2012年10月7日(日)
昨年から始まった明石海峡スタンプラリーに出掛けた。明石でいくつ、垂水でいくつ、等、ルールが複雑なのだけど、とにかく12のスタンプで台紙を埋め尽くして、最上位の賞に応募しよう。
明石駅をスタートして、最初のポイントが「魚の棚」。スタンプラリーイベントが多い町なので、毎年何度も来るんだけど、今日は神輿や獅子舞まで出て、いつも以上の賑わいを見せていた。
明石港の淡路島行きのジェノバラインの乗り場が第二ポイント。高速道路割引や原油高騰で大打撃を受けている。以前、廃止された「たこフェリー」はタイに売却されたと聞くけど、元気にしているのだろうか。
明石海峡スタンプラリーを一旦中断して、先日、夜の潮海寺でスタンプを押し損ねた、神戸市西区のスタンプラリーのポイントになっている清水寺(せいすいじ)に向かう。明石川に沿って少し北に行けば、神戸市に入ってしまうのだ。新幹線近くの田園のなかに清水寺はあった。
無事15ケのスタンプを押印して、神戸市西区のスタンプラリーは完成。
清水寺から、明石海峡スタンプラリーに戻るべく、明石公園に向かう。
途中、回送中の神姫バスに遭遇。うまく写真に撮れなかったが、「すみません回送中です」と腰の低い、丁重な表示だ。調べると最近、この表示を採用するバス会社が増えているようだ。
明石公園。明石城の跡なんだけど、天守閣は残っていない。でも、いい感じの池があって、ボート遊びもできる。駅前とは思えない素晴らしい環境で、お気に入りの公園のひとつだ。
この日の明石公園はイベントが目白押し。芝生公園では、ダンスコンテストがいくつかの会場に分かれて開催されていた。衣装も踊りもレベルが高いけど、皆明石の人たちなんだろうか。
明石城址から文化博物館、さらに天文科学館に向かう。ウォーキングの定番コースだ。築50年を超すというが、ますます格好いい。国の登録有形文化財に指定されているのも頷ける。
このあたりは源平の戦跡が多い。今は天文町となっているこの地で戦死した平忠度の名を取り、かつては忠度町と言われていたそうだ。山陽電車のガード下にも、忠度が源氏方の武者と川を挟んで対峙した跡がある。
忠度(ただのり)といえば、官職の薩摩守が、無賃乗車の隠語になっていることで有名だけど、文武に優れた人物で、敵味方ともに戦死を惜しんだという。今年のNHK大河は見なくなって久しいが、忠度はどのように扱われているのだろうか。
昨年は明石と舞子の間に、2つスタンプポイントがあったんだけど、今年は無い。ひたすら歩くしかない。もっとも、舞子の手前にあるスーパー銭湯がスタンプポイントのひとつになっていて、ここで入浴したら、どっと疲れが出てしまい、途中リタイアしてしまったのだ。
国道2号線と山陽電車の線路の間にある、舞子のたたき地蔵。かなり大きな地蔵だ。木槌で台座を叩くとご利益があるそうだ。
明石の天文台から50分くらい歩いて、明石海峡大橋の根元にある、橋の科学館に到着。
明石海峡大橋のマスコット、わたる君。頭の上に、赤い自動車が載っている。
どのスタンプポイントにも、幟を立ててくれているので、とても判りやすい。
スタンプポイントになっている旧木下家住宅を探して、舞子公園内をウロウロする。JRの北側にも舞子公園の飛び地があることに気付かなかったのだ。昭和初期の豪邸だ。
マリンピア神戸にあるアウトレット。商業施設というより、テーマパークといった方が相応しい。エキスポランドもこんな感じになるのかなぁ・・・。凄い賑わいで、国道2号線も大渋滞していた。
スタンプポイントは、マリンピア神戸のなかでは、かなり地味な存在と思える「さかなの学校」。
舞子・垂水は、国道2号線の北側にJRと山陽電車の高架が走っているんだけど、この高架を渡るところが、実に少ない。マリンピアから1キロ以上歩いて、ようやく高架を潜ることができた。
高架を渡るのに、大幅な遠回りを強いられて、五色塚古墳に到着。前方後円墳だ。樹木が生い茂っていないので違和感があるけど、もともとは、こんな感じだったんだろう。明石海峡大橋も良く見える高台だけど、日が傾くのが早くて、逆光がすごい。
垂水駅近くの海神社。文字通り、海上交通安全などでご利益のある官幣中社だ。
最後のポイントの、垂水スポーツガーデン。テニスやフットサルを楽しむ人で賑わっていたが、スタンプポイントは、なんとゴルフの打ちっ放し場のフロントだった。
この垂水スポーツガーデンのあたりが、神戸マラソンの折り返しポイントになるようだ。垂水のマスコット、五色麻呂が描かれた垂れ幕が目を引く。
さて、スタンプは、インク内蔵式でデザインも作りもかなり凝ったものなんだけど、これが押しにくいし、インクの切れているものがあったり、ゴムが劣化しているものがあったり。
完成したスタンプ台紙はご覧の通り。美しさに欠ける・・・。
垂水スポーツガーデンで最後のスタンプを押してから、何気なく東に向かったのが失敗。最寄駅は少し西にある東垂水駅だった。山陽電車の駅間は短いはず、と歩き続けたけど、崖上にあるような滝の茶屋駅にはJRに阻まれて歩いて行けず、結局塩屋駅まで延々と歩く羽目になった。
まとめ
歩行距離 約17km
所用時間 310分 (5時間10分)
歩数 26000歩 (しっかり15600歩)