて数分。まずは郷土資料館に併設された中央図書館に到着。どういった経緯かは不明だが、賑やかな西宮北口や市役所付近ではなく、芦屋との市境に近い閑静な住宅街に中央図書館がある。



「長門有希ちゃんの消失」の特別展示を開催中の中央図書館で、無事ひとつ目のスタンプをゲット。図書館を巡るスタンプラリーは、これまで大阪や奈良で経験しているが、駅などと異なり、訪れる人の多くはモラルが高いせいか、スタンプや台紙の保管状態も良いため、気持ちよく歩き回ることができる。



阪神香櫨園から、次は阪急西宮北口に向かう。途中通過した阪神西宮駅には、阪神バス?を改造した靴の修理屋さんがある。レトロなバスの中を覗いてみたいと思うのだけど、今のところ靴の修理に用はない・・・。



西宮北口駅の北東口(ややこしいぞ)に立つ2棟の高層ビル、ACTA西宮の中に北口図書館がある。もとは古い商店街などが立ち並んでいたところだが阪神大震災で壊滅的被害を受けたところだ。折しも今日1月17日は21年前に震災が発生した日。ここに来るまでにも、多くの人が並ぶ震災慰霊の記帳場や、半旗となった国旗・市旗を目にした。



2つ目のスタンプもゲットし、次は甲子園球場近くにある鳴尾図書館に向かう。甲子園球場に対抗するように、西宮北口駅の南に建てられた西宮球場は、子供のころ、憎たらしいほど強かった阪急ブレーブスの本拠地だったところだ。今は大型ショッピングセンター、阪急西宮ガーデンズになっている。



センター試験の真っ最中だが、いくつもの私立中学校の入試も行われているようだ。



阪急西宮北口駅と、阪神甲子園駅の間を通過しているJR東海道本線。アサヒビールなど巨大工場が多いこともあり、1kmほども踏切どころか歩道橋さえ無い区間が続いている。



阪神甲子園球場。この手の巨大建造物は全貌を撮影することは極めて難しい・・・。大改修が行われて数年経つが、外壁を蔦が覆いつくすまでには、まだ年月が必要なようだ。



辺りは随分暗くなってきたが、阪神パークの跡地に建設された大型ショッピングセンター、ららぽーと甲子園に隣接する鳴尾図書館で最後のスタンプをゲット。どの図書館でも、スタンプの脇に「聖地巡礼」するファンのためのノートが置かれていたが、書き込みがビッシリ。このアニメの人気ぶりを思い知らされた。



スタンプコンプリートの記念品を貰うため、ららぽーと甲子園のなかにある西宮市の情報発信スペース「クリエートにしのみや」にやってきた。室内には長門有希ちゃんのパネルや写真がズラリと飾られていた。



3つのスタンプと、クリエートにしのみやで押印された記念品引き換え済スタンプ。「西宮流」は「西宮スタイル」と読むらしい。



記念品でもらった、本の栞や図書館の貸出票。ちっちゃな紙製品なんだけど、アニメファンには垂涎のグッズなんだろうなぁ・・・。



スタート前には、10kmも無かろうと思っていたのだが、結局、歩行距離12.5km。ACTA西宮や、ららぽーと甲子園の中を見て回った分、距離が随分伸びたようだ。