西宮~三宮(阪神×近鉄10周年スタンプラリー)

2019年5月4日(土)


先日近鉄生駒から西大寺まで歩いて2つのスタンプをゲットした、「阪神×近鉄つながって10周年記念スタンプラリー」。今日は西宮駅と三宮駅のスタンプをゲットするため、2駅間を歩こう。



そこそこ距離もあるし、身体も疲れているので、面白味はないけど国道2号線をひたすら歩いていくことにする。



頻繁に歩いているはずなんだけど、不思議なもので歩くたびに新しい発見がある。いつの間にか西宮市内の2号線歩道は自転車道と歩行車道に分離されていた。



JRさくら夙川駅。10年ほど前にできた新しい駅。道路上に波型屋根がお洒落な駅が設置されている。何よりも驚いたのが駅名。夙川名物の「さくら」を駅名に付けるとは随分と思い切ったことをしたと感じたものだ。



今やアチコチの川で見られるようになった鯉のぼりが夙川でも行われている。考えてみれば、鯉って川にいるものなんだから、川の上に鯉のぼりを吊るすというのは、ごく自然な発想のようにも思える。



芦屋市に入ると、「大楠公戦跡」の大きな石碑が立つ公園がある。最近ずっと整備工事中だったものが遂に完成したようだ。それにしても打出合戦の主力は新田義貞だったはずなんだけどねぇ・・・。



芦屋川を渡る。ここから見る六甲山系の姿を見る度に特別な思いが過る。



国道のすぐ北にある赤鳥居。近くに神社が見当たらないだけに、長らく不思議に思っていた。最近知ったのだけど、ここから500mほども先にある森稲荷神社の鳥居なのだ。



さらに東に進むと、赤鳥居に負けず劣らず存在感のある大きな地蔵が立っている。国道地蔵だ。国道2号線での交通事故が多発することを憂い、交通安全を祈念して昭和7年に建てられたものだ。



摂津本山を超えたところにある小さな神社の鳥居に、「阪神・淡路大震災の為再建」の文字が見える。国道地蔵もそうだったけど、このあたりの鳥居、地蔵、灯籠など、寺社仏閣の多くの構造物は、震災後に再建されたものだ。



国道に面したお店に大行列ができている。見るとアイスキャンディ・ソフトクリームのお店。5月にしては暑い日だけど、これほどの行列ができているとは相当美味いに違いない・・・。が、後ろ髪を引かれる思いで先を急ぐ。



六甲ライナーが国道2号線の上を走っている。ポートライナー同様に無人運転だし、ゴムタイヤだし、無人駅ばっかりだし・・・、と開業当時は大丈夫なのかぁ?と思ったものだ。震災での被害はあったものの、開業から20年間、安全と収支を両立しているようだ。



住吉川。すぐそこにJRが走っているはずなんだけど鉄橋は無い。芦屋川同様、住吉川でもJRは川の下を走っている。天井川なのだ。六甲山からの急流が多くの土砂のため、河床が上昇して天井川となった・・・、と理屈は分かるんだけど、今もってピンと来ない・・・。一度徹底的に歩きまわってみようかな。



付近の神社に露店が出ていて訝しく思っていたのだけど、だんじり祭が行われている。改元の記念でだんじり曳航をしている町もあると聞くが、この地域では毎年5月の最初に祭礼が行われるらしい。



六甲道南公園。震災後整備された公園らしい。どうやら大きな貯水槽や大量の防災備品があるらしい。この石材が貼られた斜面になった広場は震災で揺れる大地を表現しているとも聞くがホントだろうか・・・。



2号線の歩道を延々とあるいていくけど、あまり目を惹くものもなく、惰性で足を動かしているだけのウォーキングになってきた。



春日野道あたりで2号線を逸れて商店街をブラつきながら細い道を進んでいく。かなり激しい文面でゴミ捨てのルール徹底を訴える注意書きが目につく。



旧西国街道を三宮方面に進む。街道は延々と続いているのだけど、三宮近くになると、急に旧街道らしい意匠を施した構造物が散見されるようになる。



広場にロダンの狸の石像がある。「考える人」のオーギュスト・ロダンとは全く関係なく、芝居好きの狸がこのあたりにあった芝居小屋での懸命な頑張りを湛えて「魯之男子」→「ロダン」と呼ぶようになったという。



阪神三宮駅でスタンプを重ね圧し。これで7駅中4駅のスタンプを押した訳だけど、ようやくおおよその図柄が見えてきた。



歩行軌跡。西宮から三宮まで一直線。電車に乗っても同じような軌跡になるはずだ。