沿線散歩(8)垂水・舞子

2014年3月23日(日) ①


暑さ寒さも彼岸まで、とは良く言ったもので、みぞれまで降った一昨日とは異なり、日射しも暖かい。期間終了まであと1ヶ月余りとなった阪神・近鉄・山陽の3社沿線クイズ&スタンプラリー(沿線散歩)の垂水・舞子コースをやっつけることにする。



スタート駅は、山陽電車の霞ヶ丘駅。明石~須磨間は、沿線散歩などのスタンプラリーの舞台になることが多いところなので、大概の駅には降り立ったことがあると思っていたが、霞ヶ丘駅は初めてのような気がする。



霞ヶ丘駅から北へ、マップの道順に忠実に歩いていく。目指すのは絵葉書資料館。聞いたことないなぁ・・・。到着してみると、個人のご自宅の一部。しかも開館日は木・金・土の週3日。写真だけ撮らしていただいて、再び山陽電車の線路まで南下する。



山陽電車の南側に沿って西に向かう。線路が山の斜面に設置されているため、線路横の道路を歩いていると、目線がちょうどレールの高さに合う。



舞子公園の中にある旧木下家住宅。以前、中に入ったことがあるところだが、地図に忠実にやってきた。もっとも今日はお庭の写真だけ撮らせていただくだけで失礼する。



舞子を突き抜ける明石海峡大橋。ここからさらに西に進み、西舞子でUターンして、今度は海岸に沿って垂水に戻るというコースなので、後で明石海峡大橋はもっと間近に見れるはずだ。



とにもかくにも、坂の多いところだ。並行して走るJRと山陽電車の線路や、明石まで見通すことができる海を眼下に、急坂を手摺に捕まりながら下っていく。



西舞子の駅でUターン。早咲きの桜が、既に八分咲きとなっていた。



舞子六神社。六ってなんだ?と訝しく思い、神社の案内を読むと、伊邪那岐、伊邪那美など6柱の神様をお祀りしているところから名付けられたようだ。



この辺りを歩くたびに気になっているお地蔵さん。お堂も付いた立派なお地蔵さんなんだけど、鉄道と国道に挟まれた地蔵堂の傍に近づくのは、簡単ではない。



幕末に異国船を打払うべく設置された舞子砲台跡。ここに来るたび、せっかく雄大な瀬戸大橋の袂にあるのだから、もっと大きな大砲の模型にすれば良かったのに、と感じていたのだが、これって、モニュメントというより、ベンチなんだよね。確かにベンチとすれば、適正なサイズだ。



橋の科学館のお土産コーナーには、明石海峡大橋のマスコット「わたるくん」のグッズが多数。頭に車を乗せた橋桁形のわたるくんは、何となくお気に入りのキャラクターなのだ。



明石海峡大橋。晴天のおかげで、向こう岸の淡路島まで、よく見渡すことができる。



舞子公園内の海岸沿いにある孫文記念館。通称、移情閣。薄緑色に塗られた八角形の塔がユニークだ。



クイズポイントの「根上がり松再生植樹記念彫刻」。この石版の数はいくつか、というのが問題。47枚、48枚、49枚と1枚違いの三択とは、厳しいぞ。何度も石版の回りを歩いて数えなおした。



で、根上がり松って、何だ?と調べると、風や波などで土が浸食されて根の部分が露出したものらしい。海岸で良く見かける根元が大きく曲がった松のことだ。海岸の傍で根上がり松が再生されようとしていた。根元の土が浸食されやすいように、わざわざ小高い丘に植樹されている。



最後の訪問ポイント、4世紀の前方後円墳の五色塚古墳にやってきた。樹木の無い禿山の上に埴輪類が並んでいる光景は、古墳の原形とは判ってはいるが、違和感が拭えない。何度も来ているところだが、地元の名所としてPRが奏功してか、徐々に来訪者が増えているように思う。



五色塚古墳に隣接した小壷古墳。こちらは円墳だ。柵に囲まれ、表面が芝で覆われた古墳を歩いて一周したが、やはり古墳らしさを感じない。百舌鳥古墳群のようなステレオタイプな古墳に慣れきってしまったのだろう。



山陽垂水駅まで歩いて、ゴール。まだ時間も体力もあるので、もう1コースやっつけてしまおう。山陽電車で三宮に移動する。(沿線散歩(7)に続く)


まとめ


歩行距離    7.0km
所要時間    187分 (3時間07分)
歩数       14900歩